【完結】転生して妖狐の『嫁』になった話

那菜カナナ

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26.転生(★)

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 かおるさん達が帰ってから1週間後。俺はリカさんと2人、例の小屋の中にいた。

 行灯あんどんの灯りが揺れる薄暗い部屋の中で、横に2つに並べられた布団を捉える。俺はその左側の枕元に、抱えていた物をどさりと置いた。

 シロツメクサの冠、千羽鶴、布製のお守り、丸い小石、赤い木の実、大豆、鉢巻き、かんざし……などなど、何ともバリエーション豊かだ。

「里のみんなから?」

「お守りだそうです。無事に転生出来るようにって」

「ふふふっ、そう」

 1つ1つのお守りを指でなぞっていく。愛おし気だ。送り主を想像して和んでるんだろうな。

優太ゆうた

「はっ、はい」

 いよいよか。重たくなった唾を飲み込みながら、リカさんと向き直る。

 リカさんは寝巻に身を包んでいた。真っ白な浴衣姿で帯まで真っ白。全部絹で出来てる上等なものだ。行灯の淡い光に照らされて、一層綺麗だなと思う。

「……っ」

 息を呑んだ直後、そっと抱き締められた。初めての時みたいだ。唾が鉛みたいに重たくなって、心臓がバクバクして、でもちょっとワクワクもしてる。

「始めていくね」

「はい――んっ……」

 唇が重なり合う。じっくりと体温を移し合った後で、ゆっくりと啄んでいく。撫でるように、味わうように。

「んんぅ……んっ……ぁ……」

 舌を吸われる。花の蜜を吸うみたいに。背中がビクビクと跳ねて、嬌声が漏れ始めた。

「優太……っ」

 澄んだべっこう飴みたいな瞳がとろけていく。

 俺の手は自然と自分の首元へ。組紐の感触を確かめてふっと笑みを零した。

 この紐には妖力封じの効果がある。これを付けている限り俺の胸からは妖力は出ないし、催淫効果が発動することもない。

『儀式を安全に、正確に行うためにこれを付けてもらいたいんだ』

 リカさんに求められた時、正直嬉しかった。いや、都合が良かったって言った方がいいな。

 人間の姿で迎える最後の夜は、出来るだけ自然な形で愛し合いたい。

 そんな乙女ティックな願望を口に出さずに済んだんだから。

「始めていくね」

「はっ、はい!」

 布団の上に、白い魔方陣みたいなものが展開し始めた。

 そんな布団の上に、そっと押し倒される。ここは魔法陣のちょうど真ん中のあたりだ。

 小さく息をついている間に、手早く帯が解かれていく。

 そう。これが儀式。

 俺がすることと言えば――ぶっちゃけるといつもと変わらない。リカさんに身を委ねてみっともなく喘ぐだけだ。

 そうしている間に、リカさんが俺の魂の形を変えて妖狐にしてくれるらしい。

 嘘みたいな話しだけど、リカさんから『体が開くと魂も弄りやすくなる。痛みを緩和出来たりするから、房事を通じて行うのは割と合理的だったりするんだよ』何て聞かされて妙に納得してしまった。まぁ、『それなんてエロゲ?』とは思ったりもしたけど。

「んっ……、またそこ……」

 リカさんの舌が乳首に触れた。苦笑いを浮かべるばかりで止める気はないらしい。

 舐めているのは左側。この間、穂高ほだかさんに舐められてしまった方だ。

「この前、散々……っ、一晩中舐めまくったじゃないですか!」

「まぁ、そうなんだけどさ」

 不貞腐れたように唇を窄める。前々から思ってたけど、リカさんって結構なヤキモチ焼きだよな。まぁ、可愛いし、(しんどい時もあるけど大抵は)ありがたいからいいんだけど。

