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Hey jude 2
しおりを挟む合唱祭の曲ぎめは毎年スムーズに終わる。
自己主張が強い子と、波風立てたくない人。
このどちらかにS高生は属している。
美和は波風立てたくない側だ。
前者が「この曲がいい」と言えば、大体それに倣う。
文句は言わない。言うなら代案出すのが当たり前。
そして仕切ってもらえるならそれで良し。
3年の、美和のクラスもまた同様だった。
自己主張が強いグループには長髪パーマの山西くんをはじめ、よく言えば華やか、悪く言えば派手な人たちが属している。
最近塾帰りに遭遇する一ノ瀬も、その中にいる。
よく発言するのはそのグループの人にしてはだいぶ話しやすい沢田くんだ。次いで、山西くん。
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