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【断章】―現在、それから― [3]
しおりを挟むやおら、赤く染まった彼の頬の上、一筋の涙が伝う。
その雫を、僕は寄せた唇で掬い取った。
『したい…したいよ、好きなんだからアタリマエだろ。――でも、俺は、おまえを……!』
『ああ、それも大丈夫。だって、僕が君を抱くから。君が挿れられなくても何ら問題ないよ』
『――は……?』
『まあ最初はねえ、やっぱり僕が挿れられる側に回るつもりでいたんだけどね。不本意だけど、多少なりともお互い経験のある側で始める方が、事もスムーズに進むかな、って考えてたから。とはいえ、ある程度回数を重ねたら、僕の方から挿れさせて、って、お願いするつもりでもあったんだ。それが早まっただけだと思えば、何も問題ない、どころか、むしろ好都合?』
『えっと、それは、あの、つまり……?』
僕の言葉は、彼にとって、そんなにも想定外だったのだろうか。あわあわした素振りで目を白黒させながら言葉を出しあぐねている、そんなニールを上目遣いに見つめながら小首も傾げて、また更に畳み掛ける。
『僕の“初めて”はニールに捧げたい、っていう想いもあったから、なんだけど……だめかな?』
『いや、だめとかそういうワケでは決して……!』
『じゃあ、許してくれる? 僕に抱かれてもいいって、思ってくれる?』
『あ、うん、それは、まあ……別に俺は、コルトと繋がれるなら、もはやどっちでもいい、っていうか、その……』
言いながら、自分で出した言葉に恥ずかしくなったのか、再びぱあっと頬を赤く染めていく、その恥じらいようが、もう可愛くて仕方ない。しかし相手は怪我人、このまま昂った勢いに任せて押し倒すわけにもいかない。ただでさえ、座って話していただけだというのに、そろそろ疲れてきたような様子も見せ始めているのだ。むらむらする気分を必死に抑え込みながら、その熱を帯びた頬に軽くキスを落とすだけに、何とか自分の衝動を押し止めた。
『それなら、もう心配するようなことは何も無いよね? だったら言って欲しいな、ちゃんと。――僕に抱かれたい、って……言って? 君の口から、それを聞きたい』
また更に色濃く頬を染める、そんな彼の耳に吐息を吹き掛けるように唇を近づけて、再び『言って』と、囁くように強請る。
『僕は、ニールのこと、ちゃんと愛したい。もう、今すぐにでも抱きたくて繋がりたくて仕方ないよ。――ニールは、そう思ってはくれないの?』
『俺だって……今すぐ繋がりたいと思ってるよ。――コルトに、抱かれ、たい、よ……』
ようやく彼の口から引きずり出した言質に、どうしてもニンマリと頬が緩んでいくのを止められない。
『じゃあ、怪我が治ったら、いっぱいしようね』
再び彼の身体を自分の両腕に囲い込んで、浮かれたようにそれを告げる。
『それまでは毎日、キスしようね』
『うん……』
『それと、傷に障らない程度に、身体も慣らしていこうね』
『――う、うん……』
『大丈夫だよ、君が心配するようなことは何もしないから。だから一緒に、気持ちいいこと、しよう』
『あ、あの、じゃあ……俺、拡張した方がいいのかな?』
『うん……?』
『尻の穴……男同士だと、そこ使うんだろ? 拡げておかなくて大丈夫かな、って……拡張するための道具とかも、あるみたいだし……やっぱそれ必要なのかな、って……』
『…………うん、そうだね』
誰だニールにそんな余計な知識を落とし込んだのは! と、ちょっとばかりイラッとはしたものの。
とはいえ、自分からそんなことまで言い出してくれるくらいには、僕と身体の関係を結ぶことを本心では嫌がっていたり…とかは無さそうだ、ということがうかがえて。貰った言葉に嘘はないと解ってはいたけれど、でも少しだけホッとした。
『そう、拡張の件だね、拡張、ね……うん、そういえば、そのことについて以前、トゥーリ様と真剣に意見交換して突き詰めてみたことがあったんだけどね……』
