上 下
5 / 16

四章

しおりを挟む
 翌日、朝比奈は内川康晃の最後の原稿を持って渥美区にアオンモールの2階にある文芸社の名古屋支社の玄関に立っていた。文芸社は東京都中条区に本社を置く、日本大手総合出版会社で中学館、英集社と共に日本の3大出版社の一角を担っていた。朝比奈は、受付で事情を話して編集部へと案内された。
「失礼致します。内川先生の最後の原稿を預かってきましたが、責任者の方はいらっしゃいますでしょうか」
 朝比奈はカバンから大き目の原稿の入った封筒を取り出して声を掛けた。
「あっ、はい、編集長の草壁です。どうぞこちらへお越し下さい」
 奥のデスクに腰を下ろし、原稿を読んで難しい顔をしていた男性が手を挙げて立ち上がると、朝比奈に近づき連れ添って応接室へと連れて行った。
「先生から預かったものを、指示があり目を通して僕なりに数カ所修正したものをお持ちしましたので、確認をお願いします」
 原稿の入った封筒を差し出した。
「ありがとうございました。本来ならこちらから受け取りに行くべきですが、あのようになってしまって届けていただいて本当に助かりました」
 女性がお茶を運んで立ち去ったのを確認して中身を確認しながらお礼を言った。
「こんなことを言うと、先生にはとても失敬かもしれませんが、最後の原稿を書き終えられて僕にそれが渡っていて本当に良かったと思います。作品が未完となってしまえば、先生の気持ちを察すれば、本当に死んでも死にきれなかったでしょうから。ただ、ちょっと気になるのですが、原稿の最後に『it takes two to tango』という文が、僕が居ない間に書き加えられていたのです。草壁さんはその言葉の意味に何か心当たりはありませんか」
 朝比奈はずっとその言葉が頭に残って仕方がなかった。
「確かに書かれていますね・・・・・・・『it takes two to tango』タンゴは2人で踊るものですよね。奥さんを亡くされていますので、その意味を作品に込められていたのでしょうか。それくらいしか思い当たりませんね」
 最後のページをみて暫く考えてから答えた。
「僕もそれは感じました。でも、それなら、僕に渡す時に書き込まれていたと思うのです。ですから、僕が部屋を出て翌日に戻ってくるまでの間に先生に何か気持ちの変化があったんじゃないかと思うのです。例えば、その間に誰かと連絡を取っていた可能性はあるのですが、警察は病死だと思っていたくらいですから、携帯などの記録までは調べていないでしょうからね。あの時、こんなことも想定して、先生のスマホのデータを確認しておくべきでした」
 もっと冷静でいられればと残念そうに肩を落とした。
「あの、朝比奈さん、その行為は個人情報の取得となり犯罪行為になると思いますよ。それに、確かにニュースでは死亡原因については報道していませんが、内川先生は病死ではなかったのですか」
 朝比奈の言葉に次々と疑問が湧いてきた。
「どうでしょうね。今は、それを確かめる捜査はしているとは思いますが、昨夜の取り調べの感触では、流石に有名人の死ですから慎重に捜査しようとはしていますが、事件としては扱いたくないようですね」
 昨夜の島崎との遣り取りを思い出していた。
「えっ、朝比奈さんは先生の死は病気以外の可能性があると考えているのですか。それに朝比奈さんは警察の取り調べを受けたりして・・・・・・」
 あっさりと答える朝比奈に驚いた。
「はい、しっかりと取調室で、ドラマで定番のスチール机に折り畳みの椅子に座らされて、当時の状況などを聞かれました。あっ、カツ丼ではなく牛丼を奢ってもらいました。それは、僕が先生が飲んでいた薬を詳しく調べるように忠告して、病死以外の可能性もあることが分かったからなんですよ。普段は、食事代は自腹なのですが」
 ちょっと自慢気に話をした。
「あの、それって話してもいいことなんですか。まだ、情報としては報道されていませんよね」
 朝比奈の表情とは逆に心配気に尋ねた。
「いいんじゃないんですか、そのうち警察も発表すると思いますよ。警察はどのように結論を出すのかは分かりませんが、ここだけの話ですが僕は病死やましてや自殺によるものではなく、故意による殺害だと思っています」
 朝比奈は草壁に近づき小声で伝えた。
「えっ、まっ、まさか殺人事件なのですか」
 草壁は驚き大きな声を出した。
