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一章
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それから数年が経った今、新型ウイルスが世界中に蔓延しワクチンを開発するも、ウイルスも何度となく変異しいたちごっこ状態で、また某国では短期決戦とばかりに領地の拡大と占領を目的に始めた戦争が、未だに集結の見通しがつかない状態にあった。我が日本においても、その影響も有り物価の上昇と、十数年ぶりの円安で国民は皆苦しんでいた。
一刻も早く改善を行わなければならない国会では、元総理大臣が演説中に改造銃で殺害されるという事件が引き金となり『世界幸福の会』と呼ばれる宗教団体の霊感商法や多額の寄付問題がマスコミで取り上げられることとなり、驚くことに与党民自党の半数がその団体と関連を持ち、民自党内だけでなく政府の重要なポストに就いている議員も大勢いた。
ある大臣においては、マスコミに決定的な証拠を突き付けられても、それは過去のことであり1年以上前の記憶は定かでないと、そんな数年前の記憶すらなくすような人間に、大臣が務まるのかと人間性を疑う批判も出ていた。
そんなニュースが流れていたテレビの電源を落とし、朝比奈は夜のバイトの為に名古屋市にあるカフェバーの『ゼア・イズ』に向かった。市営地下鉄を利用し、最寄りの駅を降りて地上に上がり大通りを急いでいたが、ニュースを最後まで見ていた為に出勤時間に間に合いそうもなくて、普段は使わない裏道を通って時間を短縮しようとした。
そして、その裏道に入ったところで、ビルの上から何かが降ってきて朝比奈の目の前で地面に叩き付けられて少し跳ねて動かなくなった。朝比奈は1度ビルを見上げた後、慌てて近づくと仰向けに倒れ後頭部から血が滲み始めている男性であった。その姿に、素早く首筋に手を当てたが、既に心臓が停止しているのか脈を打つことはなかった。
朝比奈はゆっくりと手を合わせた後、ポケットからスマホを取り出して警察に連絡を取った後、『ゼア・イズ』にも事情を説明して遅れることを伝えた。そして、大通りに出て警察の到着を待っていると、第一陣と思われる警察車両が到着し、事情を聞かれている間に手際よく規制線を張り、後から担当者が来るので暫く待つように言われ、待機しているとそれらしい車が近づき扉を開いて出てきたのは、朝比奈がよく知っている人物たちであった。
「おい、おい、通報者はお前だったのか。毎回、毎回、事件を呼び寄せてくれるよな」
先頭で白い手袋を懐から取り出しながら現れたのは大神崇。朝比奈の唯一の友人で、愛知県警捜査一課の警部だった。
「人聞きの悪いことを言うなよ。俺が事件を呼び寄せてくるんじゃなくて、事件が許可なく勝手にやってくるんだ。誤解の無いように」
俺にも手袋を貸せと左手を目の前に出した。
「また、捜査の邪魔をするんじゃないよな」
そう言いながらも、大神は渋々右手用の手袋を渡した。
「邪魔どころか、いつも朝比奈さんのお蔭で班長の手柄になっているんですよね」
大神の後ろから川瀬刑事が現れた。
「早速だが、状況を説明してくれるか」
その言葉を無視して大神も遺体を見て両手を合わした。
「この裏通りを入り、ここまで進んだところで突然ビルの上からこの男性が降ってきたんだ。もう少し急いでいたら、巻き添えを食らっていたかもしれない」
手袋をはめた右の手でビルの屋上を指差した。
「いつもの如く、悪運の強い奴だな。お前が救急車を呼ばなかったってことは、落下した時点で亡くなったってことなんだな」
大神もビルの状態を見ると、窓は開いていなくて屋上から転落したと思われた。
「そうだ、仰向けで倒れていることを考えれば、まず事件と考えて間違いないと思う。まぁ、遺体の方は優秀な部下の皆さんに任せて、早速確認に行くぞ」
大神の前に立って大通りに向かい、ビルの中へ入ろうとした。
「おいおい、勝手に指図するなよ。俺はお前の手下じゃないんだぞ」
そう言いながらも、朝比奈の後を追った。
「あの人も警察官なんですか」
若い刑事が川瀬に尋ねた。
「いいや、今は・・・・・色々なアルバイトをしているフリーターってやつなのかな。ただ、大神班長の友人で、事件捜査に時々手伝ってもらうんだ」
川瀬刑事がそう答えた時に、鑑識が到着して作業を始めた。
「おい、高橋刑事の姿が見えなかったけど、お前のイジメに耐えられなくて他部署に移動したのか」
エレベーターの前で上りのボタンを押して朝比奈が尋ねた。