『は……? ――て、ちょっと待てコラ……!』
やおら語る僕を遮ったニールが、そこで一転、それまでの恥じらいどこいった? ってくらいに、がらりと表情を変えて問い詰めてくる。
『何でおまえとアクス騎士が、よりにもよってそんなもんについて「真剣に意見交換」なんぞしなきゃなんないんだよ!?』
『え? そんな今さら改まって「何で」って訊かれても……僕、昔から普通に、トゥーリ様に恋愛相談とかしてるし、そういう話の流れで、何となく……?』
『はい……? ――恋愛…相談……?』
『やっぱり、身近な経験者から話を聞く、って、大事じゃない何事においてもさ。ましてや、トゥーリ様とかレイノルド様は、僕のことだけじゃなく、君のこともよく知っているワケだから尚のこと……』
『おいコラ待て、おまえアクス騎士だけじゃなく、レイノルド様にまで、そんな相談、持ちかけてんの……!?』
『うん。あと、ジークさんとか、騎士サマたちとか、ニールをよく知っていて経験豊富そうな人には、あらかた……』
『おいおいおいおいおいおい……!!』
そこでニールが、唐突に脱力したように布団の上へと突っ伏した。
『――てことは、この島に居る人間のほとんどが、俺たちのこと知ってるってことじゃねえか……!』
それこそ、何を今さら? である。――何も言わなかったところで……あれだけ僕が日々あからさまにベタベタとニールに纏わりついていたというのに。言わなければバレないとでも、本気で思っていたんだろうか? なにそれ萌える。どこまで色事に疎いのこの子。
僕としてはむしろ、そうすることで、明らかにニール狙いのヴァーリス騎士を牽制する、っていう含みもあったりしたんだけど……まあ、それは言わぬが花というものかな。
――本当にさあ……思い出すだけでハラワタが煮えくり返ってくるんだけど、何なのさあの如何にもな正義漢ヅラした目の上のタンコブ騎士は……!
自分がニールに振り向いてもらえないからって、僕に疑いの目を向けてくるのはどうかと思うんだよね。彼が僕へ向けてくれる優しさが、僕に過去の弱みでも何らか握られてのことじゃないか、みたいなことまで勘繰っていたようで。…まあ、そこは、そもそも僕が、あの鬱陶しい男に対してのみ、あくまでニールの目の届いていないところで、彼との仲を殊更に見せつけてみたり“近寄るな”って牽制してみたり、被った猫をかなぐり捨ててまで色々やらかしていた所為、でもあったんだろうけども。…にしたって、あんなにシツコく諦めの悪い面倒な男だとは思わなかった。どんなに見せつけても牽制しても、こっちが何かやればやるほど、ヤツは僕の“裏”を勘繰り、よりニールを構おうとするようになっていったのだ。もはや、その姿を目にするだけで、苛々なんぞとっくに通り越して腹立たしくまでなっていたほどだ。しかし、他の人間の前では“良い子”の仮面を被っている僕は、そんな腹立たしさを表面に出すことなど出来ず。そのようなこと、特にニールにバレたら、彼の中で自分の株が下がってしまうではないか、そうなったら、みすみすあの面倒な騎士に付け入る隙を与えるようなものではないか、と、もう必死こいて隠そうとし、なおさら彼にべたべた纏わり付いてしまうことになり……となると、余計にあの粘着騎士も対抗心なんぞを燃やしてきやがって……という、もはや無限ループの悪循環までもが、そこに出来上がっていた昨今、だったのである。――絶対に言わないけどね、こんなことニールには、知られてたまるか絶対に。
どうやら急に体勢を変えたことで傷に響いたのか、布団ごしにくぐもった声で呻いているらしい、そんなニールの背を優しくぽんぽんと叩いてやりながら。『まあ…いいじゃない、そんな細かいことは』と、殊更に何事でもないかのような口調を作って、あっけらかんと言ってやった。
