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しおりを挟む『私達に余興も受付も両方やらせた理由は?他にも紗香側の招待客いたよね?私達と待ち合わせするときに毎回必ず30分以上遅刻する上に謝らないよね?私達を舐め切っているからできることだよね?私達はね、紗香の奴隷じゃないんです』
『唯の結婚式のときに女子会のみんなが受付やってたじゃん?あれ見て華やかだなーって思ったからお願いした笑』
……えっと?受付については笑がついて、遅刻や私達が奴隷化してることについてはスルー?
いやいやいや、例え紗香といえども、人の心は持っているはず。少し、待とう。
……30分、待ったよ?スルー決定?いや忙しいとか?
いやいやいや、仕事をついに辞めたって言ってたぞ?それも自慢げに。専業主婦デビューした紗香さんは私の過去最高お怒りメールよりも優先するべき事項があるわけね?
……はい、更に1時間待ったよ?計1時間半、待ったよ?
もう、いいよね?
もう、切っても、いいよね。私、頑張ったよね?
『私達を奴隷化してることについて、遅刻について言及する気は無いわけね。私達の人権は完全無視。もう友達でも何でも無い。二度と私に関わらないでください。電話番号もブロックします』
送信ボタンを押した私は、紗香の番号をブロックした。
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