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46 ソウハとライギ R18

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「ぁっ……んっ……」
 
 
 リンファさんと皇后の座を巡り争う事になってからというもの……私は毎日ジュンシーから課せられた大量の課題に取り組んでいた。

 ジュンシーなりに、私が陛下とシュウ家に恥をかかせないように、と、付け焼き刃でもいいからと言って、詰め込み教育をしてくれている。

 ……陛下を悦ばせる事なら絶対に負けないのに。


 
 その疲れのせいか、陛下が仕事を終えて寝室に来る前にソファーでウトウトと船を漕いでいたのだが、どうやらそのまま眠ってしまったようだ。
 
 
 しばらくして、何やら下半身に気持ちよさを感じて目を覚ませば、私はベッドの上で半裸にされ、股を開き、その間にはソウハの頭が……。
 
 寝起きドッキリも良いところだが、私は寝起きコンマゼロ秒で、快楽を感じ、甘い声を漏らしていた。
 我ながらアッパレである。
 
 私が目を覚ましたとわかると、ソウハは私の下着を脱がし、ポイ捨てしてしまう。そして湿った秘部に舌を這わせながら、そのまま話しを始めた。
 
「ジュンシーに色々としごかれているようだな。」
 
 お願い、しゃべるか、舐めるかどっちかにして……っ。
 
「っん! ……はぁ――……っんぁっ!」
 
 クリをチュゥっと吸われ、ビクンッと身体をはじけさせると、ソウハはゆっくりと中に指を挿し込む。
 
「辛ければやめていい。どちらにせよ、私はお飾りの皇后をたてるつもりなど一切ないからな。お遊びに付き合ってやる必要はないぞ。」
 
「ぁあっ……! んっ! んなわけにもっ……んぁっやっ!」
 
 ……ソウハの長く男らしい指が、やけに今回は執拗に私のスポットを擦り上げている。
 ソウハの言葉は全く頭に入ってこない。

 
「っ……ね、そこばっかりダメッ……っ! でちゃ……っんやっ! ……っ!」
 
「……それにしても……面白くないな、ジュンシーのせいで、私と過ごす時間がほとんどないではないか。」
 
 ――まさか、ソウハ、ジュンシーに……課題にやきもち妬いてるの?! 嘘でしょっそんな可愛い所もあるの?
 

「……ソウハっ……ぁんっ……可愛いっ……んんっ」
 
「……生意気な猫め、ずいぶんと余裕があるようだ。」
 
 直後、ソウハは擦り上げるスピードを上げた。
 
 私の下腹部に、尿意にも似たソレが、やってくる。
 
「っ! っぁっ――ダメッだってば! 出ちゃうっ出ちゃうのっヤメてっっ! ――んっ! ……ぁあ! ……っ」
 
 
 
 ……出ちゃうっていったのに。
 
 軽く潮を吹いた私に、ソウハは嬉しそうに言った。
 
「……手が濡れてしまった。レイラン、綺麗にしてくれるかな。」
 
「っ?!」
 
 自分の潮を……尿を舐めろとおっしゃっるか! 自業自得のくせして。
 
 もう……そういうプレイは求めてないのに……でも、ソウハが楽しんでるみたいだから、舐めてあげるよ、仕方ないな、今日だけだぞ、惚れた弱みだからね!
 ……とか言って、自分も楽しんでいる。
 
 私は渋々……のフリをしつつ、ソウハの手を両手で掴み、肘から手首にかけてすぅーっと舌を這わせ、ソウハに飛び散った自分の潮を舐め取る。
 
 そして、手の平から甲、指先までを綺麗にお掃除してあげたのだった。
 
「レイラン、ありがとう、上手だね。」
 
「ん……。」

 ……私が上手なのは、コレじゃないよソウハ! そして、こんなもんじゃないんだから!
 
 私はその勢いで、ソウハの腰元にある元気いっぱいに立ち上がるソレを掴み、腕と同じように、裏筋を下から上へたっぷりの唾液で舐め上げた。
 
 ピクンピクン、と嬉しそうに反応するソレは、なんだかとても素直で可愛らしく、もっともっと可愛がってあげたくなってしまう。

 大きく口を開けて、パクリと咥え込んだはいいが、顎が外れそうなほどに口いっぱいだ。
 そんな魅力たっぷりのソウハのソレの質量に、この後を期待して、私はうっとりしてしまう。
 
 ジュブジュブと、わざと音を立てて吸いながら上下し、チラリとソウハの顔を見上げる。
 
 ……気持ちよさそう。色っぽい。
 
 
「っレイラン、もうその辺にっ……。」
 
 だーめ、逃がしません。
 
「っこら! ……っ……――っつ!」
 
 よし、出た。
 
 
 私は今回、初めてのおフェライキを果たしたソウハに、自分が私の口内に出した白濁を見せてあげる事にした。
 
「んーん、見へ。(ソウハ、見て)」
 
 バァ、と口を開けて舌を出す。
 
「……。」
 
 初めは不思議そうにじっと私の口内に釘付けのソウハだったが、しばらくして、ニコニコ笑顔で言った。
 
「私の子種か……レイランいいかい、一残らず飲み干すんだよ。」
 
 ゴフッ! ……一滴残らずじゃなくて、一匹単位ですか?! ……。

 
 これぞ、王者たるなんたら……完敗です。

 皇帝の子種は、私がおもちゃにしていいようなものではございませんでした。ーーと。

 っちぇ、前みたいに、恥じらうソウハが見れるかと思ってたのに……。
 
 ん? 恥じらうソウハ……?
 
