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オーダーストップ 1
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「あ、師匠だ」
店長が客には聞こえないが私達には聞こえる声で言う。
「師匠?ですか?」
「そう。今A3に入った客、坂田利夫に似てるじゃん?」
A3では木下さんが接客中だ。
最近よく来店しては毎回デニッシュクリームを一人一個注文するお客さんだ。
この店のデニッシュクリームは直径30cmぐらいあり、一人で食べるにはかなり大きい。
「そうか、だから師匠…」
「ホット2、デニッシュ2です」
木下さんが持ち場に戻ってオーダーをキッチンに通す。
「ぶれないですね。A3のお客さん」
「師匠はブレないもんなんだよ」
「師匠?」
木下さんはA3のお客さんが師匠と呼ばれていることを知らない。
「坂田利夫に似てるからだって」
咲妃は耳打ちした。
店長が客には聞こえないが私達には聞こえる声で言う。
「師匠?ですか?」
「そう。今A3に入った客、坂田利夫に似てるじゃん?」
A3では木下さんが接客中だ。
最近よく来店しては毎回デニッシュクリームを一人一個注文するお客さんだ。
この店のデニッシュクリームは直径30cmぐらいあり、一人で食べるにはかなり大きい。
「そうか、だから師匠…」
「ホット2、デニッシュ2です」
木下さんが持ち場に戻ってオーダーをキッチンに通す。
「ぶれないですね。A3のお客さん」
「師匠はブレないもんなんだよ」
「師匠?」
木下さんはA3のお客さんが師匠と呼ばれていることを知らない。
「坂田利夫に似てるからだって」
咲妃は耳打ちした。
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