リア充になったので誰か私達を爆発させて下さい

８話

彼はもしかしたら



少し変なのかもしれない。





私はそう思ってしまった。







付き合ってから少しずつ少しずつ育ててきた





好きという気持ちが

一気に振り出しに戻った感じがした。


















「写真を撮ったり、
無茶なことを要求してくるの、
嫌だから、怖いから、やめてほしい」












勇気を出して、彼に伝えた。















「…分かった…ごめん、嫌な思いさせて」









この日から、




彼のそういう行動はぴったりと止まった、





話せば分かってくれる人でよかった、 

心底そう思ったけど、








やっぱり人間ってそう簡単には変われない。












どさくさに紛れて写真を撮ろうとする彼




やめてと毎回言い聞かせている



そんなやり取りももう疲れた。






嫌ならいいけど…というちょっと遠慮がちなワードを添えて、

相変わらず無茶なことを要求してくる彼、




出来る限り答えてあげたと思ったが



限界がある




無理だと思う度に

無理だと告げるのがしんどかった。