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Prologue 3
しおりを挟む2学期の途中辺りから離れて暮らす母が倒れたことにして。ちょいちょい早めの退勤(それでも18時過ぎてたけど)をかましてやって。
母が入院したことにして、看病に行かなきゃいけないアピールをして。
実家の家業を手伝わないといけないことにして(私の実家は家業なんて無いけど)年度末で退職する旨を校長に伝えておいた。
3学期に入ってから年度末に退職することを職員には公表。担当してた校務分掌の引き継ぎも無事完了。
ゴミ達の嫌味や八つ当たりは変わらずあったけど。辞めるとなったらもうどうでも良かった。
最後の出勤を終えて学校の門を出た瞬間は最高だった。
そして今。
叔母の家で居候している。
実家になんて帰ったら母が口煩く仕事復帰を迫ってくるのが目に見える。
のんびりダラダラと過ごして。
お金が足りなくなったらバイトして。
「人生の夏休み」と称して羽を伸ばしていた。
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