「何馬鹿なこと言ってるんだ。新人の刑事が配属されたから、溜まっていた有給を消化してもらったんだ。政府が推進している全国共通の割引クーポン件を利用して、今頃は家族旅行でも行ってるんじゃないのか」
順次降ってくる階数を示す数字を見ながら答えた。
「3度のワクチンの摂取証明書の提示が必要なんだよな。俺は1度も射っていないから、適用外なんだよな」
朝比奈は本当に残念そうに溜息を吐いた。
「えっ、お前、本当に1回もワクチンを射っていないのか」
驚きながら一歩退いた。
「あのね、ワクチン接種については、無駄な税金を使いマスコミも使い呼び掛け推進しているけど、強制ではなく個人の意志によるものなんだろ。だから、ワクチンの接種に関して納得ができないし、選択権がある以上俺は受けないだけだ」
当然のように言い返した。
「あのな、自分のことは自己責任として受けないという選択もあるかもしれないが、他人にうつす可能性がある以上、一般人としては受けるべきじゃないのか」
朝比奈の『変人』さに呆れていた。
「そうなんだよね。政府もそうやって他人にうつさないようにしようという『思いやり』を使ってワクチンを摂取させようとしているんだよな。そもそも製薬会社は、ウイルスの効果として、感染予防・発症予防・重症化予防は認めているけど、伝染予防效果にに対しては認めていない。つまり、摂取しても他人にうつさない効果は無いってこと。自分だけなら自己責任として、副反応を起こす可能性があるウイルスという異物を身体に入れたくはないだけだ。まぁ、お前は公務員だから仕方ないけどな」
『かわいそうに』の意味を込めて顔を左右に振った。
「はいはい、貴重なうんちくをありがとうございました」
大神は諦め顔で頷くと、エレベーターは最上階を示し扉が開き、2人はそこからは階段を使って屋上に上がった。
「激しく争った跡は残されていないが、突き落とされたのは間違いないだろうな」
朝比奈は、落下した位置を確認しその場所から下を見た。
「誰かに呼び出されたんだろうが、どうしてこの場所だったんだろう」
大神もその場所から並んで下を覗き込んだ。
「このビルは住居目的ではなく商業目的のようだ。今はどこの企業も禁煙が進み、オフィスではタバコは吸えないから、喫煙者はこうして屋上に出てタバコを吸うんだな」
足元に捨てられたタバコの吸殻を見ながら答えた。
「すると、被害者はこのビルに勤めている人間だということか。あっ、犯人かもしれないってことだな」
大神はポケットから小さなビニール袋を取り出して、床に落ちていたタバコの吸殻を左手で拾い集めた。
「現場を離れることはできなかったが、少なくともあの裏道に姿を現した人物は居なかったから、玄関から堂々と出て行ったか何処かのオフィスに戻ったのかもしれないな。一応手掛かりが残っているかもしれないので、鑑識に調べてもらってください」
背を向けて階段へと向かった。
「そんなことは分かっているよ。お前は一般人なんだから、俺に指図をするな」
それでも慌てて朝比奈の後を追った。
「あの新人の刑事なんだけど、どうして大神班に飛ばされたんだ。何か大きなミスでも起こしたのか」
エレベータに戻り下りのボタンを押した。
「あいつは、大学を卒業したてのバリバリの新人だ。それも、俺の大学の後輩で、そのことを知って志願してきたそうだ」
少し胸を張ってみせた。
「えっ、東大の法学部を卒業したのなら、バリバリのキャリアじゃないか。いくら先輩が居るからって、わざわざ愛知県警の最も出世が見込めないお荷物部署を選ぶなんて、世の中厳しさを知らない新人君とはいえ、頭でっかちで出世願望のない変人なんだろうな。だけど、変なことばかり教えて、お前のように折角のエリートの道を閉ざすことは無いようにな」
想像しながら大神に見えないように薄笑いを作った。
「俺はお前と親父さんのお蔭で、上司に目を付けられてそのエリートの道を既にその閉ざされてしまいました。深く御礼申し訳ます」
嫌味を込めて言い返した。
「いいえ、どういたしまして、気にしないでくれよ」
1階に戻りエレベータの扉が開くと2人は現場に戻った。
「班長、被害者の財布から免許証と名刺から被害者の身分が分かりました。このビルの7階にオフィスを構える『アソシエート』の係長で中川俊也、47歳です」
2人が噂をしていた若い刑事が大神に免許証と名刺を渡した。
「やはり、このビルにある会社の社員だったか。あっ、紹介しておこう、今度大神班に配属された『芹沢潤一』だ。こちらのおじさんは、余り関わらない方がいい俺の悪友の『朝比奈優作』ということで、長くお引き止めてしまいましたが、被害者の身元も分かりましたので、夜のバイトにでもお出かけください」
大神は右手で大通りの方を示した。
「そうですか、大変お邪魔をしました。あっ、新人君、上を目指すのなら、こいつの真似をしないで反面教師として学んでください。それでは失礼させていただきます」
朝比奈はそう言うと、笑いを堪える川瀬刑事達に背を向け、肩のところで右手を振った。
一刻も早く改善を行わなければならない国会では、元総理大臣が演説中に改造銃で殺害されるという事件が引き金となり『世界幸福の会』と呼ばれる宗教団体の霊感商法や多額の寄付問題がマスコミで取り上げられることとなり、驚くことに与党民自党の半数がその団体と関連を持ち、民自党内だけでなく政府の重要なポストに就いている議員も大勢いた。
ある大臣においては、マスコミに決定的な証拠を突き付けられても、それは過去のことであり1年以上前の記憶は定かでないと、そんな数年前の記憶すらなくすような人間に、大臣が務まるのかと人間性を疑う批判も出ていた。
そんなニュースが流れていたテレビの電源を落とし、朝比奈は夜のバイトの為に名古屋市にあるカフェバーの『ゼア・イズ』に向かった。市営地下鉄を利用し、最寄りの駅を降りて地上に上がり大通りを急いでいたが、ニュースを最後まで見ていた為に出勤時間に間に合いそうもなくて、普段は使わない裏道を通って時間を短縮しようとした。
そして、その裏道に入ったところで、ビルの上から何かが降ってきて朝比奈の目の前で地面に叩き付けられて少し跳ねて動かなくなった。朝比奈は1度ビルを見上げた後、慌てて近づくと仰向けに倒れ後頭部から血が滲み始めている男性であった。その姿に、素早く首筋に手を当てたが、既に心臓が停止しているのか脈を打つことはなかった。
朝比奈はゆっくりと手を合わせた後、ポケットからスマホを取り出して警察に連絡を取った後、『ゼア・イズ』にも事情を説明して遅れることを伝えた。そして、大通りに出て警察の到着を待っていると、第一陣と思われる警察車両が到着し、事情を聞かれている間に手際よく規制線を張り、後から担当者が来るので暫く待つように言われ、待機しているとそれらしい車が近づき扉を開いて出てきたのは、朝比奈がよく知っている人物たちであった。
「おい、おい、通報者はお前だったのか。毎回、毎回、事件を呼び寄せてくれるよな」
先頭で白い手袋を懐から取り出しながら現れたのは大神崇。朝比奈の唯一の友人で、愛知県警捜査一課の警部だった。
「人聞きの悪いことを言うなよ。俺が事件を呼び寄せてくるんじゃなくて、事件が許可なく勝手にやってくるんだ。誤解の無いように」
俺にも手袋を貸せと左手を目の前に出した。
「また、捜査の邪魔をするんじゃないよな」
そう言いながらも、大神は渋々右手用の手袋を渡した。
「邪魔どころか、いつも朝比奈さんのお蔭で班長の手柄になっているんですよね」
大神の後ろから川瀬刑事が現れた。
「早速だが、状況を説明してくれるか」
その言葉を無視して大神も遺体を見て両手を合わした。
「この裏通りを入り、ここまで進んだところで突然ビルの上からこの男性が降ってきたんだ。もう少し急いでいたら、巻き添えを食らっていたかもしれない」
手袋をはめた右の手でビルの屋上を指差した。
「いつもの如く、悪運の強い奴だな。お前が救急車を呼ばなかったってことは、落下した時点で亡くなったってことなんだな」
大神もビルの状態を見ると、窓は開いていなくて屋上から転落したと思われた。
「そうだ、仰向けで倒れていることを考えれば、まず事件と考えて間違いないと思う。まぁ、遺体の方は優秀な部下の皆さんに任せて、早速確認に行くぞ」
大神の前に立って大通りに向かい、ビルの中へ入ろうとした。
「おいおい、勝手に指図するなよ。俺はお前の手下じゃないんだぞ」
そう言いながらも、朝比奈の後を追った。
「あの人も警察官なんですか」
若い刑事が川瀬に尋ねた。
「いいや、今は・・・・・色々なアルバイトをしているフリーターってやつなのかな。ただ、大神班長の友人で、事件捜査に時々手伝ってもらうんだ」
川瀬刑事がそう答えた時に、鑑識が到着して作業を始めた。
「おい、高橋刑事の姿が見えなかったけど、お前のイジメに耐えられなくて他部署に移動したのか」
エレベーターの前で上りのボタンを押して朝比奈が尋ねた。
「何馬鹿なこと言ってるんだ。新人の刑事が配属されたから、溜まっていた有給を消化してもらったんだ。政府が推進している全国共通の割引クーポン件を利用して、今頃は家族旅行でも行ってるんじゃないのか」
順次降ってくる階数を示す数字を見ながら答えた。
「3度のワクチンの摂取証明書の提示が必要なんだよな。俺は1度も射っていないから、適用外なんだよな」
朝比奈は本当に残念そうに溜息を吐いた。
「えっ、お前、本当に1回もワクチンを射っていないのか」
驚きながら一歩退いた。
「あのね、ワクチン接種については、無駄な税金を使いマスコミも使い呼び掛け推進しているけど、強制ではなく個人の意志によるものなんだろ。だから、ワクチンの接種に関して納得ができないし、選択権がある以上俺は受けないだけだ」
当然のように言い返した。
「あのな、自分のことは自己責任として受けないという選択もあるかもしれないが、他人にうつす可能性がある以上、一般人としては受けるべきじゃないのか」
朝比奈の『変人』さに呆れていた。
「そうなんだよね。政府もそうやって他人にうつさないようにしようという『思いやり』を使ってワクチンを摂取させようとしているんだよな。そもそも製薬会社は、ウイルスの効果として、感染予防・発症予防・重症化予防は認めているけど、伝染予防效果にに対しては認めていない。つまり、摂取しても他人にうつさない効果は無いってこと。自分だけなら自己責任として、副反応を起こす可能性があるウイルスという異物を身体に入れたくはないだけだ。まぁ、お前は公務員だから仕方ないけどな」
『かわいそうに』の意味を込めて顔を左右に振った。
「はいはい、貴重なうんちくをありがとうございました」
大神は諦め顔で頷くと、エレベーターは最上階を示し扉が開き、2人はそこからは階段を使って屋上に上がった。
「激しく争った跡は残されていないが、突き落とされたのは間違いないだろうな」
朝比奈は、落下した位置を確認しその場所から下を見た。
「誰かに呼び出されたんだろうが、どうしてこの場所だったんだろう」
大神もその場所から並んで下を覗き込んだ。
「このビルは住居目的ではなく商業目的のようだ。今はどこの企業も禁煙が進み、オフィスではタバコは吸えないから、喫煙者はこうして屋上に出てタバコを吸うんだな」
足元に捨てられたタバコの吸殻を見ながら答えた。
「すると、被害者はこのビルに勤めている人間だということか。あっ、犯人かもしれないってことだな」
大神はポケットから小さなビニール袋を取り出して、床に落ちていたタバコの吸殻を左手で拾い集めた。
「現場を離れることはできなかったが、少なくともあの裏道に姿を現した人物は居なかったから、玄関から堂々と出て行ったか何処かのオフィスに戻ったのかもしれないな。一応手掛かりが残っているかもしれないので、鑑識に調べてもらってください」
背を向けて階段へと向かった。
「そんなことは分かっているよ。お前は一般人なんだから、俺に指図をするな」
それでも慌てて朝比奈の後を追った。
「あの新人の刑事なんだけど、どうして大神班に飛ばされたんだ。何か大きなミスでも起こしたのか」
エレベータに戻り下りのボタンを押した。
「あいつは、大学を卒業したてのバリバリの新人だ。それも、俺の大学の後輩で、そのことを知って志願してきたそうだ」
少し胸を張ってみせた。
「えっ、東大の法学部を卒業したのなら、バリバリのキャリアじゃないか。いくら先輩が居るからって、わざわざ愛知県警の最も出世が見込めないお荷物部署を選ぶなんて、世の中厳しさを知らない新人君とはいえ、頭でっかちで出世願望のない変人なんだろうな。だけど、変なことばかり教えて、お前のように折角のエリートの道を閉ざすことは無いようにな」
想像しながら大神に見えないように薄笑いを作った。
「俺はお前と親父さんのお蔭で、上司に目を付けられてそのエリートの道を既にその閉ざされてしまいました。深く御礼申し訳ます」
嫌味を込めて言い返した。
「いいえ、どういたしまして、気にしないでくれよ」
1階に戻りエレベータの扉が開くと2人は現場に戻った。
「班長、被害者の財布から免許証と名刺から被害者の身分が分かりました。このビルの7階にオフィスを構える『アソシエート』の係長で中川俊也、47歳です」
2人が噂をしていた若い刑事が大神に免許証と名刺を渡した。
「やはり、このビルにある会社の社員だったか。あっ、紹介しておこう、今度大神班に配属された『芹沢潤一』だ。こちらのおじさんは、余り関わらない方がいい俺の悪友の『朝比奈優作』ということで、長くお引き止めてしまいましたが、被害者の身元も分かりましたので、夜のバイトにでもお出かけください」
大神は右手で大通りの方を示した。
「そうですか、大変お邪魔をしました。あっ、新人君、上を目指すのなら、こいつの真似をしないで反面教師として学んでください。それでは失礼させていただきます」
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