「……そっか。ごめん。痛いよね」

「いや、今はもう大分いいんですけど――んっ!? へっ!? えっ!?」

 下腹部が妙に温かいと思ったら――リカさんが俺のを咥えてた。口いっぱいに。何の躊躇ちゅうちょもなく。

 よく見ると左側の頬が出っ張てる。俺のチンコが押し上げてるんだ。

「ちょっ、りっ、リカさん! いいですよ、そんな――あっ!」

 頭を上下に動かして扱き始めた。ヤバイ。どうしよう。凄く気持ちいい。全身がビリビリするのに頭がぼーっとして。甘ったるい声も止まらなくなる。

「んっ、んんっ、ん……っ!」

 リカさんはちょっと苦しそうだ。当然だよな。喉の奥まで咥え込んでるんだから。それに臭いし、味だってきっと最低だ。申し訳ない――のに、同じぐらい興奮もしてる。俺もやっぱ男なんだな。

「んんっ! あっ……」

 ナカにリカさんの指が入ってきた。それと同時に、俺の体が勝手に震え出す。

 期待してるんだ。この体はもう知ってしまっているから。抱かれる快感も悦びも。

「あっ! りか、さ……ぁ……!」

 リカさんの細くて長い指が俺の体を開いていく。先っぽもちゅーちゅー吸われてもう堪らない。

「いっしょ、……やっ……あっ!? あっ、やぁ……あンッ!!」

 追い打ちとばかりに俺のイイところを擦り始めた。容赦がない。ひたすら擦られて、俺の体はバカみたいに跳ね上がる。

「り、か……ダメ! ダメっ、そんな、だっ、だぁああぁああ!?」

「ん゛!?」

 一気に脱力した。イったんだ。乱れた呼吸を整えようとするけど、どうにも思うようにならない。

「「ゲホッ! ……ゴホッ!!!」」

 咳がはもった。リカさんの方に目を向けてみると、ちょうど口元を拭っているところだった。

「飲んだんですか……?」

「うん。ご馳走様♪」

「~~っ」

 こんなん秒で復活だ。俺は羞恥心に耐えきれずに、両手で顔を覆った。マジでもう穴があったら入りたい。

「んぇ!? ちょっ!? 何で?」

「ふぅ?」

 リカさんがまた咥え出した。挿れるんじゃないのか? 今、解してたよな?

「悪いけど、今日はこれの繰り返しだよ」

「フェラ……口淫と後ろを指で弄るだけってことですか?」

「そうだね。私は極力平静でいないといけないから」

 そうか。そうだよな。セックスはあくまで補助的なもので、本命は魂を弄ること、なんだもんな。

「あっ! んんっ!」

「儀式が終わったら、またいっぱいしようね」

 無邪気に笑いながらを再開していく。一方通行だな。人間最後の夜なのに。身勝手な不満が胸の中に湧き上がっては消えていく。

「んんっ、はっ……ぁ……」

 そんな不満を抱いてしまったせいか、2回目は何だか妙に遠くて。イケそうでイケない。

 お腹の奥がむずむずする。欲しい。リカさんのが。リカさんので思いっきり突いてほしい。奥の奥まで。そんで抱き締めてキスをしてほしい。とろっとろに蕩けるようなそんなキスを。

「……っ、リカ、さん」

「ん?」

 ダメだ。ダメなのに、欲しいと思ったらもう止まらなくて。

「……先っぽだけ」

「先?」

「先っぽだけでいいから、……ナカに……っ」

 俺は指で自分のそこに触れた。リカさんが大きく目を見開いて――困ったように笑う。

「……ごめんなさい」

「いや、謝るべきは私の方だよ。ごめんね。儀式に気を取られるばかりで、君に対する配慮がまるで出来ていなかった」

「いえ。これは単に俺が堪え性がないって言うか、俺が淫――」

 俺の唇にリカさんの長くて綺麗な指が押し当てられた。首を左右に振ってそれ以上は言わないように求めてくる。

「あっ!? はっ……!!!」

 入ってきた。リカさんのが。お腹が苦しい。一方で、物凄く幸せでもあって。

「リカ、さ……! んんっ! あっ……!!!」

「優太……っ、はぁ……優太……」

 俺が俺じゃなくなる。境界線も曖昧あいまいになって、リカさんと1つになるんだ。

「……動くよ」

「来て、っ!! あぁっ……♡」

 前後に揺すられる。奥まで突かれて、イイところを擦られて。

 銀糸みたいなリカさんの髪が俺の体を撫でていく。まだこれだけ、この髪の毛の分だけ離れてるのか。そう思うと何だか無性に悔しくて――俺はぐっとリカさんの体を抱き寄せた。

