5 / 23
第5話 無言のメッセージ。
しおりを挟む
結局その日は行くのは止した。
だけどそうそう昨日と同じコースをたどるだけというのは面白くない。
それでも早々に家に帰るのだけは…… 気が進まない。
とりあえず俺達は図書室へ行った。カバンで席を確保し、本を求めて奴とは別行動を取る。
俺は高い本棚が並ぶところへと探索に出かけた。本棚の向こうには、高い窓が丸い曲線を頭に描いている。夕方の光。
三十年四十年くらい前に出たミステリやSFが当たり前のように棚に並んでいる。最初にこの図書室に来た時、この当たり前さに感動したものだった。
借りる本ととりあえずこの場で読む本を物色して、とっておいた席に引き返す。
別に家に居るのが嫌という訳ではない。だけど帰ったところで何があるという訳ではないのだ。だがやはり帰るべきところは家しかない。
勉強――― しなくちゃならないのかもしれないが。ただつい持ち上がりを中学高校とやってきてしまうと、どうも勉強というものに対する緊張感というものが無くなる。そう悪くもないからよけいに。
べらべらと数ページを読んでいたら、机の向こう側に気配があった。顔を上げると、見覚えのある奴。
「帰らないの?」
サエナが目の前に立っていた。
「何か用ですか? 先輩」
「幼なじみにそういう言い方ってないでしょ」
「先輩は先輩でしょ。今は同じ学校だし」
そういうと彼女は両手を机についた。
「電話してもいつもいないし。おばさまの話じゃ、最近あなた帰り遅いんですって?」
「まあね」
「あまり誉められることじゃあないわよ」
うるさいな、と俺は本を閉じる。お前に誉められたくて行動してる訳じゃないんだ。いくら生徒会長さまさまと言っても。
「で、サエナお前、何の用なの? 本当に。用がないなら、俺帰るよ」
「え……」
彼女はやや戸惑ったような声を上げる。
「さっさと帰る。それなら問題ないだろ?」
「……ええまあ…… テストも近いんだし……」
それじゃ、と俺は「先輩」に向かってさよならをすると、本を閉じ、貸し出しにさっさと向かい、図書室から出た。
金属の、塗装のはげた古めかしい丸いノブを回すと、軽くぎい、という音がした。途端に目に夕陽が飛び込む。
悪い人じゃないのだ。それは知っている。
サエナは幼なじみだ。家が近かったし、親同士が元々仲がいい。小学校に上がる前から度々遊んでいた。面倒見のいい年上の彼女に、俺はその昔、ただくっついていた分だった。
だが俺はこの学校に小学校から入ってしまい、彼女は普通の公立へ行った。
まあそれはそれでいいのだ。学校違っても遊ぼうね、で済む次元なのだ。楽しい優しい頼もしい女友達。自分の学校で起きた厄介な問題も、結構一つ上ということから自分なりの解決法を考えてくれる優しいお姉さん代わり。それはそれで良かったのだ。
それだけだったら、俺はずっと彼女を姉のようにして楽しくつき合っていられただろう。俺には兄貴しかいなかったから、頼りになる女のきょうだい(のようなもの)は居心地の良い存在だった。
だがそう思っていたのは、俺だけだったらしい。
彼女がうちの高校を受験すると聞いた時には驚いた。反射的に俺は、嫌だ、と思った。何か判らないけど、ひどく、嫌だった。
