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第一章 街の闇
第一話 vsロックコング
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「ううん……」
「あ、おはよう」
太陽のように明るい笑顔で俺の顔を覗き込んでいる少女は、俺にとって初めての友達であるノアだ。
「ああ、おはよう……ていうか俺いつの間に寝てたんだ……」
俺は頭を掻きながら起き上がると、大きく体を伸ばした。
「は~っと……では、ひと眠りして疲れも取れたし、街に行くとするか」
「うん。行く」
ノアはニコッと笑うと、俺の手を握った。
手のつなぎ方が完全に恋人つなぎなのだが、互いにそのことには気づいていない。
俺は、ノアと共に街、ゲルディンへと向かって歩き出した。
「……なあ、近くにいるよな?」
「うん。いるね」
暫く歩いたところで俺たちは魔物の気配を察知し、その場に立ち止まった。
ノアは右拳を左手にたたきつけ、今すぐにでも、その魔物を殴り潰してやると、うずうずしていた。何やら、少しでも早く街に行って遊びたいとのことだ。
「……あのさ、ノア。ここは俺にやらせてくれないか? きつくなったら手助けしてほしいのだが……」
俺は元家族と金髪くそ野郎どもをフルボッコにすることを決意した。だが、今の強さでは勝つのは難しいと思っている。その為、少しでも強くなるために格上との戦闘経験を積んでおこうと思ったのだ。
ノアは俺の言葉に「ダメ、危ない!」と言いかけたが、何かを思い出したかのような顔をすると、「気を付けて」と言った。
「ああ、負けるつもりはない」
俺は力強く言い放った。
そして、それと共に木々の間から岩のような鎧に覆われたゴリラが姿を現した。
体長は四メートルほどで、碧色の瞳が俺の姿を映し出していた。そして、俺の姿を視認したこいつは、俺のことをおやつを見るかのような目で見てきた。
俺はこいつの姿を見て、「思ったよりも強敵だったな……」と呟いた。
こいつは危険度A+の魔物、ロックコングだ。
「では、〈創造〉〈操作〉薬石粉末化!」
俺は〈創造〉で作った薬石を粉末状にすると、〈操作〉でロックコングの眼に入れて、一時的に視界を奪った。
「グガアアァ!!!」
ロックコングは痛みで暴れ出した。そして、こっちに向かってくる。
だが、俺は前のような過ちはしない。
「〈創造〉〈操作〉落とし穴、土壁!」
俺はロックコングの足元の土を〈操作〉で俺の目の前に持ってくることで、ロックコングを二メートルほどの深さの穴に落とした。
その後、目の前に持ってきた土を〈創造〉で土壁にした。
ロックコングは深さ二メートルの穴に落ち、更にその上には高さ二メートルの土壁がある。その状態だけでも直ぐには抜け出せそうにないのに、今は追加で薬石による目の痛みがある。ロックコングからしてみれば、絶望以外の何物でもないだろう。
俺はこれに最後の仕上げをすることにした。
「後はこれで動けないな」
俺はニヤリと笑うと、土壁に手を当てた。
「では、〈創造〉砂化」
俺は土壁をロックコングの方に倒すのと同時に、土壁を砂にした。
そうすることで、大量の砂がロックコングに降り注ぎ、ロックコングは、顔以外全て砂によって埋まってしまった。
ロックコングは相変わらず暴れるが、砂というものは積み重なると意外と重くなるもので、ロックコングの力をもってしてもびくともしない。
「では、死ね!」
俺はそう告げると、〈創造〉で作った鉄剣をロックコングの眼に刺し、鉄剣はそのまま脳に到達した。
「ガ……」
ロックコングは脳を破壊されたことで息絶えた。
「ふぅ……いい感じだな」
やはり実践こそが一番成長できる訓練法だ。
ノアは俺の戦い方に目を見開き、驚いていた。
「戦い方が上手い。自分のスキルを完全に生かし切っている」
そう言うと、ノアは俺の元に駆け寄ってきた。
「魔力を回復させてあげる」
そう言うと、ノアは手を俺の胸に当てて、魔力を回復してくれた。
