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8 ドS様がデレた R18
しおりを挟むしかし、私は無事にやり遂げた。顔射されたけどね。
続いてウンランは、私をベッドに上げ、自分は寝転がり、顔を指さし、“乗れ”、と言った。
どうやら、顔面騎乗位をお望みらしい。
……いや、そっちもイける人なの?! どういう性嗜好の人なのこの人!
私は言われたとおりに、彼の顔に秘部を乗せた。さすがに体重はかけない。プロだから。
彼が私の蜜を味わいやすい、絶妙な距離で乗せるのだ。でもこれ、めっちゃ脚にくるんだよね。
「っ……ぁん……っ(気持ちい……)」
ウンランは、私を気遣ってか、腰を持って支えてくれ、私の脚は幾分か楽になった。
胸への愛撫でも思った通り、彼の舌遣いは好ましく、私としたことが、すぐにイってしまったのである。
「うつぶせになれ。」
最初はバックですか。やっぱり顔がコンプレックスなのかな……?
私はうつ伏せではなく、ウンランが入れやすいように四つん這いになり、腰を上げ、肩を下げた。
女豹のポーズである。
しかしここでもウンランは私の秘部に顔を近づけ、舌で蜜を舐めとるだけで、挿れようとしない。
息子さんは元気いっぱいに張り詰めてるんだけどな……。
まさか、フェイロンはキス好きだったけど、ウンランは舐めるのが好きなのだろうか……。
腰を上げた状態のまま舐められクリをいじられ続け、私が達すると、ようやくスリスリと私の濡れたその場所にウンランのウンランが蜜を絡めるように往復しはじめた。
「……。」
フェイロンの時のような事前宣告はなく、そのまま一気に挿し込まれる。
「っあぁ……っ深……っ」
エスッ気のある彼の事だから、ケツでも叩かれながら腰を振られるかと思いきや、意外にもウンランは私に覆いかぶさり胸を掴む。そして、私の口に指を突っ込んだ。
っえぇぇ!?
ウンランの指は、まるでキスの代わりだと言わんばかりに、私の舌にふれ、唾液をあふれさせる。
「……ふぁっ……」
上にも下にもウンランが挿っている私は、なんだか変な気分だった。
しかし、やはり、挿入でもなかなかイかないウンランは、下は挿れたまま口から指を引き抜き、くるんっと私を仰向けに転がした。
そして私の唾液まみれの指で、クリを刺激しながら、再度腰を動かし始める。
「っぁっ……んっ……っ!」
「っ……!」
初めて表情をゆがませたウンランを見た時、胸が少しきゅんとした。何ともセクシーだったから。
ウンランは少し乱暴に私の顎を掴み、そのまま口付けた。
「っ!? ……んん……っ」
やっぱり、すごい……この人の舌遣い好き……っと、危うくキスでイキそうになってしまいそうになるほどに、トロンとしてしまったが、せっかく鍛えた骨盤底筋を意識し、キスをされているこのタイミングで締める。
「……っ!」
そして私はウンランを攻略する……中でイかせることに成功したのだった。
最終的にはキスもしてくれたし、長かったけど中でイってくれたし、満足して帰ってくれるだろう。
私を紹介してくれたフェイロンに恥をかかせるようなことにならずに済んでよかった。
「……。」
息を乱したままのセクシーなウンランは、ドサッと私の隣に倒れるように横になると、呼吸を整えながら、そのまま顔だけを私の方にむけて、言った。
「……レイラン、と言ったか……。」
「はい、レイランにございます。」
「気に入った……一晩に二度も出したのは初めてだ……あの筋肉馬鹿のフェイロンが気に入るわけだな。」
フェイロンは仲間内で筋肉馬鹿を呼ばれているのか。なんかちょっとウケる。
「光栄でございます。またお待ちしておりますね。」
「なんだ、済んだら帰れと言うのか?」
……え、いや、貴方でしょ、食事もせずにすぐにやろうとしたのは。
「とんでもございません、お時間の許す限り、いてくださると私は嬉しいです。」
「……そうか、俺がいるのが嬉しいのか……そんなことは初めて言われた……不思議だな、お前の口から聞くと嘘には聞こえない。っふ。」
「っ!!」
笑った……。ドエス目つき悪い系イケメンが……で、デレタ!!
「身体が貧相だなどと言って、すまなかったな、お前は美しい……俺は太った女が嫌いなんだ。……誰にも言えないがな。」
おぉ! ここに、デブ専の逆バージョンがいたか!
「では、ウンラン様にとっては私の身体はお気に召されましたか?」
「ああ、最高に美しいと思う。このスッキリとした顎も、くぼんだ鎖骨も……それでいて柔らかでよく実った胸からの引き締まった腰のラインも最高に美しい……後は……脚の付け根のこの三角のスペースと太ももとふくらはぎの隙間……完璧だ。」
うぅぅ……わかってくれる人がいた! こんな世界にも、私の努力の成果を美しいと褒めてくれる人が!
「ウンラン様っ!」
「っお、おぃ、何だ突然。」
私は嬉しくて、思わずウンランに抱きついた。
「ありがとうございます……嬉しいです。こんな身体でも、気に入って頂けて……。」
私はツルスベのウンランの肌に顔をスリスリする。
「……レイラン……その……口付けてもいいか? お前も疲れただろうから、それ以上はしない、安心しろ。」
なんだろう……ウンランが急に可愛く見えてきた。キャラ変わった? ドエスどこ行った?
私は自分から、ウンランの唇を奪った。
ゆっくりと焦らすように舌で彼の唇をなぞりながら、すべすべの肌にそっと触れる。
「っ……!」
「……んっ! ……んんっ……」
しかし、キスの主導権はあっという間にウンランに奪われてしまう。
「……レイラン、煽るな……これでも我慢してだなっ……っ!」
「なぜですか? ここは我慢する場所ではありませんよ、心と……身体に、正直になっていいんです……。」
私はウンランの下半身が再び元気を取り戻したことを確認しつつ、気に入ってもらった太ももの隙間で挟み込んだ。
結局、その日はウンランもお泊りとなり、明け方帰って行ったのだった。
「レイラン、ウンラン殿が帰りがけに次のご予約もして行ってくださったぞ。もちろん、お前を御指名だ。」
ウンランが帰った後、昼食をとっているとシアさんがホクホクした顔で現れた。
「へっへっへ~んだ、私にかかれば、こんなもんよ。」
「いやだがしかし、本当に驚いたんだ、ウンラン殿は男色という噂もあるほどの女嫌いの御方なんだぞ、一体何をしたんだお前。」
そうだろうね、デブな女が嫌いなのに、こんなデブ至上主義みたいな店には来たくなかっただろうよ。
「さぁ~……そこは、私だからでしょ、ってことで!」
デブが嫌いなのは、私達だけの秘密っ。
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「……お客様の個人情報は教えられない。」
「チェッ……けちんぼ」
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「シアさんにも今度、私の身体、たっぷり体験させてあげるからねっ(ウィンク)」
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