浮気されるのを死ぬほど恐れていた私が浮気してしまいました。

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第8章 後輩君とデート?

43話

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【おばちゃん2人と一緒にいてね
太郎とは一緒にいないで】










時既に遅し




おばちゃん2人はどこかへ行き、

今ここには後輩君と私の2人きり、








 まずい、



バレたらまずい。











「私もちょっと行く所があるんだ
すぐ戻るからこの辺で待ってて」









このまま遊園地内をうろうろしておばちゃん達を見つけよう

そしてどうにかしておばちゃん達と行動して
後輩君とこ戻って、4人で行動しよう、






お土産屋さんに行くって行ってたな

お店の数は限られてるし
敷地もそんなに広くないし



すぐ見つかるだろう。









「行く所ってどこっすか??」

「あぁ…おばちゃん達を探しに……」









……って……










「後輩君なんでついてきてんの!?」









私の隣にはいつの間にか後輩君がいた。









「1人であんなとこで座って待ってるとか寂しすぎでしょ、無理です、僕も行く、
おばちゃん探すんでしょ?僕も探しますよ」

「えっ…………」








彼氏君達は1時間位戻ってこないし…

バレないとは思うけど…。











「…分かった…
一緒に探して、やっぱまとまって行動しておいた方がいいと思うし、早く見つけて4人で行動しよ」









2人きりはまずいよなぁ…

思いながらも





ほんの数分でも
後輩君と2人で遊園地をまわれるという誘惑に負けてしまった。










































お土産やさんをまわりながら
おばちゃん達を探す




お店を探せばすぐ見つかると思ったけど…
案外見つからない物だな…


もしかしたらもう買い物終わってさっきのベンチの所に戻ってるのかもしれない…。







「ねぇ、1回さっきのベンチに………」


「花先輩!見てこれ!超うまそう!
会社のお土産に買っていきません!?」








…のんきだな…







こっちはどうにかして罪を軽くしようと必死なのに………、





「先輩聞いてます!?
買って帰りましょーよー!」

「聞いてる聞いてる
会社のお土産は後でみんなで買うだろうし
やめとこ」







……はぁ…………











かわいい……………










今、この子の笑顔は私だけのもの





この数分間は後輩君を一人占めできる、








きっともうこんな機会はないだろう、








やっぱり今日来てよかった…。








楽しそうに遊園地内を歩いてる後輩君を眺めていたその時





私のすぐ真後ろを


ジェットコースターが横切った。









その瞬間すぐ我にかえった。











楽しんでる場合じゃない
早く4人で行動しないと……。









「先輩!!写真撮ってください!」






いつの間に現れたのか




遊園地のキャラクターの着ぐるみが私の目の前にいた、






そのキャラクターと並んで私に撮影をせがむ後輩君、







やっぱりのんきだ!






てか写真なんて撮れるわけないでしょ!
私のスマホに後輩君の写真が残ることになる、





「じゃあ後輩君のスマホで撮るから貸して」

「次の人並んでるし、もう先輩のスマホで撮ってください」








確かに撮影待ちの人が多い



さっさと撮って送って消してしまった方がいいか…。













諦めて
私は自分のスマホで後輩君の事を撮った。
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