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34 7/17 フェリー→安城・ABホテル安城

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 さて名古屋到着である。

 が、その前に向かいになったヴィーノのお嬢さんに「何で女性チャリダーは見かけないんだろう」問題を聞いてみた。
 まあこのお嬢さんも原チャリで二週間、なおかつごくあっさりした格好なんだから、実は結構な猛者だと思う。
 宿泊まりで洗濯を繰り返すのだそうだ。やっぱり女子と着替え問題は切り離せない。
 ワタシは持たないんだがスキンケアとかあるひとは大変だし。
 あと聞いてみて納得したのは、やっぱり尻が痛いのは尻に肉が無いからなんだと。
 ワタシはまあ、この実に年季の入った尻肉のおかげで尻が痛くなることはそうない。
 だから余計にデリケートゾーンの方が気になったんだが、尻の方が切実らしい。
 まあ確かにでかいバイクに乗ってるおっさん方は既に()
 
 バイクと言えば、出る際に別のバイク女子を二名目撃。
 とは言え、こっちはびしばしに決めていたのでスルー。
 今回のヴィーノ嬢さんは普段着で一人ふらり系だったのがいくら対面寝床とは言え、ワタシが声をかけるという暴挙に出た原因だろうな。

 さて。
 乗り込みとは裏腹にスムーズに外に出られて10時半。
 さあここからどうしようと思ってルート検索。
 行き先は結局最初と同じABホテル安城だったりする。
 選択した理由はまぁ結局は距離と金額なんだわ。
 名古屋はともかく出入りが面倒で!
 いつまで経っても市内なのに「ムキーッ」となること大。
 ホテルは今回は朝食つきジャスト5000円。
 まあシーズンだし。
 ビジホは連休とかより平日の方が使われる。
 まあそれでも苫小牧の価格に比べれば(笑)。

 そんなわけで30キロの距離なんだが。
 暑い。
 雨が降らずにいてくれたのは非常にありがたいんだが、久しぶりのこのむっとくる暑さにはさすがに全身から汗が吹き出した。

 ところで。
 割とはじめのほう、お昼ぐらいにコメダを発見したので、即座に入り。
 本当に久しぶりのシロノワールならぬミルクノワールを食べたざんすよ。
 シロノワールは上に黒蜜がかかるので白と黒なんだが。
 ミルクノワールはどこにノワールがあるんだと(笑)。
 黒蜜の代わりに練乳がかかっていた。
 アイスが正直食いたかったっていうのもあったのでちょうどよかったけど。
 日曜日とは言えもう12時近かったのでもモーニング目当てのお客はもう居なくて結構空いていた。

 それから、風も特になく途中までは日差しもそんなに強くなくありがたかったのだが。
 だんだん普通に晴れてきて。
 ちょっと待って今日は曇りだったろう? と言うのが嘘のようだった。
 こうなると正直帽子を濡らしているだけで足りなくて、時々水をかぶらなきゃいけない位になってくる。
 紺色だった帽子も相当色が抜けてしまっている。
 何度も何度も暑さのたびに水に浸しては気化熱で頭を冷やすようにしていたし。
 そもそもそれだけの日差しに照らされ続けて二年だからな。
 で、今回は「ただの水」を持っていないうちになかなかしんどくなったので、麦茶をぶっかけたわ。
 夏の愛知県を走る時にはかぶる用のただの水が必要だわさ。

 ところが笑えることに着いた瞬間と言っていい位の時期に雨がパラついてきた。
 嘘だろって本気で思った。
 そもそも昨日までずっと雨だったわけだ。
 今日だって皆様非常にお天気の心配をしてくださったように、雨が降るんじゃないかと言う話をしていた訳だし。
 まあ自分的には週間予報がずっと曇りになっていたのでそこは何とかなるだろうと思っていたんだが。
 それでも晴れまくるまでは思ってなかったわい。
 そうしたら着いた所着いた途端に雨とは。
 たいしたことないにしてもこの偶然には笑うしかない。
 果たして明日はどうなるんだろう。
 明日はできれば、早めに着いて映画を見たいんだよ。
 これもまた偶然か、行きと同じ宿が5000円ちょいで。つか豊橋で二番目に安かったわい。
 そこが映画館の横でなあ(笑)。
 ゆるキャン△の映画は浜松ではやらないんだわ!
 浜松エリアでもワタシには遠い磐田とか浜北じゃなかったか?

 ところで。
 今日はGoogle先生がついついルートの中で国一を出してきたので、そちらの方面に向かってしまったのだが。
 やっぱりやめたほうがよかったとしみじみ思った。
 そんなに悪いものでは無いのだが、小回りがきかないこのチャリにおいてはちょっと厄介なのだ。
 というのも、国道1号線と言うのは1号線と言いながら細い道があって非常に多い。
 まあ一番古いんだから当然なんだが。
 街の細い道と細い歩道がよく続いていてなおかつその歩道に人がいるのだ。
 北海道を走っていて何がありがたいかと言うと、歩道に人がいないことなんだよ(笑)。
 まぁだからこそ、歩道がどんどん草花ぬ侵食されていくわけだが。
 一方でこちらのほうはチャリにとってはなかなか辛い状態になってはいる。
 特に古い街においては。
 ともかく狭い!
 狭いから、時々とても趣があるものがあって写真を撮りたいなと思ったとしても、取る余裕がない。
 花の写真を撮りたいと思っても立ち止まる余裕がない。
 それが悲しいとこだ。

 だからこそ、いつも安城からのルートは大府を回っているのだが、何をワタシは考えていたんだろう。
 まぁこういうことがなければ時々忘れてしまうので良いのかもしれないが。
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