浮気されるのを死ぬほど恐れていた私が浮気してしまいました。

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最終章 後輩君との別れ?

66話

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「…………健太さんです………」







思った通り。






やっぱり相手は彼氏君。








「……あー……、
前健太さんについて聞いてきたもんね…
好きだったんだね……」



「はい……
でも…告白して、フラれました…」













!?






えっ、あっ、




告白したんだ!?



いつの間に!











「健太さん、彼女がいるって…
大事な彼女がいるから、ダメだって……
1回でいいから一緒に出掛けたいって言ったんですけど…それも断られました…」











"大事な彼女"








本当に彼氏君がそう言ったの……?







本当に私を大事に思ってくれてるの…?








私がなんでも言うことを聞くただの都合のいい女だったら




新人ちゃんみたいな私より若くて綺麗で優しい子が誘ってたら

ちょっとぐらい気持ちが揺らぐんじゃ……






でも、揺らがなかったってことは

本当に私を愛してくれてるって事なのだろうか…。










彼氏君とこの間話し合った後、





彼氏君は変わってくれたはずだと信じたいけど、
本当に変わったのか、本当に私を愛しているのか

信じきれずにいた。








でもこれは…
信じていいということなのだろうか。










「いいなぁ……
健太さんの彼女………
あんなに一途に愛されて…
羨ましいです…」













彼氏君の彼女が私と気づいているのかいないのか、



新人ちゃんは涙ぐみながら微笑み





そう言った。









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