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*27 有能相談員の手腕 *
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俺は「無理だ」「できない」と嘆くオルレアの背中を撫でながら、
「〈調理師〉スキルがないと開業できないって、乱暴じゃないですか? 〈料理人〉はどうするんです? 今の話じゃ廃業するしかなさそうだし……混乱しません?」
「もちろん、そういう意見は出ていますよ。そもそも衛生観念なんてものがなかったときに取得した〈調理師〉スキルなんて信用ならない、という意見もあります」
「そりゃそうでしょう」
スキルは生き物で、世の中の発展とともに取得に必要な知識や技術が変化していくそうだ。それはつまり、今後、〈調理師〉スキルを取得しようと思ったら、食品衛生についても学ばなくてはいけなくなる、ということである。
「そのため、〈調理師〉であっても食品衛生の試験を受けて合格しなくてはいけない、と変更になりました。おそらくは、完全施行されるまでに他の料理系スキル保持者も試験を受けて通れば、これまで通り問題なく営業ができるようになるでしょう」
なるほど。三年の猶予があるなら大丈夫だろう。と、思いきや……
「勉強なんて無理だよぉ~っ! そんな、時間も体力もっ……! うわぁあぁ~っ!」
オルレアさん、机に突っ伏して大号泣。相当、追い詰められてるな、これは。
「大丈夫。大丈夫だよ、オリー」
俺は彼の背中を撫でながら、彼を励ます。
「あ、そ、そうだ。ねえ、オリー。じゃあさ、〈調理師〉スキルを持った誰かが、タリーの台所の店長として雇われたなら、どうする?」
こういうケースもあり得る。俺の問いかけに、オルレアはピタリと泣き止んだ。ゆっくりと顔を上げ、まるで魂が抜け落ちたかのような顔で
「スキルを持った新しい店長……じゃあ、ぼくは……?」
「え? 二番手として働く……」
俺が答えると、オルレアはたっぷり三分ほど間を置いて、
「それもムリィ~っ! 店の味が変わるかもだし、ぼくが作るのも変だし……っ」
再び突っ伏して、泣き始めた。
あ~……そっか。新しい店長がタリーの台所の味を知っているかどうかは分からないし、知っていても、それを作れるかどうかは別問題。オルレアの言う通り、店の味が変わってしまう可能性は十分にある。
オーナーが味を変えるなって言ったら、店長を差し置いてオルレアが作ることになるかもしれない。となると、店長としては良い気分ではないよなあ。
「こっ、このままだと、ここが嫌いになりそうなんだ。小さいころからずっと好きだったのにっ……大好きだったのに……っ!」
うわぁ……かなりヤバい。今日、このタイミングで店に来て良かった。ちょっとでもタイミングがずれていたら、オルレアの訃報を聞く羽目になっていたかも知れない……。
「オリー。そういうことなら、悩む必要なんてないじゃないですか。この店を憎まないでいいように、退職しましょう。その上で、新しい就職先を探せばいいんです」
ぽんっと手を打ち、チャールズさんが言った。
まあ、そうなるよな。……あれ? ひょっとして、これってチャンスじゃないか?
俺がこのウサギさんを雇えれば、自分の店を持つという夢がだいぶ前進するような気がする。俺はよそで働いて、地元飯を習ったり、ツテを作ったりしなくてもよくなりそうな気がするし。オルレアだって、新しい店の厨房スタッフとして働く、という希望が叶うわけだし……。新しい店の味は、お互いで相談しあって決めればいいしな。
…………無理強いはしない。しないけど……逃がさないぞ、ウサギさん。
「ひえっ?! え? 何?」
おっと、いけない。びっくりさせてしまったみたいだ。ウサギって、繊細な生き物だってどこかで見たような気がする。ここは、逃げられないよう慎重にいかねば。
一方、オルレアの反応を見たチャールズさんは、俺がターゲットロックオンしたことに気づかなかったようである。オルレアが驚いたことに、驚いたようで目を丸くし、
「そんなに、驚くことでもないでしょう? ただ、オーナーが店を続けると言ったら、オリーは新しく雇われた人に店の味を伝える必要がありますし、場合によってはタリーの台所のレシピをよそで使わないように言われることがあるかも知れないので、そこはお忘れなく」
「あ、はい。そうですね。でも、そんなに簡単に辞められるかな……マートルがいつ戻ってくるか分からないし……」
オルレアさん、しょんぼり。でも、チャールズさんは言いました。
「ところで、オリー。クランとギルドにマートルさんへの伝言を頼んだ、という証拠はありますか? 例えば、依頼の受注書。あるいは日記。誰かに話したとか──」
「え? え~っと……受注書とかはないですけど、日記ならあります」
「素晴らしい」パチパチと短い拍手をしたチャールズさんは、いつの間にか手紙を書いていたらしい。それを手に取り、くるりと裏返す。オリーブグリーンと蜂蜜色が混ざった封蠟は、双頭のライオンのスタンプが押されていた。「俺は、使える権力は使う主義です」
ライオンがデザインされているのは、さっきお使いに出て行ったライオンが関係してるんだろう。封蝋ってなんかカッコイイな~、なんてのんきに思っていたら、オルレアが
「双頭の獅子!? って、え?! ウソでしょ?! まさか……え!? ほ、ホント?! 本物!?」
座っていた椅子をガッターンとひっくり返し、大慌て。え? 何ごと?
