【R18・完結】婚約解消した王子が性癖を拗らせて戻ってきた

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第一章

1 エイミーの人生

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 ……女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング1位
 ……女性が選ぶ“理想のボディ”ランキング1位
 ……恋人にしたい女性有名人ランキング1位
 ……男女別・理想の先輩ランキング1位
 ……男女別・理想の配偶者ランキング1位
 ……彼女にしたい有名人ランキング1位
 ……本当に頭がいいと思う有名人ランキング1位
 
 ……その他、多数の1位を獲得……
 
 
 数々のランキングの1位を総ナメにしてきたこの私、ユノン24歳は、モデルや俳優業、歌手なんかもこなしちゃうマルチタレントだ。
 
 小学6年の時点で身長が160センチあり、ハーフのママに似た目鼻立ちのハッキリとした顔面と、全体的に色素の薄い頭から眼、肌は、よく周囲から羨ましがられていた。
 
 12歳の時、代官山でスカウトされてモデルを始めてからは、あれよあれよと今の状況になり、正直……
 
 天職だと思っている。
 
 見た目こそ生まれもったものだが、中身は私の個性であり、ランキングの結果は才能と努力の結果だろう。
 
 モデル業をこなしながら勉強も頑張ってレベルの高い国立の大学出て、何度か短期留学をして外国語も学んで来たし、常識やテーブルマナー、ダンスなんかも上流階級に通用するくらいには学んで来た。
 
 何故かって?
 
 私はイケメンハリウッド俳優か海外のイケメン富豪と結婚するのが夢だからだ。
 
 年を重ねてもその美しさを保つためには、お金と愛が必要であるからして、金持ちのイケメンと結婚するのが一番手っ取り早いと考えたわけである。
 
 
 そして、金持ちのイケメンをゲットすべく自らを高めるため努力した結果、数々のランキングで1位を獲得したというわけだ。
 
 
 私は25歳になる前のまさに今、タレント業を引退し婚活にチカラを入れると決めており、20歳になった時に、所属する事務所にはその事を伝え渋々ではあったが、了承も得ている。
 
 
 そして先日、24歳の誕生日を迎えた私は、ひっそりとタレント活動を辞め、モデル業だけに切り替え、未来の旦那様を探すべく、拠点を海外へと移すために、ルンルン気分で準備をしていた。
 
 
 
 
 
 ……はずだったのだが……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 私は今、エイミー・クリフォード・ファリナッチとしてわけのわからない世界にいる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ○○●●
 
 
 
 海外へ飛び立つ日の前夜、空港近くのホテルで眠りについた私は、翌朝、このわけのわからない世界で目覚めた。
 
 
 目覚めた時、ものすごく身体がダルくて、風邪でもひいたかと思ったのだが、目を開けた直後に聞こえてきた騒がしい女性の声に、ハッとした。
 
 
「エイミーお嬢様! 良かった! お目覚めになられたのですね! 今旦那様と医師を呼んでまいります!」 
 
 
(え……誰? なんで私の部屋に……? )

 
 声のした方を確認するも声の主であろう女性の姿はすでになく、ただ、その時に自分の視界に入ってきた部屋の様子が、自分のホテルではない事に気付いた。
 
 
(っは? ここどこ?! え!? なに!? )
 
 
 ガバッと起き上がり、ベッドから飛び降りた私は、部屋の隅に巨大な鏡を見つけ、何となく気になり鏡に向かう。
 
 それにしても、無駄に派手で広い部屋だし、何故かわからないが凄く身体がダルい……。
 
 そんな事を考えながら、ダルい身体でゆっくりと歩き、ようやくたどり着いた鏡の前に立った私は、自分の目を疑った。
 
 
 
 
「……え? ……嘘でしょ……」
 
 
 
 鏡には、自分ではない誰かが写っていた。
 
 
「……ん? 待てよ……この顔、どっかで見たこと……」
 
 
 
 その時だった。
 
 
 バァンッ!
 