「あくまでも、僕の個人的な考えです。想像するのは自由ですからね。今、草壁さんはその根拠は何ですかって思いましたよね。色々なことがありますが、強いて言えば違和感ですかね。先生が最後に残した文もそうですが、僕に最後に掛けた言葉が『よろしく頼むよ』だったんです。『よろしくね』とか『頼むね』とは言われていましたから、その時も違和感を覚えました。それは僕へのメッセージであり、『it takes two to tango』はこの事件を解く為の動機に繋がるヒントではないかと思うのです。それで、草壁さんにも協力してもらいたいのですよ」
「えっ、私にですか」
 突然の申し出に動揺した。
「そんな大袈裟なことではなく、先生について知っていらっしゃることを教えていただきたいのです。例えば、先生は僕に冬文社から次の作品依頼が来ているとおっしゃっていたのですが、警察の捜査の結果ではそのような事実は無いことが判明しました。どうして先生が僕に嘘をついたのか理由は分かりませんが、文芸社として次回作についてどのように考えられていたのでしょう」
「そうですね。今回の作品を先ずは発刊してからの話でしたが、今は電子書籍等で紙での書籍数は激減しています。特に週刊誌の発行部数は酷く、子供の頃並んで買っていた『少年キッド』や色々な情報源となっていた『週間文芸』は来年度には休刊することが決定しているくらいですからね。人気があり出版すれば数十万部は売れた内川先生の作品も、最近は発行部数でも1万部に達しないことも多かったですからね。当社としても、今回の作品の売上によっては最後の依頼にしようかと上層部では決まっていたようですが、先日は作品を書き終えたので取りに来て欲しいとの連絡を受けた時には、次回作に対してとても意欲的だったので、何か心境の変化があったのかと驚いていたところです」
 機嫌の良い内川の電話越しの声が蘇ってきた。
「そうだったのですか。先程の冬文社の件も、依頼が来ていると僕に見栄を張ったのかもしれませんが、依頼をしてくれるとの自信があったのかもしれませんね。ただ、今回の作品もそうだったのですが、ちょっと気になることがあるのです。僕は先生の作品が大好きで、デビュー作から殆んど読んでいますが、ある作品から少し作風が変わったような気がするのです。同じシリーズ物でもどこがと言われても困るのですが、人情とか人間関係を重んじていたものが、トリックとか科学捜査の技法が巧みに使われるようになってきたように思います。当然人間ですので、成長や変化もするのでしょうが、反対に表現方法などが斬新というか新しさを感じていました。草壁さんは先生の作品をどう評価されていたのでいたのでしょう」
 朝比奈は左の顳かみを叩きながら、内川先生の作品のいくつかのエンディングシーンを思い出していた。
「そう言われればそんな変化もあったかもしれませんが、今はインターネットで情報を得ることはできますので、色々試行錯誤されていたのではないのでしょうか」
 作家の1つの作品を読み通すことはあっても、過去の作品との比較をすることは無く、指摘されても思い当たらなかった。
「先生の担当者はずっと草壁さんだったのですか」
 朝比奈は質問を変えてみた。
「いえ、最近、そう1年くらい前でしょうか。最初は持田定義というベテランが付き、その担当者が定年退職してからは、田中絵梨という女性の編集部員が引き継ぎ、今は私が担当しているのです」
「担当を外れたということは、部署異動とか他の支社に移られたのですか」
 編集長が作家の担当をしているのに違和感を覚えた。
「あっ、いえ、今は会社には出社していません。彼女の家庭は母子家庭で、お母さんが体調を崩されて1人では生活できない状態になってしまったのです。近くに頼れる親族もなく彼女が実家に戻って面倒をみることになったのです。彼女は会社に退職を申し出ていましたが、事情が事情であり内川先生にもとても可愛がっていただき、勿論仕事もできる子でしたのでお母様の体調の様子を見るということで、今も休職扱いとなっていたのですが、順調に回復して今月から施設に入所させることになりまして、その手配が完了したら直ぐに復帰する予定だったのです。ああっ、明後日に戻ってきます」
 草壁は手帳を開いてスケジュール欄を確認した。
「申し訳ないのですが、田中絵梨さんの入社の経緯や仕事ぶりについて教えていただけないでしょうか」
 事件には全く関係ないとは思われたが、内川と長らく接した人間でもあり、細かいことでも納得できるまで調べないと気の済まない朝比奈の悪い癖であった。
