浮気されるのを死ぬほど恐れていた私が浮気してしまいました。

第１１章 彼氏君との別れ？

６０話

「後輩君に、彼氏君の事相談してたの」








「……相談？」











嘘はついてない




事実だ







私は昨日




後輩君に彼氏君の事を相談していた







男性目線のリアルなアドバイスが聞けたらなって思って








相談したんだ。
















「私……私は、彼氏君にずっと不満があった………、
私は…他に誰かと付き合ったことがないから……彼氏君の行動がおかしいのか普通なのか分からない……、
だから………他の男性に…相談して……
リアルな意見を聞いていた……
やましいことはしていない…………、
遊園地も…おばちゃん達を探し回ってただけ……」




「不満って何」












……












言え！










言うんだ！










思ってること全部










どうせ別れるんだ








ここまで来て関係が良くなることなんてない







もう悪くなる未来しかない







別れる選択肢しかない










どうせ別れるなら







すっきりしてから別れるんだ。
















「……全部……言っていいの？」




「いいよ、言ってくれないと分からない」





「……わかった…」













私は目を瞑って深呼吸をし、






再び彼氏君の目を見た。














「彼氏君の………人を見下すような態度が…嫌い、

私は確かに会社で部下だし、年齢も下、彼氏君より頭も悪い、
でも…だからってなんでもかんでも言いなりにはなりたくない、
私は私の好きな服を着たいし買いたい、
いちいち彼氏君の許可をとるなんて嫌だ、
メイクも自分の好きなメイクをしたい、髪型も…、

言うこと聞かなかったからって怒られるのも嫌だ、
嫌いになるよって脅されるのももう辛い。

連絡も、朝晩の挨拶はまだ分かるけど…
何かする度にいちいち細かく連絡なんてしたくない…、

彼氏君の…デリカシーがないところも嫌い、

すぐ私をバカにしたような言い方をするのも嫌い、

このまま一緒にいたら…
私は彼氏君の事を恨んでしまう、
彼氏君も、私と付き合わなきゃよかったって
後悔すると思う、
だから私と別れてください…


というか…別れた方がいい……と思う」