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序章
序章
しおりを挟む夜の10時になると段々回りにある店は閉まっていく、そんな少し寂しい夜道の商店街を男は何も考えることはなくとぼとぼ歩いていた、目に映る物は今日の昼に起きたあの時の風景がずっと頭の中で駆け巡りあっていた、「真城は今はそう言う時代なんだよ」「で、ですが急にリストラなんて困ります、只でさえ寝たきりなままの母親がいるのに」必死に上司から拒もうとするが結局は上司の圧力でリストラ社員にされてしまったのだ、真城 大紀37歳今日冴えないサラリーマン人生から脱落した男、真城はなにも考えることが出来なかった考えからふとこれからについての不安が一気にのし掛かってきた、「クソこれから俺どうしていけばいいんだよ」自分の情けなさに怒りながら落ちていた空き缶を蹴り飛ばした、蹴られた缶は奥の商店街の入り口まで飛んでいった、すると空き缶の上を見上げると奥から男が必死に走ってきた、その表情は凄く焦っているようだった、「てめぇまちやがれ!」走っている男の奥に何人かの男達が追いかけてきた、やがて男がこちらに向かってくる、真城は危険を察知し店と店の間にある路地裏に逃げ込んだ、「何してるんだあいつら」突然のことに真城は驚いた、「待ちやがれ、松本」「止まれ!」やがて逃げてる男も路地裏にへと入っていった追いかけてる男たちは拳銃を取り出し逃げている男に発砲しだした辺りは銃声音が鳴り響いた、二分後回り道をし商店街を抜け出した真城は急いでその場を離れようとしたその時後ろから銃を突き付けられた、「そこの男ちょっと待て」「な、何ですか」後ろを振り向くとさっき男たちに追われていた奴だった、「頼む時間がないお前しばらくこのICチップを持っていてくれ」「え、どういことですか、ちょっと」男は自分のスーツのポケットにそのICチップを入れたあとすぐに男は逃げっていった、戸惑っている真城を通過するようにそのあと追っていた男たちが自分を通り越した、追っている男たちの姿を見て真城はこのICチップを奪うために追われていたんだとその時状況を理解したのだった、ポケットからICチップを取り出しそれを真城は見つめた、「なんなんだこれは?」。
関東暴力団組織佐久間組、関東では暴力団壊滅への捜査は警察からは手が動けなかったここ最近、佐久間組は関西からも勢力を拡げようと抗争が勃発していた、
しかし組員からはとある物を失われ焦っていた、「佐久間組長裏切り者をやっと見つけました、」先程追われていた組員の松本はボコボコに殴られ二人の組員に肩を背負われながら組長の佐久間の元に連れてこられた「松本叉会えて嬉しいよ、その面裏切らなければ助かってたのにな」松本は腫れている細いまぶたの間から目を睨んでいた、「クズ野郎が」「なんだとコラァ」横から若頭の月山が入ってきた「組長コイツ殺しましょう」「まぁ待て月山ICチップの情報を付かんでからあとでゆっくりと殺す」回りのヤクザが松本の髪を掴み自白させようとしている、それを松本は不快な笑みを浮かべた、「月山多少いたぶってやれ」「はい」そう言うと月山は殴り始めた、
真城は自宅へと帰っていた、家では半身不随の母親がベットで本を読んでいた、「あら、今日はずいぶん遅かったじゃない、 何かあったの?」そう言うと真城は話を遮るかの用に夕食の準備をした、その言動を見て母はすぐに察知した「まぁ大紀はまだまだこれからも人生があるんだから、別に仕事がクビになったからってそう絶望する事何かじゃなくて、良かったじゃない」「どうして?」「叉新しい自分に挑戦できるじゃない、そう落胆するんじゃないよ」母の言葉に少し自分は気が楽になったと思った、しかし夜は眠れなかった、帰り際で渡されたICチップが気になって仕方なかった、「早く寝ないと」布団をいつもより深く被り眠った。
