浮気されるのを死ぬほど恐れていた私が浮気してしまいました。

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第4章 後輩君への想い

20話

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後輩君が新人ちゃんを好きになろうが私には関係ない


いざとなったら応援する。





そう思ったはずなのに、






私の目は、常に仲良さそうな2人を追っている。







今までだって
後輩君が女の子と話してる所を見たことはある、



でも、気になることはなかった、



あまりにも盛り上がってると
なんの話してるのかな??と気になることはあったけど……
今回はなんか違う。





モヤモヤする。






何を話してるのかな、

楽しそう。






2人はどれぐらい仲がいいんだろう


もしかしてもうそういう関係に……?




いやいやいやいやいや

仮にそうだとしてもどうだっていいじゃない

後輩君には後輩君の人生がある
弟みたいな可愛い子だけど
弟じゃない


私が関わる話じゃない。





心の中で言い聞かせても
気を抜くとすぐ私の目は後輩君と新人ちゃんの2人を追ってる。






……イライラする…





私いらなくない?



あの2人だけでよくない?




もう後輩君もほとんど1人で仕事できるし
教育係は後輩君だけでいいじゃない、


後輩君が社員じゃなくてアルバイトだから?






じゃあ私1人に教育係任せればいいじゃない

後輩君には他の事で成長してもらえばいいじゃない。







部屋中に響き渡る2人の笑い声





イライラが最高峰に達した。










「…ねぇ、そっちはもういいからさ
後輩君は向こうの作業やってくれない?
私もしっかり新人ちゃんに教えたいし」







イライラを抑えられず
無理やり後輩君を新人ちゃんから離してしまった。






「…分かりました、
じゃ後でね」









……"じゃ、後でね"………?





後でまた話すの?





いや、話すよね普通
同い年の友達ができれば、休憩時間に話したりするだろう、





でもなんの話?




あれだけずっと仕事しながら喋ってたのに
まだ話終わらないの?



そんなに長い話?









……なんでこんなに気になるんだろう





…私何してるの?








彼氏……いるんだよ?








彼氏君がいるんだよ!?











でも……誤魔化せなかった










私ヤキモチ妬いてる。







ずっと可愛い可愛いって思ってた



たまに男らしくて優しいとこあるけど
私にとっては弟みたいなもの





苦手な所とか
生理的に無理な所もいっぱいあるし
仕事以外の関係にはなりたくない。







ずっとそう思ってたのに、














私………
後輩君の事好きだわ。













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