 そういえばそうだよな……ソウハはもっと……ピュアボーイだったような……。
 いつの間にこんな笑顔の鬼畜野郎になったんだ?
 
 
 
 ゴクリ。
 
 あ、飲んじゃった。
 
「よし、いい子だ。レイラン、このまま私の上へ乗るといい。」
 
 わーい。
 
 私は大好きな体面座位で、まだまだ元気いっぱいのソウハのソレを自分の蜜口にあて、ゆっくりと腰を下ろしのみ込んでいく。
 
「……っんんっ……はぁ――、ソウハの……おっきぃ……完璧――。」
 
「レイラン、ずいぶんと良さそうな顔をしている。」
 
 ソウハは私のスケベな顔を見て微笑み、顔に触れ、チュッとキスをした。
 触れ合った唇はそのまま離れることはなく、何度も角度を変えながら舌を絡ませ、深く溶け合う。
 
 
「ん……――っんっソウハお願いっ……下から突いてっ……」
 
 
「……。」
 

 私がお願いしているにも関わらず、なぜかソウハは、動いてはくれない。
 それどころか、片手は私の頬に、もう片方の腕は後ろへ投げ出したままで、まるで“ちんこだけ貸し出してます”状態だ。


 あれ? 動いてくれないの? ーーと、私が疑問に思っていると……。


「先ほど私の制止を聞かなかった罰だ。」
 
「……っえ?」
 
 もしかして、皇帝陛下の大事な子種を口に出させた事を、根に持っていらっしゃる?!
 


 ……仕方ない、自分で動くか。
 
 ソウハさん、元遊女をナメないで頂きたい。
 自分で気持ちよくなる術なら星の数ほど開発済ですから!
 
 でもその前に……そうだな……ソウハのこの余裕の笑顔を歪ませてみたいなぁ。
 
 私は体面座位を諦め、ソウハを押し倒し、騎乗すると、そのまま腰を浮かせ、亀頭部分だけを出し入れした。
 
 脚にくる、かなりきつい体勢であるため、中もそれなりに締まるはず、かつ、男性からしたら全部入れたくて仕方なくなる焦らしプレイだ。
 
 先っちょだけ! ってやつですね。
 
 
「――っ! ……何をしているのかな。」
 
「……反抗期だにゃ」
 
「……。」
 
 フッフッフ。眉間にセクシーなシワが寄ってますよソウハさん。ほれ、ほれ、ほれ、入れたくて仕方ないんじゃない?
 
 ……入れたくて仕方ないのは、私も同様なので、できれば早くギブアップして、私の腰を掴んで下から思いきっりガッツいてほしいんだけどな。
 
「っ……! ……この――性悪猫め……」
 
「ッギャ!」
 
 ソウハはムキッと上体を起こし、ギャッという間に私をひっくり返してしまった。
 そしてそのまま――。
 
 彼の全部が一気に私の中に挿ってきた。
 
「んっぁあ! ……っソウハ……の負け、私の勝ちっ……えへへ……っんぁ! っ……ん!」
 
「まったく、悪い猫だ。私を弄んで……覚悟は出来ているんだろうね。」
 
 え……。
 
 
 
 
 
 
 
 ……覚悟、出来ていませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 事後、私はソウハに腰をさすってもらいながら、気になっていたことを尋ねてみた。
 
「ねぇソウハ、ライギはいつ、どんな時に出てくるの?」
 
「ん? 私もライギも、いつもレイランの側にいるよ。だから気にせずともいい。」
 
 え、そういう感じなの? 人格違うんだよね、気になるんだけど……。
 
「私とライギは互いのすべてを共有しているからな……ただ眠っている時は別だが。」

 眠ってる……?
 あ! だから、ショートスリーパーでも平気だったの? ソウハの時はライギが寝てて、ライギの時はソウハが寝て……?

 でも、結局なんだかよくわからない。

「ライギはソウハの何なの?」

「ライギは私だ。私もライギだ。」
 
 ……この、にこにこマンめ。笑顔でなんでも許されると思って! ……許しちゃうんだけどさ。
 
「もしかしてだけど、私とこういうことする時はいつもライギでした、なんてことはないよね? 私を抱いてるのは、ソウハだよね?」
 
「……。」

 ん?

「――ああ、そうだとも。私だよ。」
 
 あ、今の不自然な。ぜったい怪しい。やっぱり、ソウハはピュアピュア担当で、ライギはエスっ気のエロエロ担当なんだ。絶対そうだ! そうに違いない。
 まぁでも、本人がどっちも自分だと言い張る以上、これ以上は追及しないでおいてあげた方がいいな。
 
「私、ピュアなソウハも、意地悪でエッチなソウハも、どっちも好きだから、どっちかがライギだったとしても結局好きなことには変わりないからね。」
 
「レイラン、そんなことを考えていたのか。私ではない者に抱かれているかもしれないなどと……うむ、今夜はもうレイランの腰が心配なので難しいが、また明日だな。」
 
 ん? ……また明日、なんなのでしょうか!? ソウハさん?!
 
 
 
 しかしそれから数日後の晩、満月の夜、ライギは突然現れた。
 
 
 
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