「そうですね・・・・・彼女は、父親を病気で亡くしているのですが、その父親は中学校の国語の先生で、趣味で推理小説を書いていたようなのです。そのきっかけは、同世代であり憧れでもあった内川先生が、サラリーマンを辞めて小説家になったことが刺激になり、自分も頑張ってみようと努力されていたようです。しかし、朝比奈さんはご存知ないかもしれませんが、教師というのはとてもハードで重労働な職業で、睡眠を削って書き続けていたのもあってか、身体を壊して亡くなったそうです。その事もあり、田中さんは父親が叶えられなかった小説家になるという夢をずっと追い続けて、大学の文学部を卒業後は実家でアルバイトをしながら小説を書き、色々な文学賞に応募していたのですが、入賞はしても大賞など特出する賞には当選することはできず、今度は色々な出版社に小説を持ち込むことにしたのです。しかし、先程も言いましたが、有名な作家でも出版を控える時代になっていましたら、読んではもらえても掲載やましてや本の出版などは難しいと断られ続けたようです。そして、当社にも小説を持ち込んできたのですが、その時に対応したのが私で作品を読まさせてもらいました。私は良い作品だと評価し、当時の編集長にも推薦したのですが、結果的には採用されませんでした。彼女には好感触であることを伝えていましたから、不採用を告げるのはとても辛かったです。そのお詫びではありませんが、当社に入社して勉強するのはどうかと打診したところ、もし尊敬する内川先生の担当ができる可能性があるとすれば是非にとの返事をもらい、丁度タイミング良く担当していた持田さんの定年退職が決まっていたので、推薦して担当を引き継ぐ事となり入社が決まったのです」
 途中でお茶を口に含みながら話し続けた。
「彼女の夢であった小説家についてはその後どうなったのでしょう」
 草壁の話をとても興味深く聞き終えると質問をぶつけた。
「内川先生の後押しで小説を出版する話もあったのですが、出版されることはありませんでした。出版に対しての厳しい事情も知っていましたし、出版担当として色々な作家の作品に触れるのも良いと生き甲斐を持って仕事に励んでいましたので、小説家になることは諦めていのかも知れません」
 田中との遣り取りを思い出していた。
「そうだったのですか。もう1つ気になることがあるのですが、確か内川先生には3人のお子さんがいらっしゃるはずですが、その誰とも同居されていませんよね。奥様がご健在の時はまだ分かるのですが、1年も経つのに同居される予定はなかったのでしょうか」
 右の人差し指を立てて尋ねた。
「詳しくは知りませんが、どのお子さんも同居する予定はなく、実家で過ごされる時は派遣で住み込みの家政婦を依頼して面倒を見させていたようですよ」
 声のトーンを下げて答えた。
「家政婦さんが住み込みですか・・・・・・」
 朝比奈が好きだった『家政婦は見た』の市原悦子さんの役を思い出していた。
「ああっ、女性ではなく男性だったようだよ」
 朝比奈が若い女性を想像したと誤解して慌てて言葉を追加した。
「そうだったのですか。草壁さん、申し訳ありませんが、その家事代行会社の名前はわかりますか」
 草壁の『男性の家政婦』に興味が湧いた。
「えーと、私も気になってメモしていたので・・・・・・あっ、あった。STNクリーンボックスです」
 手帳を捲って手を止めて答えた。
「やっぱり、STNクリーンボックスだったのですね」
「えっ、朝比奈さんはその会社、知っているのですか」
 朝比奈の即答に驚いていた。
「男性の家政婦と聞いてピーンと来ました。名古屋は勿論、全国でも3本の指に入る程の大手の家事代行会社ですからね。実を言うと、STNクリーンボックスには期間限定で僕も勤めていたのですよ」
 色々な形で個性的に散らかしてあった家の景色が懐かしく蘇った。
「本当に、家政婦をやっていたのですか」
 朝比奈が掃除に洗濯、朝昼夕の料理を作る姿を想像することができなかった。
「殆どのスタッフは家事代行に必要な資格、整理収納アドバイザー・整理収納清掃コーディネーター・ハウスクリーニングアドバイザー・クリーニングインストラクター・栄養士・管理栄養士・調理を持っていますが、僕はそれ以外にも保育士・介護士の資格も持っていますので、会社内でもSランクの家政婦として登録されていました」
 朝比奈は右手の指を折った。
「そ、そんな資格を持っているのなら、どうして今はされていないのですか」