だがサエナは優秀だった。うちの外部入試に、おそらくはトップで入っている。その後の成績も、内部も含めてトップを通しているのだから、間違いないだろう。
あの性格だから、教師達のおぼえもめでたく、何かと先頭切って走ろうとするだろう。そんな性格のおかげで生徒会長。……この学校では、女子では初めての。
そして彼女は俺が高等部に上がってから、わりあい気軽に声をかけてくる。持ち上がりのようなクラスメートの大半は、意外というように目を向ける。良くも悪くもない。それ自体は。だけど、何か、嫌だったのだ。
彼女の向ける言葉、視線、仕草の一つ一つが、昔とは違う。確かにまだ姉さんめいてはいたけれど、何かが違ってきている。
無言の、メッセージ。……俺に向ける、何かしらの感情。
あなたは弟じゃない。私はあなたの姉じゃない。
……そんなことをつらつらと考えていたら、後ろから頭をはたかれた。夕方の光に、その髪がいつも以上に明るく透けて見える。苦笑する顔。
「ひどいじゃないですか。置いてくなんぞ」
「あ、ごめん」
そういえば、一緒に来ていたのだった。コノエはおどけた顔をして肩をすくめる。
「ふくはら会長さまとお友達なんですかね。なかなか意外な」
「ねーさんみたいなものさ」
「サエナ嬢、美人ですな」
「そうなのか?」
「そうですよ」
あっさりと奴は答える。珍しいことだ。クラスの中の誰もそういうことを言ったことはないのに。
「ああいうね、流行を全く気にしないのに美人ってのは珍しいんですよ」
「へえ。そういうのが趣味?」
「いや別に。彼女は客観的に見て美人。ワタシの趣味は一人しか居ませんから」
そんなことを言って、やや芝居がかった調子でうっとりと目を閉じて両手を胸の前で交差させる。
「……本当に好きなんだなあ」
「ん?」
「タキノのこと」
「そりゃあまあ。あれがいなかったらワタシは生きてはいけないですからね。それを好きというならワタシは彼女がとても大好きなのでしょう?」
……俺は頭を抱えた。何か論法が変な様な気がするんだが……
「ま、それはそれとしてね、カナイ君や。ライヴ行く気もなくぶらつく気もないんなら、うち、来ますかね」
「……お前んち?」
「そう、ワタシんち」
ふらり、と明るい髪が揺れた。
「ワタシんち」は、学校最寄りの駅を真ん中にはさんで、点対称くらいの場所にあった。わざと蔦をからめてある、十五階建てのケーキのクリーム的な壁のマンション。
カードキーを通して、パスワードを押して入り口が開く。ちょっとばかり時代がかった感じを心がけてるのかと思ったら、中はハイテク。何かアンバランスだ。
「三階ですからね、歩いてきましょうな」
「エレベーターがあるのに?」
「好きじゃないんですよ」
何だかなあ、と俺は思う。そう言えばこいつは学校以外のところ――― エスカレーターや動く歩道があるような所でも、そういうものには近づこうともしていない。
毛嫌いするような言動は見せたことがないが、やや俺は不思議に思ったことがある。
扉の前まで来たら、今度はポケットからじゃらじゃらと音をさせて、金属の鍵を取り出した。幾つかついたそこから一つを選び出し、やや重たげな扉を開けると、そこには女もののサンダルが転がっていた。
「……ああまた脱ぎ散らかして」
え?
