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番外編集【BL含む】
2 グラとウィルの場合
しおりを挟む〈side ナイト〉
「ナイト坊っちゃん、入学式に遅刻しますぜい」
「ああ~今日は休む」
バシンッ!
「ッイッテェ! ……なにすんだよブスっ!」
「何が休むよ! 学校はちゃんと行けって言われてるでしょ馬鹿ナイト! ってか、私がブスなら同じ顔のアンタだってブスよ!」
「お、お嬢、何も殴らなくてもっ……」
「サクっ、こんな奴置いて行きましょう、歩いて行けばいいのよ」
俺の名前は皇 那唯斗、今日は中学の入学式だ。
俺の家、皇煌組は俗に言うヤクザのお家だ。
とはいえ、先々代の時代から違法銃器や違法薬物はご法度となり、今ではその見た目と腕っぷしを活かして街の用心棒をしたり、荒くれ者や半グレ達の受け入れる更生施設と化している。警察からも頼まれる事すらあるほどだ。
何故ヤクザがそんな事をしているのか……それは悪い事をしなくても十分過ぎるほどの金があるから。
元々、皇家は大地主で資産家だった事もあり、金貸しから始まったらしいが、金貸し以外の商売の才能があったらしい代々のご先祖様は、ヤクザのフロント企業で大成功。
さらには時代の流れにも乗り遅れる事無く、株やFXなど、投資によってさらに資産の運用にも成功。
とにかく、金があるらしいのだ。
それなのに、何故ヤクザを続けているのかと言えば……“街の用心棒をしたり、荒くれ者や半グレ達の受け入れる更生施設”が必要だから、という理由らしい。
そんな家に生まれた俺と、先ほど俺をぶっ叩いた女……皇 妃芽華は二卵性双生児だ。二卵性だが顔はそっくり。
(ナイトとヒメ(カ)だなんてキラキラネームつけやがって……)
俺達の父親はもちろん極道で、今は若頭だ。まだお祖父様が組長を担っている。父親もお祖父様も泣く子も黙る強面だ。
母親は元女優……女優と言っても、子役時代に爆発的人気をはくしたが、大人になったら売れず、ひっそりと引退している。
可愛い物が大好きな超童顔であり、とてもじゃないが普段は極妻には見えない……しかし、さすがは元女優と言った所で、必要に応じて極妻を演じる事があるのだが、その時だけは、立派な極妻に変身するのだ。
そんな母親が、俺達の名前を考えたので、こんな名前になっている。ヤクザなのにナイトにヒメだなんて、あり得ないのだが、母親を子役時代にテレビで見て一目惚れしたというビックリな父親は、母親にすこぶる甘い。
っとまぁ、皇煌組の本質はこんな微妙なヤクザなのだが、周りはそうは思ってくれない。
組員の見た目は、ガタイが良くてイカつい奴、チンピラやヤンキー風の奴、ちょっと怖い傷がある奴、胡散臭いホスト風の奴など、イメージ的に悪い事していそうな奴らばかりだ。
ましてや、移動に使う車はもっぱら黒塗りのセダンだし。
そんなわけで、ヤクザの息子である俺とは関わるな、お友達になるな、と親に言われる子供達は学校で俺と目を合わせない。
それでも、小学生の間はずっとヒメカがいたし、ペアを組まなきゃならない授業なんかでも困る事はなかった。
ところがヒメカは中学から少し離れた中高一貫の女子中に進学するといい、お受験してしまったのである。
もちろん俺は男だからヒメカと同じ学校には行けない。
そんな訳で無理矢理俺を学校に引きずって行くヒメカもいない俺の中学校生活は、正真正銘のおひとり様な三年間となったのだった。
入学式でやたら話しかけてきた変な奴はいたが、とにかく関わらないようにした。
俺と仲良くすると、アイツまで友達できなくなっちまうからな。
○○●●
高校は行きたくなかったが、ヒメカにうるさく言われ、母親に泣かれたので、仕方なく男ばかりの地元の高専に進んだ。
そこで建築学科を選択し、幸い頭の出来が良かった俺はそこでとれる資格をすべて取得し卒業した。
そして早生まれの俺は卒業後の二十歳の誕生日を迎えたその夜……前世の記憶を思い出す。
ガバッ!
