REVIVAL

takezaru

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REVIVAL

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時間は夜中の11時疲れきったサラリーマンは、今にも寝てしまいそうである、家に帰るためには毎晩市営地下鉄に乗り終点駅までのらなくてはならない、駅のホームに立ちつい睡魔に負けてしまう「間もなく電車が通ります、黄色い線までお下がりください」駅のアナウンスが流れている音楽だけは微かに聞こえるだがサラリーマンは目を瞑ったまま眠ってしまった、「ブーオ」電車が近付いてくるのがわかり少し目を開けるとホームから黄色い線に大きく出ていた、そしてサラリーマンは思わずホームの下へと体勢を崩した、「ブーーオ」

駅のホームから何者かが素早く走ってきたそして電車が通る瞬間にサラリーマンの肩を掴んでホームの内側へと引っ張りその瞬間間近で電車が通りかかった、思わず二人は尻もちを着き冷や汗を幡野はかいた「良かった本当に良かった」サラリーマンは思わず自分がどうなっていたのか時間がたってから気づいた「す、すいませんでした」思わず土下座して謝っていたのを幡野は優しく言葉をかけその場を立ち去った。


リバイバルそれは蘇り、生き返りという意味で僕はある日普通の生活から突如リバイバルという現象が起こり始めた、それは突然のことだった
職場はただならぬ空気で張り積めていて地獄のようだった「幡野!てめぇは何回ミスすればいいと思ってんだ、いい加減にしろ」上司の影村は俺の頭に資料叩きつけ怒号を浴びせた「謝ってこい、さっさっと取引先の会社に謝ってこい」「はい、わかりました」幡野は部屋を出ようとしたがそうはいかなかった「幡野のノコノコ出てくる前に、こんな空気を造ってしまって申し訳ありませんとか謝罪のひとつもできねぇのか」ゆっくりと影村が近づき幡野を睨んだ「申、申し訳ありませんでした」深く謝罪しすぐさま取引先の会社へと向かった、必死に走っているその姿、顔はもう限界にちかずいていた、俺は昔からの夢はプロのサッカー選手になることだったが怪我に悩まされプロの道を諦めたがこれまでサッカー以外のことはなにもできなかった、当然負け組の人生と言うことだ。
幡野は夜遅く自宅へと帰宅した、家に入るとすぐさま冷蔵庫を明け缶ビールを取り出した「あー、あの糞上司いつかぶち殺してやる、仕事に就いてからの人生はずっとこのような者だった、自然と涙が溢れ止まることが出来なかった、気づくと時間はおそくなっていた
また明日も仕事だ早く寝ないと、だが仕事のことを考えると仕方がなく眠れやしなかった、
次の日の朝疲れは充分にとれないまま自転車で職場へと向かっていた、住宅街の多い道路の信号に止まると、ランドセルを背負った小学生4、5人がワイワイと騒いでいるのを見かけた、それから一分後信号が青へと切り替わり叉自転車で走り回した、職場まで行くのにあと一度長い坂を下り降りればもうすぐ着く、今日も地獄の始まりだ、そう思いながら坂を下ると急に自転車が止まり幡野は前へとおもいっきり突き飛ばされた瞬間どこで見たような景色が前へと映っていた、「あれ、今なにが」思わず幡野は突然のことに動揺したが前を見るとさっき通った住宅街の道にある信号の所にいた「ここはついさっき通ったはずだ」心の中でそう呟いた、そして叉信号が切り替わり同じ道を通った、やがて長い坂道の所へとやって来て、そのまま下ると、途中で叉も自転車が急停止し、突き飛ばされたが痛みを感じる瞬間叉あの信号の道へと時間が戻っていた、「どう言うことだ、何でさっき通った道へ時間が戻っている」必死に今起きている現象を幡野は探したが原因が何一つわからなかった、やがて信号の道を通りすぎ坂道の前へいくと自転車を止めた、「恐らく叉坂を下ったら時間が戻される」ふと自分の携帯でこの謎の現象を検索した、検索結果では一件だけ当てはまる記事が載っていた、それを幡野はすかさず見た、記事に書いてあるのはREVIVALという時間が戻ってしまう謎の現象に付いて書かれていた、他にも調べようとしたとき大きな救急車のサイレンが鳴り響いた、恐らくここの付近で事故が起こったのだろう、幡野は気になり事故現場を見ようとするとあの信号の所にいた小学生たちが道路に倒れ込んでていてその近くにはガードーレールに衝突した大型トラックの姿があった、「一体、一体なにが起きているんだ」「パッ」幡野が頭を抱えていた瞬間叉信号の所にいた時間へと戻っていた、その時幡野はこの現象について理解した、人を助けなければREVIVALは終わらないと、
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