それをきちんと揃えるコノエを見ながら、それが誰のものだか、俺は記憶をたどっていた。
だけどそうそう昨日と同じコースをたどるだけというのは面白くない。
それでも早々に家に帰るのだけは…… 気が進まない。
とりあえず俺達は図書室へ行った。カバンで席を確保し、本を求めて奴とは別行動を取る。
俺は高い本棚が並ぶところへと探索に出かけた。本棚の向こうには、高い窓が丸い曲線を頭に描いている。夕方の光。
三十年四十年くらい前に出たミステリやSFが当たり前のように棚に並んでいる。最初にこの図書室に来た時、この当たり前さに感動したものだった。
借りる本ととりあえずこの場で読む本を物色して、とっておいた席に引き返す。
別に家に居るのが嫌という訳ではない。だけど帰ったところで何があるという訳ではないのだ。だがやはり帰るべきところは家しかない。
勉強――― しなくちゃならないのかもしれないが。ただつい持ち上がりを中学高校とやってきてしまうと、どうも勉強というものに対する緊張感というものが無くなる。そう悪くもないからよけいに。
べらべらと数ページを読んでいたら、机の向こう側に気配があった。顔を上げると、見覚えのある奴。
「帰らないの?」
サエナが目の前に立っていた。
「何か用ですか? 先輩」
「幼なじみにそういう言い方ってないでしょ」
「先輩は先輩でしょ。今は同じ学校だし」
そういうと彼女は両手を机についた。
「電話してもいつもいないし。おばさまの話じゃ、最近あなた帰り遅いんですって?」
「まあね」
「あまり誉められることじゃあないわよ」
うるさいな、と俺は本を閉じる。お前に誉められたくて行動してる訳じゃないんだ。いくら生徒会長さまさまと言っても。
「で、サエナお前、何の用なの? 本当に。用がないなら、俺帰るよ」
「え……」
彼女はやや戸惑ったような声を上げる。
「さっさと帰る。それなら問題ないだろ?」
「……ええまあ…… テストも近いんだし……」
それじゃ、と俺は「先輩」に向かってさよならをすると、本を閉じ、貸し出しにさっさと向かい、図書室から出た。
金属の、塗装のはげた古めかしい丸いノブを回すと、軽くぎい、という音がした。途端に目に夕陽が飛び込む。
悪い人じゃないのだ。それは知っている。
サエナは幼なじみだ。家が近かったし、親同士が元々仲がいい。小学校に上がる前から度々遊んでいた。面倒見のいい年上の彼女に、俺はその昔、ただくっついていた分だった。
だが俺はこの学校に小学校から入ってしまい、彼女は普通の公立へ行った。
まあそれはそれでいいのだ。学校違っても遊ぼうね、で済む次元なのだ。楽しい優しい頼もしい女友達。自分の学校で起きた厄介な問題も、結構一つ上ということから自分なりの解決法を考えてくれる優しいお姉さん代わり。それはそれで良かったのだ。
それだけだったら、俺はずっと彼女を姉のようにして楽しくつき合っていられただろう。俺には兄貴しかいなかったから、頼りになる女のきょうだい(のようなもの)は居心地の良い存在だった。
だがそう思っていたのは、俺だけだったらしい。
彼女がうちの高校を受験すると聞いた時には驚いた。反射的に俺は、嫌だ、と思った。何か判らないけど、ひどく、嫌だった。
だがサエナは優秀だった。うちの外部入試に、おそらくはトップで入っている。その後の成績も、内部も含めてトップを通しているのだから、間違いないだろう。
あの性格だから、教師達のおぼえもめでたく、何かと先頭切って走ろうとするだろう。そんな性格のおかげで生徒会長。……この学校では、女子では初めての。
そして彼女は俺が高等部に上がってから、わりあい気軽に声をかけてくる。持ち上がりのようなクラスメートの大半は、意外というように目を向ける。良くも悪くもない。それ自体は。だけど、何か、嫌だったのだ。
彼女の向ける言葉、視線、仕草の一つ一つが、昔とは違う。確かにまだ姉さんめいてはいたけれど、何かが違ってきている。
無言の、メッセージ。……俺に向ける、何かしらの感情。
あなたは弟じゃない。私はあなたの姉じゃない。
