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ミスキャスト 2

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件の客のテーブルに戻る。

「ホットとソフトクリームにするということは可能だそうですが…」

「じゃあそれで。クリームコーヒーとホットで。」

「クリームコーヒーのコーヒーがホットのものと、ホットがおひとつずつでよろしいですね。失礼します。」

持ち場へと下がる。

気まずい相手、その人は未だ私が誰であるか気付いて無い模様。

覚えていなくていい。

寧ろ、そのまま忘れてもらっても構わない。

私にとっても良い記憶とはとても言えない。

店長がホット2つと別皿のソフトクリームをカウンターに出す。

やはり店長もしっくり来ない表情だ。
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