「〈調理師〉スキルがないと開業できないって、乱暴じゃないですか? 〈料理人〉はどうするんです? 今の話じゃ廃業するしかなさそうだし……混乱しません?」
「もちろん、そういう意見は出ていますよ。そもそも衛生観念なんてものがなかったときに取得した〈調理師〉スキルなんて信用ならない、という意見もあります」
「そりゃそうでしょう」
スキルは生き物で、世の中の発展とともに取得に必要な知識や技術が変化していくそうだ。それはつまり、今後、〈調理師〉スキルを取得しようと思ったら、食品衛生についても学ばなくてはいけなくなる、ということである。
「そのため、〈調理師〉であっても食品衛生の試験を受けて合格しなくてはいけない、と変更になりました。おそらくは、完全施行されるまでに他の料理系スキル保持者も試験を受けて通れば、これまで通り問題なく営業ができるようになるでしょう」
なるほど。三年の猶予があるなら大丈夫だろう。と、思いきや……
「勉強なんて無理だよぉ~っ! そんな、時間も体力もっ……! うわぁあぁ~っ!」
オルレアさん、机に突っ伏して大号泣。相当、追い詰められてるな、これは。
「大丈夫。大丈夫だよ、オリー」
俺は彼の背中を撫でながら、彼を励ます。
「あ、そ、そうだ。ねえ、オリー。じゃあさ、〈調理師〉スキルを持った誰かが、タリーの台所の店長として雇われたなら、どうする?」
こういうケースもあり得る。俺の問いかけに、オルレアはピタリと泣き止んだ。ゆっくりと顔を上げ、まるで魂が抜け落ちたかのような顔で
「スキルを持った新しい店長……じゃあ、ぼくは……?」
「え? 二番手として働く……」
俺が答えると、オルレアはたっぷり三分ほど間を置いて、
「それもムリィ~っ! 店の味が変わるかもだし、ぼくが作るのも変だし……っ」
再び突っ伏して、泣き始めた。
あ~……そっか。新しい店長がタリーの台所の味を知っているかどうかは分からないし、知っていても、それを作れるかどうかは別問題。オルレアの言う通り、店の味が変わってしまう可能性は十分にある。
オーナーが味を変えるなって言ったら、店長を差し置いてオルレアが作ることになるかもしれない。となると、店長としては良い気分ではないよなあ。
「こっ、このままだと、ここが嫌いになりそうなんだ。小さいころからずっと好きだったのにっ……大好きだったのに……っ!」
うわぁ……かなりヤバい。今日、このタイミングで店に来て良かった。ちょっとでもタイミングがずれていたら、オルレアの訃報を聞く羽目になっていたかも知れない……。
「オリー。そういうことなら、悩む必要なんてないじゃないですか。この店を憎まないでいいように、退職しましょう。その上で、新しい就職先を探せばいいんです」
ぽんっと手を打ち、チャールズさんが言った。
まあ、そうなるよな。……あれ? ひょっとして、これってチャンスじゃないか?
俺がこのウサギさんを雇えれば、自分の店を持つという夢がだいぶ前進するような気がする。俺はよそで働いて、地元飯を習ったり、ツテを作ったりしなくてもよくなりそうな気がするし。オルレアだって、新しい店の厨房スタッフとして働く、という希望が叶うわけだし……。新しい店の味は、お互いで相談しあって決めればいいしな。
…………無理強いはしない。しないけど……逃がさないぞ、ウサギさん。
「ひえっ?! え? 何?」
おっと、いけない。びっくりさせてしまったみたいだ。ウサギって、繊細な生き物だってどこかで見たような気がする。ここは、逃げられないよう慎重にいかねば。
一方、オルレアの反応を見たチャールズさんは、俺がターゲットロックオンしたことに気づかなかったようである。オルレアが驚いたことに、驚いたようで目を丸くし、
「そんなに、驚くことでもないでしょう? ただ、オーナーが店を続けると言ったら、オリーは新しく雇われた人に店の味を伝える必要がありますし、場合によってはタリーの台所のレシピをよそで使わないように言われることがあるかも知れないので、そこはお忘れなく」
「あ、はい。そうですね。でも、そんなに簡単に辞められるかな……マートルがいつ戻ってくるか分からないし……」
オルレアさん、しょんぼり。でも、チャールズさんは言いました。
「ところで、オリー。クランとギルドにマートルさんへの伝言を頼んだ、という証拠はありますか? 例えば、依頼の受注書。あるいは日記。誰かに話したとか──」
「え? え~っと……受注書とかはないですけど、日記ならあります」
「素晴らしい」パチパチと短い拍手をしたチャールズさんは、いつの間にか手紙を書いていたらしい。それを手に取り、くるりと裏返す。オリーブグリーンと蜂蜜色が混ざった封蠟は、双頭のライオンのスタンプが押されていた。「俺は、使える権力は使う主義です」
ライオンがデザインされているのは、さっきお使いに出て行ったライオンが関係してるんだろう。封蝋ってなんかカッコイイな~、なんてのんきに思っていたら、オルレアが
「双頭の獅子!? って、え?! ウソでしょ?! まさか……え!? ほ、ホント?! 本物!?」
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