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第一章

第九話 マッチングアプリは役に立たない

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私はマッチングアプリに絶望している弱者男性である。

マッチングアプリで手当たり次第にいいねを送っているとたまに、本当にたまに詐欺師ではない女性とマッチング出来ることがある。

ただ私のような弱者男性とマッチングした女性はやる気がない人が多い。

やる気のない女性は次のような感じだ。

返事が「はい」「いいえ」「しらない」「固有名詞を書くだけ」と言うキャッチボールが皆無な返答しかしてくれない。

もし女性側にやる気があるのなら、コミュニケーション能力にだいぶ問題がある。

まだ詐欺師と会話していた方がマシだ。

質問されるとストレスがたまるから質問しないでと言う人もいた。

何も知らない人とコミュニケーション取るときに質問せずに会話を成立させるすべを私は知らなーい。

要するにマッチングアプリは私のような弱者男性には何の役にも立たないと悟った。

やはりこの年齢だともう少し年収を上げないと子供を産みたい女性は相手にすらしてくれないのである。

はあ、やはりお金だなと私は思った。

おまけで私が詐欺師からもらった面白い言葉を教えよう。

LINEを交換したいと言ってきたので、相手が詐欺師だとわかっていた私は断った。

そのあとに送られてきた言葉である。

「お前は臆病な犬だ!」
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