『大丈夫、みんな僕らに協力的だったよ。反対するような人も居ないし、晴れて恋人同士になれました、って報告したら、きっと祝福してくれるよ』
『――そういう問題じゃない……』
『ああ、じゃあ、気に掛かっているのは拡張のことかな? えっと、それね……突き詰めてみた結果、結論から言うと、必要ないよね? ってところに落ち着いたんだ確か。そりゃ最初は拡がってなきゃ苦しいかもしれないけど、回数を重ねていけば自然と慣れて拡がってくるものでもあるし。そもそも、よっぽどの体格差があるとか、穴の大きさに見合わないデカブツをお持ちだとか、そういう理由でも無い限りは、別に拡張までしなきゃなんない必要性も無いしね。前戯が面倒だから最初から拡げておく、っていう愛の無い考え方は、もとより論外だし。それに、あまり拡げっぱなしにすると、本来の穴の機能に問題が生じちゃうでしょ。息の長い性生活を望むのなら、それは当然、避けて通りたいからね。あと何より、自分以外の何かで大事な穴を拡げられてしまうのも、ちょっと癪に障る、っていうか……そう考えると、やっぱり自分のもので自分の大きさに合うように拡げたいよね、っていう話になって……てゆーか、拡張云々以前に、慣らす過程でアンアン鳴かせるのって燃えるよね、ムラムラくるよね、って方面の話にも飛び火して、そっち方向から考えると、やっぱ無理に拡張とかはしないで、前戯にタップリ時間をかけて自分の手で解してあげる、っていう方法が、自分にとっても相手にとっても、最も滾るのではないか、と……』
『――もういい……わかったから、もう黙れ……』
そんな言葉でストップがかかると同時に、どこまでも深いタメ息までもが聞こえてくる。
『ニール……どうしたの? 怒った? 何か嫌だった?』
『別に……』
『じゃあ、ちゃんと顔、見せて? こっち向いて?』
『…………』
不承不承といった体で、ようやく傷の痛みに呻きながらも身体を起こしてこちらを見てくれたニールは……むっすりと唇を引き結び、どこか怒ったような表情ではあったけれど。なのに頬がほんのり赤く熱を帯びていて。
それだけで、ああなんだ照れていただけかと思わせてくれた。
軽く尖らされていた唇が可愛くて、またもや衝動的に口付けてしまう。
『そういうカオするから……もう欲しくて欲しくて堪らなくなる』
『なっ……!!?』
言いかけた唇は、重ねたキスで封じる。
『早く君を、身も心も僕のものにしたいな。そして、ニールは僕のものだ、って、みんなに言って回るんだ。こんな可愛いニールは、もう誰にも渡したくないもん。僕のものだから手を出すな、って、誰彼問わずに見せつけてやりたい』
だから諦めて? と、そしてニッコリ笑って告げてみた。
『今はまず、早く怪我を治して……それから真っ直ぐ僕のもとに堕ちておいで。寄り道はナシだよ。――待ってるからね、ニール』
そんなこんながあってからの、だいたい二週間―――。
そろそろ頃合いかな、と、思わないでもない、今日この頃のこと。
「――あっ……!!」
僕の眼前で、ニールが悩ましい声を上げている。
「だめ、そこは、ああっ……!!」
開脚させた彼の中心にあるソレが既に大きくそそり立ち、腰がぴくっと揺れるたびに、たらたらと垂れる先走りが、その下で動く僕の手にまで、その飛沫をぱたぱたと落としていた。ぬらぬらとした濡れた光を帯びて、それを見ている僕の情欲までをも煽ってくるようだ。
まるで甘い蜜に誘われる虫のように……僕の唇が、その濡れた昂りに自然と吸い寄せられてしまう。
「ヤ、ああっ、それ、は、だめ、ぅんうっ……!!」
何とか堪えようとしている嬌声が、だからこそ尚更、色っぽく耳に響いてくる。――声を抑えようとする方が逆効果だ、って、いつになったら学習するんだろうな。そういうところが、もう可愛くて仕方ない。
暴発しそうになる自分の昂りを何とか抑えながら、彼をもっと高みに連れて行くべく、舌と手の動きは止めない。