夢から覚め、勢いよくベッドの上で上体を起こす。
「……なんだ……俺……女だったのかよ」
夢を見るかのように寝ている間に俺の頭の中に入ってきたその記憶は、不思議と疑う余地の無いものだった。
特に意味もなく染めていたシルバーブロンドの髪は、前世の自分の髪の色だったのは少し驚いたが、それよりも驚いたのは前世も俺達は双子だったという事。
もしかしてと思い、俺は起きぬけの裸にパンイチの状態でヒメカの部屋に急いだ。
「っおいブス! なんか夢見なかったか?!」
「……あらグラ、いつの間に男になったの? あんなに可愛らしかったのに、私は今も可愛いけど、アンタだけ残念ね」
間違いなく、ヒメカも前世の記憶を思い出している。
それから俺達は記憶のすり合わせを行い、俺がグラエァリアことグラで、ヒメカがグリエァリアことグリである事が確実のものとなる。
「竜とか魔法とかファンタジーよね、またその世界に生まれたかったなぁ、私……ロイ様と出会いた~い」
「馬鹿言え、俺は女なんてごめんだねっロイさんはかっこ良かったけどな……」
「……ふふふ、ずっとロイ様に憧れ続けた私とは違って、グラはいつの間にやらウィルの側にピッタリだったもんねぇ」
ヒメカがニヤニヤと苛つく表情で俺を見ている。俺をからかう絶好のネタをゲットしたとでも思っているのだろう。
「おい、グラとか呼ぶな! この話しはこれで終わりだからな! 誰にも言うなよ!」
「はいはい、言わないわよ、痛い子だと思われるだけだし」
俺はヒメカの部屋から自分の部屋に戻り、一人思い出していた。
ヒメカが言っていたウィルことドラリトア竜王国の国王陛下であり俺達の幼なじみ。
そして、ウィルの死に目に交わした約束……。
『ウィル、約束よ、生まれ変わったら、私は必ず貴方を見つけるわ、だから、貴方も必ず私を見つけて……その時は私が貴方を愛し倒すわ、覚悟してね』
『……グラ、生まれ変わったら、僕の方が強いかもしれないよ、そうすれば、今度は僕がグラを護るよ、約束だ』
俺は……いや、グラは、ウィルを大切に思っていた。
しかし、黄金竜である自分と黒竜の血筋であるウィルが結ばれる事は許されなかった。
その事は母上と父上、ウィルの叔父であるアルおじ様と同じ竜の血筋の異父兄弟達とその父親しか知らない。家族以外には言ってはならない決まりだと言われていたのだ。
ウィルに本当の事を言えずにいた俺は、寿命が違う事を理由に、別れが辛くなる、と言ってウィルの求婚を拒否し続けたが、結ばれる事はなくても、俺はウィルの側にいたかった。ウィルに自分を忘れてほしくなかったのだ。
自分勝手だったとも、ウィルの奥さんには悪かったとも思う……それでも、グラは後悔はしたくなかったのだろう。
偶然にも、俺とヒメカは性別は違えど、再び双子として生まれ変わった。
もしかすると、ウィルも生まれ変わってどこかにいるんじゃないだろうか。
そう思って浮き足だったのもつかの間。
「……俺、男じゃん……」
ウィルが女に生まれ変わっていればいいが、なんとなくだが男のままような気がする。
それに、ウィルにも前世の記憶があるとは限らない。
「はぁ……まぁいいや、俺もだけど見た目は別人だしな、見つけられるわけねーか……忘れよ」
こうして俺は、ウィルとの約束を心の片隅にしまい込んだのだった。
そして高専を卒業した俺は、一級建築士の試験に合格し皇煌組のフロント企業である建設関係の会社に入り実務経験を歴て一級建築士に登録する事になった。
その傍らで、俺は皇煌組から派生させた“金黒龍会”という法人を立ち上げた。
登記上の法人名は“gbd Inc.”だ。
……別に前世を意識したりはしていない、断じてそんな事はない。
法人の目的としては、一般的な一級建築士事務所のような内容と、さらには様々なコンサルタント業務とした。
いたって法令に違反する事もないが、一応世間一般からすればヤクザのフロント企業である事は明らかである法人のため、少しでもトラブルを回避すべく、俺は優秀な人材をスカウトする事にしたのである。
親の金だが、金なら余るほどにある。