 
「エイミー! 目覚めたって?!」
「エイミー! ぁあ、良かった!」
 
 
 突然、派手な赤毛の壮年の男女が部屋の扉を派手に押し開け入ってきた。
 
 
 
 
(……エイミー? ……あっ)
 
 
 
 私の目の前の鏡に写る、燃えるような赤い髪に宝石のように輝くブルーグリーンの瞳……アニメのキャラクターに出てきそうなカラーリングの信じられないほどに美しい“エイミー”と呼ばれる女性には心当たりがある。
 
 
「エイミー・クリフォード・ファリナッチ……?」
 
 
 私がそう呟くと、先ほど部屋に入ってきた明らかに鏡の前の女性の父親であろう赤い髪の壮年の男性が言った。
 
 
「そうだ、お前は私とイレーヌの大事な大事な愛する娘、エイミー・クリフォード・ファリナッチだぞ」
 
「ぁあエイミー、心配したのよ? ……貴女、3日間も高熱のまま意識不明で……」
 
 
 3日間も高熱で意識不明……だからこの身体はこんなにダルいのか。
 
 
「エイミー? つまり私、エイミーなの?」
 
 
 何となくだが、状況は理解できた。
 
 
「……そ、そうだ、お前は間違いなくエイミーだ……まさか、記憶に何か問題が……? おいっ! 医師はどこだ! エイミーを診てやってくれ!」
 
 
 私は今、自分ではない。
 
 意識は私のままだが、身体とその住む世界は日本ではない……おそらくこの世界は……。
 
 
 私が17歳の時、始めて役者として演じた舞台……『ルーブルの君主』の世界なのだろう。
 
 エイミーは、まさにその時私が演じた役の名で、あの時は赤い髪のウィッグにカラコンだったが、今の私は全て自前・・だ。
 
 
 
(日本を離れるから、名残惜しくてこんな夢を見てるのかな……)
 
 
 始めての舞台だったからこそ、その脚本は色濃く私の中に残っている。
 原作は人気の長編のライトノベルだったのだが、脚本家がかなり脚色を加えたため、その内容は成人向けのシュールなものだった。
 
 
 エイミーは、物語でいう所の“悪役”であり、自ら破滅の道へと進み、最終的には35歳という若さで死刑判決を受け、公衆の面前で断頭台に上げられ首を斬られるのだ。
 
 私はそんなエイミーの10代から20代前半の頃を演じたのだが、もちろん最後まで脚本は頭に入っている。
 
 脚本だけではない、私は原作もすべて読み込んでいるので、脇役についてもしっかりと細かいことまで把握したうえで、エイミーを演じた。
 
 
 私が演じたエイミーは、目の前にいる同じ赤毛の両親からたっぷりと甘やかされたせいで、高飛車で我が儘で傲慢な性格の女性に成長してしまう……まぁ、あれだ、よく聞くところの“悪役令嬢”のような女性だった。
 
 
 
 
(待てよ? このまま夢を見続けたら、いつかは身体と頭がさよならしちゃうじゃん……早く起きなきゃ……)
 
 
 
「お父様お母様、まだ少し気分が悪いので、私はもう少し休みますわ……」
 
 私は、自分の演じた役を思い出しながら今もエイミーになりきってみる。
 
 本当はもっと上から目線で声も高めで話し方もぶりっこなのだが、さすがのエイミーも体調が悪い時はこんな感じでいいだろう。
 
 
「……お、おお……そうだな、確かにまだ体調が悪いようだ、ゆっくり休むといい、何かあれば侍女に言いなさい」
 
「ありがとうお父様」
 
 
 私に対して、何故か少し驚いている父親達を不思議に思いながらも、自分が首を切られてしまうエンドを迎えるこんな夢から、一刻も早く目覚めようと、私は再びベッドへ戻り目を閉じるのだった。
 
 
(寝て起きたら、今度こそ飛行機に乗るのよ)
 
 
 
 
 
 
 
 ○○●●
 
 
 
 
 (……って……)
 
 
「っなんでやねん!」
 
「っえ……エイミーお嬢様? どうされました?」
 
 
「え? んーん、なんでもないわっ」
 
 
 
 
 おかしい……確かに私は眠って、そして起きた。
 
 それなのに、まだエイミーのままなのである。
 
 
 これは、もしかしてもしかするのだろうか……あまり多くはないが、いくつかはスマホの漫画アプリで読んだことがある……“小説の主人公に憑依しちゃった! ”とかいうやつなのだろうか?
 
 それにしても、主人公どころか悪役って……そんなことってある? まぁ、自分の演じた役ではあるけど、悪役って……。
 
 つまり、この先私は首ちょんぱで死ぬ運命だという事だろうか。
 
 
 そんなの絶対に嫌だ、私は金持ちのイケメンと結婚して愛のある優雅な生活を送るのだから……そのためにどれだけ努力してきたと思っているんだ。
 
(死んでたまるかってんだ……)
 
 
 そうと決まれば、私のすべきことは一つ。
 
 死刑になるような悪事に手を染めなければいい……イエス、簡単だっ!
 