因みにさっきの戦いでは魔力を五パーセントほど消費した。
〈創造〉は素材からものを作るときはそこまで魔力を使わない。だが、素材を作るときは、さっきのような作りやすい鉱石類や木材でもない限り、それなりに魔力を消費してしまう。
「ああ、ありがとう」
俺はノアの頭を優しく撫でて礼を言った。
「う、うん。さ、街に行こ」
ノアはまた頬を少し赤らめて照れると、ドラゴン並みの力で俺の手を引きながら歩き出した。
「ちょ、痛いから! 頼むから優しく優しく」
「あ、ごめん」
ノアは口を半開きにして謝ると、力を普通の少女ぐらいに戻した。
仕草がいちいち可愛くて忘れてしまうが、この少女は街一つを遊び感覚で滅ぼせるほどの力を秘めているのだ。
俺はジンジンと痛む自分の肩を擦ると前方に視線を移した。
「じゃ、行く――ちょっと待って」
「ん? どうしたの?」
ノアは振り返ると、不思議そうな顔をした。
「いや、ロックコングの素材でノアの靴を作ろうかと思ってな」
「靴?」
ノアは首をコテンと横に傾けた。
「ああ。ほら、俺が今足に履いているやつだ。少し待っててくれ」
俺はそう言うと、ロックコングの死骸の前に座り、ロックコングの死骸に右手を当てた。
「〈創造〉」
俺は〈創造〉を使い、ロックコングの死骸から、一先ずロックコングの毛皮のシートを作った。ロックコングは体の大半が岩の鎧で覆われているが、別に毛皮がないわけではなく、ちゃんと岩の鎧の下に毛皮がある。
「よし、では、〈創造〉」
俺は次に〈創造〉で靴を作った。靴底の部分はロックコングの岩の鎧を使っている為、強度も問題ない。サイズも、ちゃんとノアの足と見比べながら丁寧に作った為、その心配もいらない。
「出来たぞ」
俺はノアに靴を手渡した。
そして、それを受け取ったノアは、俺の足元を見ながら、ゆっくりと靴を履いた。
「どうだ? なんか違和感とかはないか?」
「うん。なんか不思議な感じ。でも悪くない」
ノアは自分の足元を見つめながら言った。
「それなら良かった、では、行くか」
「うん」
こうして俺たちは再び街に向かって歩き出した。
「あ、おはよう」
太陽のように明るい笑顔で俺の顔を覗き込んでいる少女は、俺にとって初めての友達であるノアだ。
「ああ、おはよう……ていうか俺いつの間に寝てたんだ……」
俺は頭を掻きながら起き上がると、大きく体を伸ばした。
「は~っと……では、ひと眠りして疲れも取れたし、街に行くとするか」
「うん。行く」
ノアはニコッと笑うと、俺の手を握った。
手のつなぎ方が完全に恋人つなぎなのだが、互いにそのことには気づいていない。
俺は、ノアと共に街、ゲルディンへと向かって歩き出した。
「……なあ、近くにいるよな?」
「うん。いるね」
暫く歩いたところで俺たちは魔物の気配を察知し、その場に立ち止まった。
ノアは右拳を左手にたたきつけ、今すぐにでも、その魔物を殴り潰してやると、うずうずしていた。何やら、少しでも早く街に行って遊びたいとのことだ。
「……あのさ、ノア。ここは俺にやらせてくれないか? きつくなったら手助けしてほしいのだが……」
俺は元家族と金髪くそ野郎どもをフルボッコにすることを決意した。だが、今の強さでは勝つのは難しいと思っている。その為、少しでも強くなるために格上との戦闘経験を積んでおこうと思ったのだ。
ノアは俺の言葉に「ダメ、危ない!」と言いかけたが、何かを思い出したかのような顔をすると、「気を付けて」と言った。
「ああ、負けるつもりはない」
俺は力強く言い放った。
そして、それと共に木々の間から岩のような鎧に覆われたゴリラが姿を現した。
体長は四メートルほどで、碧色の瞳が俺の姿を映し出していた。そして、俺の姿を視認したこいつは、俺のことをおやつを見るかのような目で見てきた。
俺はこいつの姿を見て、「思ったよりも強敵だったな……」と呟いた。
こいつは危険度A+の魔物、ロックコングだ。
「では、〈創造〉〈操作〉薬石粉末化!」
俺は〈創造〉で作った薬石を粉末状にすると、〈操作〉でロックコングの眼に入れて、一時的に視界を奪った。