まずは弁護士と司法書士、税理士か公認会計士あたりは欲しい所だ。
そんなこんなで、俺は無事に一級建築士登録を済ませ、24歳で自分の会社を本格的に始動させるのだった。
○○●●
「ねぇナイト、お願いだってばぁ」
「嫌だね、俺にはなんのメリットもない」
家業を継いだ形となった俺の一方で、ヒメカはその容姿を活かしモデルから始まり、いつの間にやら朝ドラヒロインに抜擢されるようなマルチタレントとなっていた。
「ねぇ、お願いぃ……事務所がナイトとのツーショットをSNSにあげろってうるさいの!」
「嫌だね、自分がまいた種だろ、俺を巻き込むな、ヤクザだってバレたらどうすんだよ」
馬鹿なヒメカが、自分には双子の弟がいる、とラジオで話した事で、世間はヒメカの男バージョンに興味津々らしい。
「ちょっと一緒に写真撮ってくれるだけでいいんだってば!」
「嫌なものは嫌だ、ガキの頃の写真でも載せとけよ」
俺がそう言うと、ヒメカはその手があったか、と言って、昔の写真のデータを漁りだした。本当に子供の頃の写真を使うつもりのようだ。
「あ、ねぇ、見て見て、これいいじゃんっ中学の入学式の写真! 私もナイトも可愛い~」
ヒメカの持つタブレットには、仕方なしに準備して行く事にした中学の入学式の当日、家の門の前で家族と組員の皆んなで撮影した写真が写っていた。この撮影会のせいで、俺は入学式に遅刻したのだ。
その中の俺とヒメカの二人の写真を使うつもりのようだ。
「馬鹿かよ、ハッキリ組の表札写ってんぞ」
「っげ、本当じゃん」
そんなやり取りをしたせいか、俺はふと、あの日やたらと俺に話しかけてきた変わった奴の事を思い出すも、どうでも良かったのですぐにまた忘れた。
その数日後。
「坊っちゃん、出していた求人に応募がきましたよ」
「坊っちゃんって呼ぶな、社長かボスって呼べって言っただろ」
「ははは、すんません、つい……」
こいつは、昔から俺とヒメカの子守りからの運転手等をしていたサク。本名は……何だったかな……。
サクは借金を抱えたまま蒸発した両親の代わりに高校を中退して働き、借金を返済していた。
しかし、支払いが滞り、ウチの組員が取立てに行った際に、珍しく居合わせた当時若頭だった俺の親父に気に入られ、俺達の子守りとして雇われたというなかなかの苦労人だが、凄くいい奴で俺達の兄みたいな存在だ。
顔がいいし仕事も出来るので、そのまま俺の会社で雇う事にしたのだ。
ちなみに、サクは俺達の子守りの傍ら、定時制高校に通い高校を卒業している。
「どれ、履歴書見せろよ」
「どうぞ……なかなか凄い奴ですよ、どうしてウチに、という感じです」
「……伊万里……星……?」
俺は履歴書に書かれたその名前を口に出して読み上げる。
「現役でT大に合格して最短ルートで弁護士登録、おまけに公認会計士まで持ってるとは……さっき、そこに書いてある今の職場をネットで検索したら、どうやら親の経営している会社のようです、継がなくていいんですかねぇ……あ、そうそう、坊っちゃんと同学年で同じ中学校の卒業ですよ、ご存知ですか?」
ペラペラと応募者の情報を話し続けるサクの言葉を耳に入れつつも、俺は記憶を掘り起こしていた。
いや、掘り起こすもなにも、つい最近思い出したばかりの奴だ。
「……こいつは却下だ」
「えぇ?! 確かに優秀過ぎて胡散臭いですけど、一人で何種類もこなせますし、かなり使えそうな奴ですよ……いいんですか? 顔もいいですしね」
まぁ、確かに顔はいい……男らしくシュッとした感じだ。
中学の時から女にモテていたようだったから、雇えばそれなりに客ウケはいいだろう。
だが、それ以上に同級生は何だか嫌だし、特にこいつは俺と友達になりたいと言って近づいてきた意味のわからん奴だった。
「……いい、他の奴を待つ」
「……わかりました、書類審査で不採用と返信しておきますね……後悔しないでくださいよぉ」
俺はこれで終わったと思っていた。
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