 たとえそれで物語のシナリオが変わってしまったとしても、私の知ったこっちゃない、エイミーの存在する世界など、私にとっては所詮フィクションなのだから。
 
 
 気持ちを切り替えた私は、死刑回避のために行動することにした。
 
 そしてそのための第一歩として、が物語のどのあたりなのかを把握する必要がある。
 私の記憶の通りであれば、いつもエイミーの側にいた侍女の名前は……。
 
「ねぇマリー、私って今何歳だったかしら?」
 
「……やはり記憶が少し曖昧なのですね……お可哀そうに……お嬢様は先日、17歳になられ、盛大な誕生日パーティーを開かれたばかりですよ」
 
 
 17歳……誕生日パーティー……。
 
 つまり、デビュタントも終えて、エイミーが世間様に我が儘で傲慢なポンコツ令嬢であることは知られてしまっているということだ。
 欲を言えば、憑依するならデビュタント前だったらよかったのに。
 
 原作によればエイミーは、デビュタントの夜、盛大にやらかしたのだから……。
 
 
 
 
 その前に、“ルーブルの君主”の物語を読み進める上で、欠かすことのできない四つの王国と様々な設定が存在する。
 
 
 四つの国を統括する役を担い、最も広大な領土を持ち、人口も多く豊かな国、東の王国エスティリア。
 そして西の王国ウェステリア、南の王国シュドティリア、北の王国ノルディリアと続く……西と南、北の王国は規模にさほど違いはない。
 
 
 さらに、この四つの国には、それぞれの土地にゆかりのあると言い伝えられている神獣の逸話がある。
 
 東の竜、ファフニール、西の蛇、ヨルムンガンド、南のリス、ラタトスク、北の狼、フェンリルだ。
 
 
 この辺の話になってくると、エイミーの存在などちっぽけに思えてくるのだが、所詮エイミーはただの脇役の悪役。
 
 
 物語の主軸としては、ヒロインとヒーローが四つの国と複雑に絡まり合って、物語を構成していくのである。
 
 
 
 
 エイミーの住む国、ここシュドティリアは俗に南の王国と呼ばれ、暖かい気候と美しい海が自慢で、国民は皆穏やかな性格の人々が多いのが特徴の国だ。
 特産品はこの土地で栽培されている果物や絹織物などであり、食べ物の美味しい国として近隣諸国から観光客を受け入れているオープンなリゾート王国なのである。
 
 エイミーの生家であるファリナッチ家は、シュドティリアをそんなオープンなリゾート王国にした王家に連なる家柄であり、公爵家なのだ。
 ……だからこそ、エイミーが何をしても35歳で死刑判決が下る原因となった事件までは、目をつぶってもらえてたと言えよう。
 
 そんな由緒正しきファリナッチ公爵家には、エイミーの他に子供が3人いる。
 
 長男のブルーノ・エル・ファリナッチ、次男のリシャール・クロード・ファリナッチ、三男のアルノー・デル・ファリナッチだ。
 
 長男のブルーノはエイミーよりも5歳上、次男のリシャールはエイミーの2歳上、三男のアルノーはエイミーの2歳下……つまり、男ばかりの中にエイミーだけが女であったこともあり、余計に両親や兄弟から溺愛されていたのである。
 
 そして、エイミーの母親は東の王国エスティリアの公爵家の娘だったこともあり、エイミーには幼いころから婚約者がいた。
 
 それは、母親の母国であるエスティリア王国の第二王子、エドゥアルド・アルベルト・ディ・エスティリアだ……丁度、エイミーと同じ年に生まれた王子だというだけで、結ばれた婚約だった。
 
 しかし、エイミーはその婚約者の事が気に入らなかったのである……なぜなら、エドゥアルド王子は、身体の大きいぽっちゃりくんだったから。
 
 
 周囲からその美しい見た目を誉め称えられて生きてきたエイミーにとって、自分の婚約者がぽっちゃりでり、陰で馬鹿にされているような人物であることが何よりも許せなかった。
 
 
 そしてエイミーは、14歳で迎えたこの国の王族が主催するデビュタントパーティーの会場で、沢山の人々の前で、婚約者のエスコートをするためにわざわざ東の国から来てくれたエドゥアルド王子に向かって、婚約解消を宣言したのである。
 
