浮気されるのを死ぬほど恐れていた私が浮気してしまいました。

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第4章 後輩君への想い

17話

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痛い










痛すぎる








年々酷くなっていっている生理痛




ちょうど今がピーク

そしてこういうときに限って…………








「花、この段ボール倉庫に戻してきてくれない?」






彼氏君が私に段ボールを差し出した。






なんで……なんでこんな時にこんな…

お腹に力入らないよ……
言おうかな…

でも…先々月も生理痛で休みもらったし…

頑張らないと…


でもちょっとゆっくり行かせてほしいな…
それだけ言おうかな…。





…ていうか気づいてよ…
恋人が体調悪そうだったら気づかない??

私だったらすぐ気づける自信あるけど…。








「ごめん…今お腹痛くて…
倉庫まで運ぶけど、ちょっとゆっくり行ってきていい??」

「え?お腹?
うんこ??トイレ行っておいでよ」















………うんこじゃねえよ…











しかもそこそこデカイ声で言われたから
何人か人が振り向いた



彼氏君にはこういうデリカシー無い部分がある


絶対こんなの言われたくないでしょって事でも平気で言う



言うだけならまだしも
人がいる前でも言うもんだから困ってる。









「…違うよ…生理痛…」






恥ずかしいけど
うんこだと思われたくなかったので

周りの人に聴こえるように生理痛だと言った。









「あ、そうなの?大丈夫?ゆっくりでいいよ、
薬飲んだの?」

「飲んだよさっき」

「不摂生な食生活してるからだよ
ちゃんと毎日お風呂につかって温まってる??夜更かしとかもしてるんじゃないの?」





周りの人が少なくなると
今がチャンスとばかりに私の生活について指摘してくる。





不摂生な生活してるのは確かだし
それも原因の1つかもしれないけど…



別に今こんな痛い時に説教しなくてもよくない…?


ていうかちょっと生活見直したぐらいで治るなら
この世に生理痛で悩んでる人なんていないよ…。







そう思ったけど、言い返すと喧嘩になりそぅだったから
素直に忠告を聞き入れるしかなかった。






モヤモヤしたまま


彼氏君から段ボールを受け取り
ゆっくり倉庫に向かった。







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