……そんなことをつらつらと考えていたら、後ろから頭をはたかれた。夕方の光に、その髪がいつも以上に明るく透けて見える。苦笑する顔。
「ひどいじゃないですか。置いてくなんぞ」
「あ、ごめん」
そういえば、一緒に来ていたのだった。コノエはおどけた顔をして肩をすくめる。
「ふくはら会長さまとお友達なんですかね。なかなか意外な」
「ねーさんみたいなものさ」
「サエナ嬢、美人ですな」
「そうなのか?」
「そうですよ」
あっさりと奴は答える。珍しいことだ。クラスの中の誰もそういうことを言ったことはないのに。
「ああいうね、流行を全く気にしないのに美人ってのは珍しいんですよ」
「へえ。そういうのが趣味?」
「いや別に。彼女は客観的に見て美人。ワタシの趣味は一人しか居ませんから」
そんなことを言って、やや芝居がかった調子でうっとりと目を閉じて両手を胸の前で交差させる。
「……本当に好きなんだなあ」
「ん?」
「タキノのこと」
「そりゃあまあ。あれがいなかったらワタシは生きてはいけないですからね。それを好きというならワタシは彼女がとても大好きなのでしょう?」
……俺は頭を抱えた。何か論法が変な様な気がするんだが……
「ま、それはそれとしてね、カナイ君や。ライヴ行く気もなくぶらつく気もないんなら、うち、来ますかね」
「……お前んち?」
「そう、ワタシんち」
ふらり、と明るい髪が揺れた。
「ワタシんち」は、学校最寄りの駅を真ん中にはさんで、点対称くらいの場所にあった。わざと蔦をからめてある、十五階建てのケーキのクリーム的な壁のマンション。
カードキーを通して、パスワードを押して入り口が開く。ちょっとばかり時代がかった感じを心がけてるのかと思ったら、中はハイテク。何かアンバランスだ。
「三階ですからね、歩いてきましょうな」
「エレベーターがあるのに?」
「好きじゃないんですよ」
何だかなあ、と俺は思う。そう言えばこいつは学校以外のところ――― エスカレーターや動く歩道があるような所でも、そういうものには近づこうともしていない。
毛嫌いするような言動は見せたことがないが、やや俺は不思議に思ったことがある。
扉の前まで来たら、今度はポケットからじゃらじゃらと音をさせて、金属の鍵を取り出した。幾つかついたそこから一つを選び出し、やや重たげな扉を開けると、そこには女もののサンダルが転がっていた。
「……ああまた脱ぎ散らかして」
え?
それをきちんと揃えるコノエを見ながら、それが誰のものだか、俺は記憶をたどっていた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
遥かなウタ
堀尾さよ
青春
私は完璧な「可愛い」美少女。 幼馴染のウタちゃんは、私の「可愛い」お友達。 もう二度と戻れないけれど、私は本当に本当に、ウタちゃんが大好きだったんだよ。
「ハルカの唄」の姉妹作です。
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/519338466/555789268】
私の話を聞いて頂けませんか?
鈴音いりす
青春
風見優也は、小学校卒業と同時に誰にも言わずに美風町を去った。それから何の連絡もせずに過ごしてきた俺だけど、美風町に戻ることになった。
幼馴染や姉は俺のことを覚えてくれているのか、嫌われていないか……不安なことを考えればキリがないけれど、もう引き返すことは出来ない。
そんなことを思いながら、美風町へ行くバスに乗り込んだ。
真っ白のバンドスコア
夏木
青春
親父みたいに、プロのバンドとして絶対にデビューしてやる!
そう意気込んで恭弥が入学した羽宮高校には軽音楽部がなかった。
しかし、多くのプロが通ってきたバンドコンテストの出場条件は「部活動であること」。
まずは軽音楽部を作るために、与えられた条件を満たさなければならない。
バンドメンバーを集めて、1つの曲を作る。
その曲が、人を変える。
それを信じて、前に進む青春×バンド物語!
