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11話
しおりを挟む「……分かった、
私もこれからもひかりと生きていきたい、
自分の価値観を変える良い機会だと思うことにする、
私、ひかりと結婚するよ」
千沙季は、僕の懸命な訴えを聞いて、
結婚すると言ってくれた。
それからの日々は幸せの絶頂だった。
お互いの親にはいつ言うか、
指輪はどんなのにしようか、
式は挙げるのか、
大好きな千沙季と永遠に一緒にいられる、
これ以上の喜びはきっともう無い、
死にたい僕も暫く出てきてない、
このまま僕は死にたい僕に勝ち、
これからも生き続けられる、
そう思ったのに
あと僅かで30になるある日、
突然千沙季が自殺を図った。
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