 朝比奈を見る目が少し変わったようだった。
「飽きっぽい性格なのでしょうか、同じ仕事が続かないのです。それに、人生100年とは言われていますが、それでも限りはあります。資格の都合で、成りたくても成れない職業もありますが、生きている間にできるだけ色々な仕事を経験したいと思っているのです」
 草壁は口をポカンと開け、朝比奈の考えに付いて行けない状態であった。
「まあっ、家族も含め、友人にも理解はしてもらえていませんので当然ですよね。それでは、内川先生の最後の原稿ですのでよろしくお願いします」
 朝比奈は立ち上がり頭を下げて部屋を出た。そして、文芸社を後にした朝比奈は、その足で名古屋クラウンホテルへと向かった。
「あっ、高石さん、この度は大変でしたね」
 朝比奈は受付に足を進めると、フロアーマネージャーの高石に声を掛けた。
「はい、ホテル内で亡くなる方は居ましたが、内川先生のような著名人は初めての経験でしたので、スタッフを含め色々対応に苦労しました。朝比奈さんが居てくださって、本当に助かりました。小耳に挟んだのですが、警察の取調室で色々と聞かれたそうですね、大丈夫だったのですか」
 朝比奈を受付の片隅に連れて行って小声で話した。
「流石、高石さんは地獄耳をお持ちのようですね。でも、警察に呼ばれたのではなく、正確には事情を聞く為に僕の方から警察に乗り込んだのですよ」
 同じように小声で返した。
「それで・・・・・・朝比奈さんが事情を確かめに行く位ですので、内川先生の死は病死ではなかっと考えているのですか」
 高石は辺を見渡した後、奥の部屋へと案内して尋ね続けた。
「ここだけの話ですよ。警察も今は先生の病死を少し疑っているようです」
 そう前置きしては見たが、この話は広がっていくのだろうと覚悟していた。
「えっ、まさか、殺人事件なのですか」
 その声に朝比奈は慌てて唇に右手の人差し指を当てて見せた。
「それを今、警察もしらべているところです。それに関して、ちょっとお聞きしたいのですが、僕が外出している時に、先生宛に手紙とかメッセージなどはなかったでしょうか」
 朝比奈は、先生に何か変化があったのではないかと感じてはいたが、スマホは警察が証拠品として持ち帰り発着信のデータは調べている。それ以外の何かがあればと考えていた。
「待ってくださいよ。黒島君、ちょっといいかな」
 奥の席に座って居たスーツ姿の若い女性は、高石の声に反応して立ち上がると2人に近づいてきた。
「フロント主任の黒島結菜さんです。朝比奈さんからの問い掛けなんだけれど、内川先生に手紙やメッセージなどは届いていなかっただろうか」
 高石は黒島を紹介すると早速尋ねた。
「手紙はありませんが、亡くなる3日前の夜、そう朝比奈さんがお出掛けになった直ぐ後に、先生宛に女性の方から電話がございました。お繋ぎすることもできますとそのことを相手の方にお伝えしましたが、伝言だけで良いとのことでしたので、メッセージを記入して先生にお届けしました」
 黒島は、聞かれるであろうそのメッセージの内容は飲み込んだ。
「個人情報になるかもしれませんが、先生もお亡くなりになりましたので、誰からなのかそしてその内容を教えていただけませんか」
 朝比奈は黒島の表情から察したように尋ねた。
「一応名前をお聞きしましたが、メッセージを伝えてくれれば分かるとのことで、そのメッセージの内容は『よろしくお願いします』とのことでした。先生には、そのメッセージを渡し、女性からであることはお伝えしました」
 そのメッセージ受け取り、読んだ時の内川の表情の変化が頭に蘇った。
「先生はそのメッセージを受け取った時、とても嬉しそうではなかったですか」
 朝比奈は、女性の声だったと聞いてある人物の名が頭に浮かんだ。
「えっ、そうです、どうして分かったのですか」
 朝比奈の言葉に驚いた。
「黒島さん、ありがとうございました。それともう1つ、部屋に残っていた僕の荷物を持ち帰りたいのですが、よろしいでしょうか」
 2人の顔を交互に見た。
「はい、警察からは今日まではそのままにしておくようにと言われていますが、警察関係者は皆んな帰り捜査も済んだようですので、朝比奈さんの荷物を持ち帰るのは大丈夫だと思います。私も一緒に行きますよ」
 高石はフロントでロイヤルスウィートルームのカードキーを借りると、2人で最上階へと向かった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