One-sided
月ヶ瀬 杏
青春
高校一年生の 唯葉は、ひとつ上の先輩・梁井碧斗と付き合っている。
一ヶ月前、どんなに可愛い女の子に告白されても断ってしまうという噂の梁井に玉砕覚悟で告白し、何故か彼女にしてもらうことができたのだ。
告白にオッケーの返事をもらえたことで浮かれる唯葉だが、しばらくして、梁井が唯葉の告白を受け入れた本当の理由に気付いてしまう。
ひなまつり
はゆ
青春
茉莉は、動画配信チャンネル『ひなまつり』の配信者。 『そんな声でよう生きてけるな』言われてから、声にコンプレックス持って、人と話すの怖なった。
現実逃避先はライブ配信サイト。配信時に絡んでくる<文字列>が唯一の相談相手。 やかましくて変な<文字列>と、配信者〝祭〟の日常。
茉莉は、学校の友達が出来へんまま、夏休みに突入。
<文字列>の後押しを受け、憧れの同級生と海水浴に行けることになった。そやけど、問題が発生。『誘われた』伝えてしもた手前、誰かを誘わなあかん――。
* * *
ボイスノベルを楽しめるよう、キャラごとに声を分けています。耳で楽しんでいただけると幸いです。
https://novelba.com/indies/works/937809
別作品、桃介とリンクしています。
僕の一番長い日々
由理実
青春
ほっこり・じんわりと心を癒し、心を揺さぶる。そんな、感動を呼び起こす為のテーマは、色々あります。
動物やペットとの交流のお話。素敵な恋のお話。おじいちゃんおばあちゃん達とのエピソード。
今年はオリンピックイヤーなので、スポーツを題材にした作品もアリかもしれません。
そんな中で、人と同じ事を書いても埋もれるだけだと思いまして、敢えてダークなテーマを取り上げました。
ちょっとしたボタンの掛け違いが原因で、登校拒否になってしまった少年と、その出来事を通して家族の絆を深めて行き、最後には、希望の光に満ちた世界に導かれていく物語を描きました。
姉らぶるっ!!
藍染惣右介兵衛
青春
俺には二人の容姿端麗な姉がいる。
自慢そうに聞こえただろうか?
それは少しばかり誤解だ。
この二人の姉、どちらも重大な欠陥があるのだ……
次女の青山花穂は高校二年で生徒会長。
外見上はすべて完璧に見える花穂姉ちゃん……
「花穂姉ちゃん! 下着でウロウロするのやめろよなっ!」
「んじゃ、裸ならいいってことねっ!」
▼物語概要
【恋愛感情欠落、解離性健忘というトラウマを抱えながら、姉やヒロインに囲まれて成長していく話です】
47万字以上の大長編になります。(2020年11月現在)
【※不健全ラブコメの注意事項】
この作品は通常のラブコメより下品下劣この上なく、ドン引き、ドシモ、変態、マニアック、陰謀と陰毛渦巻くご都合主義のオンパレードです。
それをウリにして、ギャグなどをミックスした作品です。一話(1部分)1800~3000字と短く、四コマ漫画感覚で手軽に読めます。
全編47万字前後となります。読みごたえも初期より増し、ガッツリ読みたい方にもお勧めです。
また、執筆・原作・草案者が男性と女性両方なので、主人公が男にもかかわらず、男性目線からややずれている部分があります。
【元々、小説家になろうで連載していたものを大幅改訂して連載します】
【なろう版から一部、ストーリー展開と主要キャラの名前が変更になりました】
【2017年4月、本幕が完結しました】
序幕・本幕であらかたの謎が解け、メインヒロインが確定します。
【2018年1月、真幕を開始しました】
ここから読み始めると盛大なネタバレになります(汗)
2番目の1番【完】
綾崎オトイ
恋愛
結婚して3年目。
騎士である彼は王女様の護衛騎士で、王女様のことを何よりも誰よりも大事にしていて支えていてお護りしている。
それこそが彼の誇りで彼の幸せで、だから、私は彼の1番にはなれない。
王女様には私は勝てない。
結婚3年目の夫に祝われない誕生日に起こった事件で限界がきてしまった彼女と、彼女の存在と献身が当たり前になってしまっていたバカ真面目で忠誠心の厚い騎士の不器用な想いの話。
※ざまぁ要素は皆無です。旦那様最低、と思われる方いるかもですがそのまま結ばれますので苦手な方はお戻りいただけると嬉しいです
自己満全開の作品で個人の趣味を詰め込んで殴り書きしているため、地雷多めです。苦手な方はそっとお戻りください。
批判・中傷等、作者の執筆意欲削られそうなものは遠慮なく削除させていただきます…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる