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「ただいま~」
 
 いかにも極道のお屋敷、といった門構えの蓮華組の門をくぐり、懐かしい顔ぶれに挨拶をしながら曽祖父のいる奥の間に向かう。
 
「お祖父様、顔を見に来ました」
「おお! 嵐か! 久しぶりだな! 一人か?」
 
 僕は自分の親よりも先にまずは曽祖父の顔を見に行ってしまう。もちろん、手土産も曽祖父の好物だ。
 
 僕はのんびりと曽祖父と近況報告をしながら手土産の芋ようかんを食べ、お茶を飲んで過ごした。
 
 しばらくすると何やら外が騒がしくなってきた事に気付いた。
 何かあったのだろうか。
 
 スパンッ!

 襖が外れそうな勢いで開かれ、組員が叫ぶ。
 
「ご隠居っ! 大変です、獅子尾組の奴らが! 裏に車回してますんでお逃げください!」
 
 獅子尾組とは、昔から何かにつけて蓮華組とドンパチしようとする血の気の多いヤクザだ。
 事務所ではなく自宅にまでカチコミに来るなんて、今までにはなかった事だ。
 
「嵐、先に裏口から逃げろ」
「何言ってっ……お祖父様は僕が護る」
 
 僕だって幼い頃から遊びで武道をやっていたわけではない。今のような非常時に、自分や大切な人を護るためだ。
 
 曽祖父は引退した身、そして僕は一応一般人。
 しかし、恐らく相手は話しの通じる状況ではないだろう。
 
 僕と曽祖父は急ぎ裏口に周り、ひとまずこの場から離れ身を隠そうとした。
 
 屋敷の裏口を抜け、組員が回しておいてくれた車を見つけ、曽祖父を先に車に押し込み、僕も乗り込もうとした時だった。
 
 僕は後ろから何か硬いもので頭を殴られ、そのまま意識を手放してしまう。
 
 
 ○○●●
 
 
 (マティアス視点)
 
 
 楽しい嵐との買い物デートの後、離れたくなかったがしぶしぶ仕事場まで送ってもらい、僕は雑誌の撮影をしていた。
 
 夕方、控室で待機していたタイミングで僕のスマホが鳴った。
 
 画面には“蓮華の兄貴の付き人の敷島氏”と表示されている。
 
 蓮華の兄貴、とは、嵐の母親のお兄さんの子供……つまり嵐の従兄弟で、蓮華組の今の会長の息子で組の若頭だ。
 その人の付き人の敷島氏からの着信だった。
 
 そんな珍しい人物からの突然の着信に、何となく胸騒ぎがし、いつもは仕事中は電話には出ないのだが、その時ばかりはすぐにその電話をとった。
 
『マティアスか? 仕事中悪いな、ちょっと組でトラブルがあってな、嵐が怪我して〇〇病院に運ばれたんだ、しばらく入院になる、今は面会謝絶だ、バタバタしてっから、心配だろうがお前も今はこっち会いに来んなよ』
 
「は? え、ちょっと敷島さん! どういう事ですか?! 嵐は? 嵐は無事なんですか?! 面会謝絶って……そんなに重症なんですか?! ちょっと!」
 
『悪い、詳しい事はまた後で話す、じゃーな』
 
 ップ……。
 
 敷島さんは忙しそうに慌ただしく電話を切ってしまった。
 
 一体、何があったんだ。
 嵐が怪我って……面会謝絶って……。
 
 僕はいてもたってもいられず、マネージャーに事情を話し、来るなとは言われたが、すぐさま仕事を切り上げて嵐の病院に向かった。
 
 
 夜間救急の窓口から中に入ると、処置室の前には嵐の母親と曾祖父ひいじいさんがいた。
 
「マティアス! 敷島から連絡いったでしょ、なぜ来たのよ! 貴方は今、来ちゃ駄目よ!」
「あんな連絡もらって来ないでいられるわけないですよ! 何があったんですか!」
 
 嵐の母親に咎められるも、それどころではない。
 
 曾祖父さんが、そっと母親の肩を抱きなだめ、待合室の椅子に座って僕に状況を話してくれた。
 
「……頭を強打……頭蓋骨骨折……意識不明……?」
 
 嵐は車に乗り込む直前、襲撃してきた獅子尾組の組員にゴルフクラブで頭を殴られたのだという。
 すぐさま病院に運ばれ、そのまま緊急手術を行っているのだそうだ。
 
 殴った男はその場で蓮華組の組員に半殺しにされ、拘束され警察に引き渡されたそうだ。
 
 
 
