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オーダーストップ 5

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Aのフロアのテーブルの灰皿の交換をしていた。

灰皿を交換している最中でもお客さんは会話を続ける。

「武田って男変わる度にやつれるよなー」

え?武田さんって私の知ってる武田さん?

咲妃と同じ小学校同じクラス。クラスは違えど、同じ中学校だった。

小学校のときは既に服装は派手で、中学生になると男関係が派手なグループに属していた。

話をじっくり聞きたいが、彼らはお客。私は店員。
ポーカーフェイスを保ってそのまま違うテーブルへと移動する。

灰皿交換を終えて持ち場に戻る。
小川さんと目が合う。少し微笑む。

持ち場では木下さんと店長はもうそれぞれに違う仕事をしていた。

どうやらイジられるのは回避したらしい。
お盆を戻した咲妃は洗い上がったコーヒー皿を拭き始めた。
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