マスクドアセッサー

碧 春海
ミステリー
主人公朝比奈優作が裁判員に選ばれて1つの事件に出会う事から始まるミステリー小説 朝比奈優作シリーズ第5弾。

Assassin

碧 春海
ミステリー
朝比奈優作シリーズ第7弾。

港までの道程

紫 李鳥
ミステリー
港町にある、〈玄三庵〉という蕎麦屋に、峰子という女が働いていた。峰子は、毎日同じ絣の着物を着ていたが、そのことを恥じるでもなく、いつも明るく客をもてなしていた。

雨の喝采

たくひあい
ミステリー
なとなと番外編1 学校の生徒から呼び出しを受けた夏々都は、幼馴染と一緒に、誰かが割った貯金箱の謎に関わる。 ななとくん誕生日おめでとう記念の短編です。 本編であまり語られないほのぼのした日常編。 公式サイトから転載。  :) 15年09月10日 i以前 なとなと 番外編 「枠と境界線」

リモート刑事 笹本翔

雨垂 一滴
ミステリー
 『リモート刑事 笹本翔』は、過去のトラウマと戦う一人の刑事が、リモート捜査で事件を解決していく、刑事ドラマです。  主人公の笹本翔は、かつて警察組織の中でトップクラスの捜査官でしたが、ある事件で仲間を失い、自身も重傷を負ったことで、外出恐怖症(アゴラフォビア)に陥り、現場に出ることができなくなってしまいます。  それでも、彼の卓越した分析力と冷静な判断力は衰えず、リモートで捜査指示を出しながら、次々と難事件を解決していきます。  物語の鍵を握るのは、翔の若き相棒・竹内優斗。熱血漢で行動力に満ちた優斗と、過去の傷を抱えながらも冷静に捜査を指揮する翔。二人の対照的なキャラクターが織りなすバディストーリーです。  翔は果たして過去のトラウマを克服し、再び現場に立つことができるのか?  翔と優斗が数々の難事件に挑戦します!

中学生捜査

杉下右京
ミステリー
2人の男女の中学生が事件を解決していく新感覚の壮大なスケールのミステリー小説!

「ここへおいで きみがまだ知らない秘密の話をしよう」

水ぎわ
ミステリー
王軍を率いる貴公子、イグネイは、ある修道院にやってきた。 目的は、反乱軍制圧と治安維持。 だが、イグネイにはどうしても手に入れたいものがあった。 たとえ『聖なる森』で出会った超絶美少女・小悪魔をだまくらかしてでも――。 イケメンで白昼堂々と厳格な老修道院長を脅し、泳げないくせに美少女小悪魔のために池に飛び込むヒネ曲がり騎士。 どうしても欲しい『母の秘密』を手に入れられるか??

向日葵のような君へ

Kaito
ミステリー
高校生活を送る達哉。父の交通事故から悪夢は始まった。 男女の恋愛ミステリー。

処理中です...