「グガアアァ!!!」
ロックコングは痛みで暴れ出した。そして、こっちに向かってくる。
だが、俺は前のような過ちはしない。
「〈創造〉〈操作〉落とし穴、土壁!」
俺はロックコングの足元の土を〈操作〉で俺の目の前に持ってくることで、ロックコングを二メートルほどの深さの穴に落とした。
その後、目の前に持ってきた土を〈創造〉で土壁にした。
ロックコングは深さ二メートルの穴に落ち、更にその上には高さ二メートルの土壁がある。その状態だけでも直ぐには抜け出せそうにないのに、今は追加で薬石による目の痛みがある。ロックコングからしてみれば、絶望以外の何物でもないだろう。
俺はこれに最後の仕上げをすることにした。
「後はこれで動けないな」
俺はニヤリと笑うと、土壁に手を当てた。
「では、〈創造〉砂化」
俺は土壁をロックコングの方に倒すのと同時に、土壁を砂にした。
そうすることで、大量の砂がロックコングに降り注ぎ、ロックコングは、顔以外全て砂によって埋まってしまった。
ロックコングは相変わらず暴れるが、砂というものは積み重なると意外と重くなるもので、ロックコングの力をもってしてもびくともしない。
「では、死ね!」
俺はそう告げると、〈創造〉で作った鉄剣をロックコングの眼に刺し、鉄剣はそのまま脳に到達した。
「ガ……」
ロックコングは脳を破壊されたことで息絶えた。
「ふぅ……いい感じだな」
やはり実践こそが一番成長できる訓練法だ。
ノアは俺の戦い方に目を見開き、驚いていた。
「戦い方が上手い。自分のスキルを完全に生かし切っている」
そう言うと、ノアは俺の元に駆け寄ってきた。
「魔力を回復させてあげる」
そう言うと、ノアは手を俺の胸に当てて、魔力を回復してくれた。
因みにさっきの戦いでは魔力を五パーセントほど消費した。
〈創造〉は素材からものを作るときはそこまで魔力を使わない。だが、素材を作るときは、さっきのような作りやすい鉱石類や木材でもない限り、それなりに魔力を消費してしまう。
「ああ、ありがとう」
俺はノアの頭を優しく撫でて礼を言った。
「う、うん。さ、街に行こ」
ノアはまた頬を少し赤らめて照れると、ドラゴン並みの力で俺の手を引きながら歩き出した。
「ちょ、痛いから! 頼むから優しく優しく」
「あ、ごめん」
ノアは口を半開きにして謝ると、力を普通の少女ぐらいに戻した。
仕草がいちいち可愛くて忘れてしまうが、この少女は街一つを遊び感覚で滅ぼせるほどの力を秘めているのだ。
俺はジンジンと痛む自分の肩を擦ると前方に視線を移した。
「じゃ、行く――ちょっと待って」
「ん? どうしたの?」
ノアは振り返ると、不思議そうな顔をした。
「いや、ロックコングの素材でノアの靴を作ろうかと思ってな」
「靴?」
ノアは首をコテンと横に傾けた。
「ああ。ほら、俺が今足に履いているやつだ。少し待っててくれ」
俺はそう言うと、ロックコングの死骸の前に座り、ロックコングの死骸に右手を当てた。
「〈創造〉」
俺は〈創造〉を使い、ロックコングの死骸から、一先ずロックコングの毛皮のシートを作った。ロックコングは体の大半が岩の鎧で覆われているが、別に毛皮がないわけではなく、ちゃんと岩の鎧の下に毛皮がある。
「よし、では、〈創造〉」
俺は次に〈創造〉で靴を作った。靴底の部分はロックコングの岩の鎧を使っている為、強度も問題ない。サイズも、ちゃんとノアの足と見比べながら丁寧に作った為、その心配もいらない。
「出来たぞ」
俺はノアに靴を手渡した。
そして、それを受け取ったノアは、俺の足元を見ながら、ゆっくりと靴を履いた。
「どうだ? なんか違和感とかはないか?」
「うん。なんか不思議な感じ。でも悪くない」
ノアは自分の足元を見つめながら言った。
「それなら良かった、では、行くか」
「うん」
こうして俺たちは再び街に向かって歩き出した。
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