 話しを聞いて放心状態の僕に、嵐の母親が静かに言った。
 
「マティアス、何かあればすぐに連絡するから貴方はこっそり帰りなさい、マスコミもチラチラ来てるの、ヤクザと関係してるなんて知られたら貴方が大変な事になるわ」
 
 嵐の母親も敷島さんも、僕の事を心配してくれていたらしい。
 
「お気遣いありがとうございます、でも、僕の事は心配いりません……僕は……嵐の側にいたいです……」
 
 嵐が目を覚ました時に側にいたい。
 
 このまま帰宅した所で、どうせ心配で何も出来ない。仕事何てとてもじゃないが行けないし出来ない。
 
 僕と嵐がずっとお互いを想いあっている事を知っている母親と曾祖父さんは、僕のわがままをしぶしぶ受け入れてくれ、マスクとメガネは絶対に外さないと言う約束で、滞在を許された。
 
 看護師達が通りすがりにチラチラと僕達を見ている。
 
 着物姿の老人に年齢の割に綺麗過ぎる母親、そして明らかに日本人には見えない僕。どういう関係なのか不思議なのだろう。
 
 そして数時間後、手術中のランプが消えた。
 
 
 しばらくして、中から手術着姿の医師が現れ、状況を簡単に説明してくれた。
 
 ひとまず、骨折し変形していた頭蓋骨部分と頭部の傷は可能な限り修復したが、頭蓋骨が食い込み脳を圧迫していた時間があるので、もしかすると目が覚めても何が記憶障害や後遺症が残るかもしれないと聞かされる。
 
 気丈に振る舞っていた母親は泣き崩れ、曾祖父さんも悔しそうにしていた。
 
 僕は……僕は……何も考えられなかった。
 
 今朝はあんなに元気だった嵐が……ほんの数時間前には一緒に買い物をしてランチを食べていた嵐が……どうしてこんな目に。

 
 嵐は呼吸など、状態が安定していたため、ICUではなく、そのまま空いていた特別室に移された。
 
 
 
 嵐は蓮華ではなく星ノ宮であるため、ヤクザの抗争に巻き込まれた一般人と言う事になっている。
 
 マスコミはヤクザの抗争に巻き込まれた一般人が意識不明の重症、と報道していた。
 名前は出ていなかったが、僕のスマホには少ないながらもいる共通の友人達からの着信やメッセージがひっきりなし届いていた。それは、嵐のスマホも同様だった。
 
 あまりにもうるさいので、僕は嵐と自分のスマホの電源を落とした。
 
 
 それから何日たっただろうか、僕は特別室の親族スペースに滞在させてもらいずっと嵐に付き添った。
 
 嵐はまだ意識が戻らない。
 
 定期的に様子を見に来る看護師に、モデルのマッテオか、といつぞやのショップの店員のように聞かれたりもしたが、話しをする気分ではなかったので無視した。
 
 嵐の母親と曾祖父さんは、地味な装いで毎日嵐の顔を見に来ていたが、嵐の父親は組の弁護士として忙しそうにしている。
 僕の両親も僕の着替えなんかを持って、一度様子を見にきた。
 
 ヤクザである蓮華の兄貴達や組員達は見舞いに来たくても、流石に来れずにいるため、僕はビデオ通話で嵐に皆の声を届ける。
 
 沢山の人達が嵐の事を心配し、一日も早い回復を祈っていた。
 
 そして事件から三日目の朝……。
 
 意識不明でも髭は伸びる。僕は嵐の良く似合っているかっこいい髭を整えることにした。
 痩せ細ってこけてしまった頬に気をつけながら、吸引装置付のシェーバーで揃えていた時だった。
 