中に差し入れた指は、もう三本目。彼が悦ぶ場所は、多分もう知り尽くしている。なのに、ずっとそこを避けては、彼を焦らし続けていた。
「…イッていいよ、ニール」
そそり立った彼のソレに舌を這わせながら言うと、嬌声交じりの「そこで喋んな…!」なんていう声が聞こえてくる。
「じゃあ、喋れないように、僕の口、塞いでみる?」
「え……?」
彼が問い返す隙も与えず、すかさず僕は、彼のソレを口いっぱいに頬張る。
そして唇でサオを扱くように動く、と同時に、中で動かしていた指を、ようやく彼の悦ぶ場所へと這わせた。少しだけ、指に載せた力を強めにして、その襞の中へ押し込めるように。
「――――!!?」
声にもならぬ声で、ニールがひときわ高く鳴き声を上げ、瞬時にして昇り詰めたのが解った。
口の中で、彼の吐き出した熱い奔流が迸る。
それを僕は、ゆっくりと口内で転がし、そのままごくりと嚥下した。
寝付いていたニールが歩けるようになって以来、一日の最後に互いを高め合ってから眠りにつくのが、もはや毎日の習慣のようになっている。
まだ治り切らぬ傷に配慮しながら、彼の身体に無理がかからない塩梅を見計らいながら、徐々に中での快感を覚えさせていった。
そしてニールは、僕のソレを慰めてくれる。手で、舌で……そして、互いのモノを擦り合わせることもした。
僕は、彼にしてもらうことなら、何をやっても快感にしかならないけれど。
さすがにニールの方はそうはいかなかったようだ。最初は中を弄られることに違和感を覚えずにはいられなかったみたいで、前のソレを弄るほど容易くは快感を拾ってはくれなかった。
それでも挫けず、毎日毎日、同じことを一週間も続けていれば、自然と慣れてもくるのだろう。
最初は一本でもキツくて入らなかった指が、二本に増え、とうとう三本目を入れられるまでになってようやく、中での刺激にも色気を帯びた反応を返してくれるようになってきた。
固く閉ざされていた蕾も、慣れてきたことで柔らかくなったのか、開きっぱなしということは無いが、それでも解そうとすればそう時間もかけずにすぐやわやわとした感触を帯びるようになっていて。始めたばかりの頃に比べれば、多少は拡がり易くもなってきていた。
だんだんとニールの身体の準備も出来てきたな…と思っていた頃に、ちょうど抜糸も済ませられた。
それが、そろそろ僕の我慢もきかなくなってきたかな…っていう頃合いと重なったのは、果たして偶然なのだろうか―――。
「――ご…ごめん、俺だけ先に……! 今度は俺が、コルトの、する、から……」
ようやく荒い息を収めたニールが、そう言って身体を起こそうとするのを……無言のまま僕は押しとどめる。
「え、コルト……?」
「今はまだ激しい運動は控えた方がいい、ってことくらい、わかってはいるんだけどね……」
独り言めいて呟きながら、寝台に横たわる彼の脚の間に割り込んでいた僕は、まるで内緒話でも囁くかのように、こちらを見上げる彼の顔へと自分のそれを近付けた。
「もうそろそろ、大丈夫な頃かと思って」
「ん? 何のことだ?」
「実はレイノルド様にお願いして、明日、君の休日を貰ってる」
「は……?」
「ついでにジークさんにもお願いして、君の仕事を代わってもらえるように、話も付けてきた」
「それ、は……」
「だから、ね……明日はお寝坊しちゃっても、君を咎める人は、誰もいないよ?」
「…………」
そこまで言えば、ニールにもこちらの真意は伝わったとみえる。やおら瞳が円く瞠られたと思ったら、続いてじわじわと頬が赤く染まってゆく。
そんな初心な反応を返してくれる彼の微笑ましい姿を目の当たりにしてしまったら、そそられずにはいられない。
逸る気持ちを精一杯押し隠して……ダメ押しとばかりに、僕は強請った。
「だから……今夜は一緒に、夜更かし、しよう?」
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