「んんっ、んふ……んっ……」

「はぁ……ん……ゆう、た……」

 舌を絡めてとろっとろのキスをする。邪魔しちゃいけないのに。ちょっとだけのつもりだったのに、どんどん欲張りになっていく。

「んぁ!? んぐっ……」

 何だ? 腰と頭が熱い。音もよく聞こえない。耳の辺りに違和感がある。

「リカ、さん……何か、変……っ、俺、変……」

 リカさんが笑顔で応えてくれる。だけど、今の俺には何も聞こえない。それでも、気遣ってくれてることは十二分に分かったから、子供みたいにこくこくと頷いて返していく。

「っ! ………~~~~っ!!!!」

 何かが爆ぜた。意識が一瞬飛んだ気がする。明滅する視界の中で必死に目を凝らした。目の前には変わらずリカさんの姿がある。その顔は何故か多幸感に満ち満ちていて。

「良かった。本当に良かった」

 ぐっと抱き寄せられた。俺はそのままリカさんの膝の上へ。尻にあった地味な痛みが少し抜けたように思う。それに……部屋の中、こんなにイカ臭かったか? リカさんの声もいつもよりクリアにハッキリと聞こえるような気がする。

「あっ……」

 俺は恐る恐る手を伸ばした。頭の上にはもふもふな何か。振り返れば、尾てい骨のあたりから黒い髪の毛みたいなものが伸びていた。

「尻尾だ。俺の尻尾……」

「うん。黒くてふわふわで綺麗だね」

「っ!」

 リカさんが銀色の尻尾を絡めてきた。お互い太めだから厳密には乗っけてるって感じだけど。

「これからはこういうことも出来るね」

「サイコーデスネ」

「ふふっ、それは良かった」

 リカさんが馴染みの穏やかな笑顔を浮かべた――のに、その笑顔は直ぐにすっと引っ込んで。

「どうかしました?」

「……あのさ」

「はい?」

「…………自分のだけで、その……満足しないでね?」

「っ!?」

 この里に来たばかりの頃、リカさんは言っていた。

『結構好きな子が多いんだよ。その……もふもふ? されるの』と。当時の俺はチキり過ぎて聞けなかった。でも、今なら!!!

「リカさんもその……モフられるのが好きなんですか?」

 聞いてやった。達成感と確信からか俺の鼻息は自然と荒くなる。リカさんはそんな俺に臆してかすーっと目線を逸らした。

「好きなんですね?」

「…………うん。好きみたい。優太にされて、それで初めて気付いたんだけど」

「…………………………………………」

「っ! やっ、ヤダな。目が怖いよ――っ!」

 リカさんは身の危険を感じてか、ぐっと俺の胸を押して離れようとした。けど……ふっふっふ、無駄だ!

 リカさんのそれは俺の中で勃起したまま。絶賛2回目の射精の準備中だ。3回目の射精を終えるまでは、俺達は絶対に離れられない。

「こっからはもう遠慮しませんからね♡」

「許して――うわあぁああ!!?」

 俺はその後――3回目の射精が終わるまでリカさんをモフり倒した。

 お陰様で文字通りの最高のスタートを切れたわけだけど。

「……なるほど。これが離婚危機か」

「すっ、すみません。調子に乗りました」

 リカさんはすっかり拗ねてしまった。

 長男である上に、厳しく育てられてきたこともあってか、モフりを許容するのにはまだまだ抵抗があるみたいだ。

 ぶりっ子は出来るのにな。いや、あれは……そうか。否定されること前提でやってるおふざけみたいなものだから許容出来るのか。

「……そこから攻めてくのもありかもな」

 ようは甘やかされることに慣れてないんだろう。ぶりっ子を誘発させて、そっからゴリゴリに甘やかしていけばいい。

 俺のやりたい先行ではあるけど、リカさんにとってもいいガス抜きになるだろうし、悪いことばかりでもない……よな?

「何、考えてるの?」

「いっ、いえいえ! 何も?」



 ――多分、これでいい。こんな調子でやっていけばいいんだと思うんだ。

 辛いことも沢山あるだろうけど、それに負けないぐらい楽しみも作って、それで――生きていく。1000年先も、2000年先も。リカさんと、みんなと一緒に。


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