 突然、嵐の口元がピクリと動いた気がしたため、僕は思わずシェーバーのスイッチを切る。
 
「……嵐?」
 
 続いて指先を見れば、ピクリと動いている。
 
 僕はすぐにナースコールを押し、嵐の母親に連絡した。
 
 
 そして、その後、嵐は固く閉じられていた瞼をゆっくりと持ち上げる。
 
 焦点の合わないその目に、医師が光を当てる。
 瞳孔の収縮はあったようだ。
 
 しばらく、医師の診察が続き、意識の回復を告げられる。
 奇跡だと言われたが、僕は嵐が戻ってくると信じていた。嵐が僕を一人にするはずがない。
 
 嵐は目覚めはしたが、数時間はぼーっとした状態が続き、嵐が言葉を発したのば半日以上が経過してからだった。
 
 ご両親が転院の話を撤回するため医師と話し合いをしに別室に移動していた時、僕と嵐が二人きりの時のこと。
 
 嵐がじっと僕を見ていた。
 
「……君は……誰? すごくかっこいいね」
 
「……は?」
 
 やけにじっと僕を見ているな、と思っていると、突然、久しぶりに聞く嵐の掠れた声がそんな言葉を口にしたのだ。
 
 思いのほかちゃんと言葉を発している事に少し驚きながらも、僕は今の嵐の言葉を聞き間違いだと思いたかった、信じたくなかった。
 
「……っ……嵐、僕はマティアスだよ、嵐の恋人のマティだよ?」
 
 僕は嵐を混乱させないように、ゆっくりと落ち着いた声で、嵐の目を見つめ、話しかける。
 
「……マティアス、くん……? 恋人? 僕は男だよね……君も男でしょう?」
 
「……」
 
 ショックだった。
 
 僕はその後、嵐にかける言葉が見つけ出せず、すがるようにナースコールを押し、無意識に嵐の母親に連絡していた。
 
 
 駆けつけた医師と母親、曾祖父さんに、僕は先ほどの嵐との会話の内容を言えなかった。
 
 
 それから、ゆっくりと時間をかけて医師の質問に答える嵐。
 
 医師の診断の結果、嵐は自分の近しい身の回りの事を忘れていると言う事がわかった。
 
 記憶の大部分を締めていた事、つまり大切だった人や物の事だけを忘れているようで、学校の勉強等は覚えているようだった。
 
 曾祖父さんの事も最初はわからなかったようだが、その見た目からか曾祖父だと伝えれば、すんなりと受け入れていた。母親の事も同様だった。
 
 しかし、嵐は自分がゲイだと言う事すら忘れており、僕の事は友人としては受け入れてくれはくれたが、恋人として過ごしていた時間のことは思い出したり受け入れてはくれなかった。
 
 落胆する僕に、嵐の母親と曾祖父さんはしばらくはまだ混乱しているだけかもしれないからと、僕を慰めてくれたが、これ以上僕が病室ここにいることは不自然だ。
 ただの友人が親族を差し置いて側にいるのは変である。嵐を混乱させたくないので、僕は嵐が組に乗ってきた車で、マンションに帰ることにしたのだった。
 


 嵐の車には、一緒に買い物をした秋冬物の服のショッパーが積んだままになっていたので、僕はそれを部屋に持ってきた。
 
 数日ぶりの我が家。

 嵐との思い出がたくさん詰まった僕たちの城。
 正直、今の状況で一人でここに帰ってきたくはなかった。
 嵐の気配がそこかしこに残っている空間、嵐の匂い、僕がプレゼントした嵐のエプロン。
 
 イチャイチャした状態のままの乱れたベッド、一緒に朝食を食べたダイニングテーブル。
 
 僕は嵐のエプロンを握りしめ、その場でしゃがみこんで動けなくなった。

「……嵐……嵐……なんでだよ、なんで僕のこと忘れちゃうんだよ……」
 
 それから僕は、しばらく何もする気が起きなかった。
 
 
 数日後、音信不通になった僕を心配したマネージャーがマンションまで訪ねてきた。
 
「マティアス君、事情はご両親から聞いたよ……辛いだろうけど、ここに閉じ籠もっていたところで状況は何も変わらない……嵐君に思い出してもらうためにも、マッテオとしてかっこいいところを見せたらどうだい?」

 マネージャーの言いたい事はわかる。
 わかるけど、気持ちがついていかないんだ、身体が動かない。

「……これは私と嵐君との秘密だったんだけど……私は嵐君にね、君の現場での写真を送ってほしいと頼まれていたんだよ、彼はどんな衣装の時もマティアスの初めてを一番に見たい、って言っていてね……君は愛されている、間違いない、きっと遅かれ早かれ嵐君は君を思い出すよ」
 
 マネージャーの言葉に、僕は思うところがあった。
 
「……だからいつも撮影前にスマホで僕の事こっそり撮ってたの?」
「はは、バレていたのか」
「バレんだろ、あんな毎回毎回……そっか……嵐がそんなこと……」
 
 もしかすると、スマホの電源を入れた嵐が何かを思い出すかもしれない。僕のスマホがそうであるように、嵐のスマホにも僕とのラブラブの日々の記録が残っているはずだ。
 
 マネージャーには、これからも嵐に写真を送り続けてもらおう。
 
マネージャー佐久間さん、僕、仕事します……お願いします」
「そうこなくっちゃ、カッコいいマッテオを見てもらって、また嵐君に惚れてもらえばいい」
 
 それもいいかもしれない、今は思い出せないかもしれないけど、ゲイだった嵐がいきなり女性を愛せるようになるとは限らない、いざというときには身体が僕を思い出すかもしれない。
 
 いずれにせよ、僕は嵐じゃなきゃダメだ、嵐以上の男にはきっと二度と出会えない。
 絶対にまた振り向かせて見せる。
 
 僕は、今まで以上にモデルの仕事にチカラを入れることにした。
 
 
 
 
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