浮気されるのを死ぬほど恐れていた私が浮気してしまいました。

第１１章 彼氏君との別れ？

５８話

"今花の家の前にいる、出てきて"










休日のお昼前、







目を覚ましてスマホを確認した私の目に飛び込んできたメッセージ、












彼氏君からだった。













えっ………
何……？




家の前……？
出てきて…？










なんだろう、


どうしたの？











なんとなく嫌な予感がする。











なんの話をされるのか
色々想像しながら






簡単にメイクをして、服を着替え









家の外へ出た。
















「おはよう」











そう言う彼氏君の顔は




怒っているようだった。













「…おはよう…」











まさか………

昨日後輩君と２人で話してたのを見られていたのだろうか、






会社から少し離れた公園だったけど





もしかしたらたまたま近くを通りかかったのかもしれない…、









どうしよう…







もし本当にそうだったらなんて言ったらいいんだろう……。












「話したいことがある
ちょっとついてきて」












そう言って彼氏君は
私を川沿いのベンチに連れていった。











川沿いに着き
ベンチに座る。










風が吹いて気持ちいい







目の前で川の水面がキラキラしてる、









周りには何組かカップルがいる、










幸せそうなムードが漂う中、








重く苦しいムードの私達。







今から怒られる









彼氏君に怒られる








恐怖で体が震えた。




























「…昨日の夜、仕事終わった後
太郎と何してたの」