次の朝テレビをつけるとニュースで顔に見覚えのある男が映っていた、「昨日の深夜1.時に、松本 洋司26歳
男性が何者かに殴られ死亡していると近所の住人から通報がありました」真城はその時余りことにただじっとそのニュースを黙って聞いていた、驚きと恐怖が心の中で入り交じっていた、真城はすぐさま遺体現場へと向かった、「さぁここまで臨時ニュースをお伝えしましたが解説者の暴力団組織に詳しい元公安刑事東 陽介さん、今回の事件どう思いますでしょうか」「そうですね確か被害者である松本氏は関東組織佐久間組の組員でしたのでもしかしたら何らかの抗争か起きようとしているのかもしれません」真城は全速力で 松本の遺体現場へと向かうとあの時会った時とは全くちがう血だらけの姿が人だかりの中微かに見えた、その瞬間再びICチップを取り出した、「あんたに返すはずなのに死んじまったらどうすればいいんだ」真城にはいやな予感が漂っていた。
その遺体現場の遠くで月山は車を止めて組員三人と監視していた、「月山さん、あの野郎が行ってた見知らぬ一般人ってここに本当に来ますかねぇ」「まぁ待て今愛川が現場で探してる、あいつが死んだことでじっとして要られなくなるはずだ」真城はチップを見たあとすぐにスーツの脇ポケットに入れ、その場を離れようとしたとき奥の方からじっとこちらを見つめてる男を見つけた、そいつはチップをポケットに入れる瞬間を見逃していなかった、「あいつだー!」奥の男にばれてしまったのだ、真城は慌てて逃げた、「あの野郎」愛川は真城を追いかけながら月山に電話を掛けた、「どうした愛川」「今チップを持っている人間を見つけました」「よし!、お前はそのまま追いかけろこっちはGPSで追いかける」真城は冷や汗をかき続けながら思いっきり走っていた、やがて人だかりの無い高架下へと向かっていた、「ICチップをこちらに渡せ!」愛川は前に走る真城に銃口を向けた、「クソやべ!」逃げていると電車が通るトンネルに入り込んだ、「待ちやがれ!」「バン」何度も愛川は発砲した、だが惜しくもトンネル壁へと弾が行ってしまうやがて愛川は追うのを止めて月山に連絡した、「月山さん男は間もなく電車の駅に入っていきます」逃げている真城の体力はそろそろ限界に近付いていた、「駅に入って電車で逃げ込もう」最後の力を階段を上って使い果たした、改札を抜けようとしたとき「月山と三人の組員に捕まった、銃口を向けられたまま立ち止まった、「チップはどこにある、さっさと出せ」小声で真城の側で脅した、「あんたらこのチップはなんなんだ」「そんなことは今はどうだっていいおとなしく渡せ、さもないとお前の心臓が貫通するぞ」「あんなズタぼろに殺したやつらに渡せるわけないだろ!」強い眼差しで月山を見た「なら、死ぬまでだ」するとチップを改札の方へと蹴った、チップは改札の向こうに落ちていった、その月山が目をそらしている瞬間真城は改札に入る人を使って改札の向こうに入りそのまま落ちてるチップを拾い大急ぎでホームへと向かった、あと20秒で電車は行ってしまう、「奴を追え、追え💢」真城は急いで階段をかけ降りているとつい転んでしまった、「間もなく扉がしまります」「待てコラァ!」もう時間は無い無我夢中で体を電車に投げ捨てた、すると何とかギリギリ間に合ったのだ、ドアを見ると悔しそうにヤクザ達が居座っている姿が見え、電車は動き出した、「すいません頭、つい油断してしまいました」「クソヤクザが舐められたもんだな」「あれそういえば愛川は?」その場所に愛川いなかった、月原は愛川に電話を掛けると「お前今どこにいる?」「奴が乗っている電車に乗車してます、後は撒かせといてください」真城乗っている車両は五車両めで、愛川は一番車両に乗り込んでいた、「チップを奪い取ります」「愛川奴を殺してでもあのICチップ奪い取れ」。
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