 しかもそのセリフがひどいのだ。
 
『私はあんたみたいなデブとは結婚しない! 鏡を見て出直しなさい! ……いいえ、出直さなくてもいいわっ、婚約は解消よ!』
 
 とんでもない恥をかかされたエドゥアルド王子は、それでもパーティーが終わるまでは遠くからエイミーを見守り、帰ることにはしっかりとファリナッチ公爵家まで送り届け、その際にエイミーの両親に挨拶し、エイミーが望むのならば、と婚約の解消について正式に同意したのであった。
 
 エイミーの両親はエドゥアルド王子の申し出にとても驚いたが、王子自身がエイミーのことを叱らないでやってくれ、と両親に申し添えたため、エイミーは誰からも叱られることもなく婚約は解消され、彼女にとっては大満足な結果に終わったのだ。
 
 
 私は、エイミーを演じながらも、心の中ではこのエドゥアルド王子を推していた。
 
 そりゃちょっと太めだけど、いいヤツじゃん? しかも、本来ならば王族に対してとんでもない不敬を働いたにもかかわらず、エドゥアルド王子はエイミーの奇行を一切咎めなかったのである。
 
 
 しかしその衝撃的な出来事は、たちまちシュドティリアの貴族の間では大変な噂となり、普段の立ち振る舞いも相まって、エイミーはその傍若無人ぶりが露見することとなってしまったのだった。
 
 
 デビュタント以降、エイミーの周りには公爵令嬢というその立場に対して関係を持とうとする人間しかいなくなり、エイミーのことを心から考えてくれるような友人などできるわけもなく、ある意味で彼女は孤独だったのである。
 
 
 そして今、17歳という事はエイミーには好きな人がいるはずだ……そしてまさにその婚約者をいじめている真っ最中であろう。
 
 
 エイミーの好きな人、それはこの国の第一王子、アルベール・ド・ジョゼ・シュドティリア、この物語のヒーローだ。
 そしてその婚約者とは、アルベール王子の一目惚れによって、男爵令嬢であるにもかかわらず王子と婚約を結ぶこととなったこの物語のヒロインである、ジュリエットだ。
 
 自分の好きなアルベール王子が下級貴族のジュリエットと婚約したことが許せないエイミーは、ともに通っていた学園内で、彼女に嫌がらせをし続けるのだが、この時のエイミーの嫌がらせはまだ可愛いものばかりだった。
 
 しかし、18歳になり学園を卒業するとエイミーのジュリエットに対する嫌がらせは、どんどんエスカレートする。
 
 ジュリエットに対するエイミーの嫌がらせを知ったアルベール王子は、王太子教育と称し、エイミーが手出しをできないように、早々にジュリエットを城へ囲ってしまい、19歳で無事に二人は結婚するのだ。
 
 エイミーはアルベール王子とジュリエットが結婚した後も、虎視眈々とジュリエットを狙い続けるも、その度にアルベール王子に邪魔をされてしまう……もはやそれは、アルベール王子に対する恋心などではなく、ジュリエットに対する憎悪からの行動であった。
 
 そして……エイミーは30歳を過ぎた頃、死刑になってしまうほどの事をやらかしてしまう。
 
 何をやらかすかって?
 
 それは、アルベール王子とジュリエットの子ども、つまり王子の暗殺未遂だ。
 
 
 娘の罪に対し必死に情状酌量を求めるファリナッチ公爵のおかげで、5年間も判決が下されることはなかったが、エイミーが35歳になる頃には、ファリナッチ公爵が病に倒れ、そのままエイミーの裁判は進められてしまい、死刑判決が下され、死刑が執行されるのである。
 
 
 つまり、この物語の中でのエイミーという女性は、人生の大半をその嫉妬心から他者への嫌がらせに費やした、虚しく寂しい女性なのだ。
 
 私は原作まですべて頭に入れているが、舞台化されたのはこの物語の主軸部分であるため、私の演じたエイミーなど、ヒーローとヒロインの恋を盛り上がらせる当て馬的存在に過ぎず、嫌がらせのシーンと暗殺未遂のシーン、そして死刑のシーンくらいしか出番はない。
 
  
 
(よし、私はアルベール王子なんて好きじゃないし、今すぐにジュリエットに対する嫌がらせをやめよう!)
 
 
 
 そう決意した私は、今は病気療養中で休んでいるが、体調が回復して学園に復帰したら、今後一切ジュリエットに関わるのを止めることに決めた。
 
 
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