上 下
16 / 32

第16話 藤壺の御方に対する東宮の並々ならぬ執着

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

番太と浪人のヲカシ話

井田いづ
歴史・時代
木戸番の小太郎と浪人者の昌良は暇人である。二人があれやこれやと暇つぶしに精を出すだけの平和な日常系短編集。 (レーティングは「本屋」のお題向け、念のため程度) ※決まった「お題」に沿って777文字で各話完結しています。 ※カクヨムに掲載したものです。 ※字数カウント調整のため、一部修正しております。

新人女房・橘綾子の嘆き

垂水わらび
歴史・時代
時は平安。 三条天皇が、後一条天皇に譲位した頃のことである。 太皇太后・藤原彰子に仕える女房たちのうち、紫式部はまだ「源氏物語」を、赤染衛門は「栄花物語」を書き続けていた。 その頃、橘綾子(たちばなのあやこ)という少女が、新たに彰子に出仕したのである。 百人一首の和歌をモチーフにした、軽いコメディです。 登場人物をもう少し詳しく説明します。 女房連中について。 主人公の橘綾子(たちばなのあやこ)の父親は橘道貞。母親が例のお人。綾子の名前は、架空です。 仲良しの藤原賢子(ふじわらのかたいこ)の父親は藤原宣孝。母親は藤式部(紫式部)後の大弐三位。 もう一人つるんでいる大江匡子(おおえのまさこ)の父親は大江匡衡。母親は赤染衛門。 綾子と賢子の指導役の、小馬命婦(こまのみょうぶ)の父親は藤原棟世。母親は清少納言。 皇太后(後の太皇太后)は、一条天皇の中宮・藤原彰子。父親は藤原道長。 一条天皇は、三条天皇に譲位しますが、三条天皇の父親は冷泉天皇で、円融天皇の息子の一条天皇とは従兄弟関係にあります。三条天皇が譲位した、後一条天皇は、一条天皇と彰子の子です。 匡子が仕える中宮(後の皇太后)は、三条天皇の中宮の藤原妍子で、彰子の妹にあたります。 左府、左大臣と名前だけ出てくるのが、彰子・妍子の父親の藤原道長。 道長を支えた「四納言」の一人が藤原公任で、その息子が綾子に恥をかかされた定頼。実は大弐三位こと、藤原賢子と関係を持ちました。それはまた後のお話。 綾子の方は、道長の五男の、藤原教通と関係を持ちます。 高階のお嬢さんというのは、後々継子の孝標女にねだられて「源氏物語」を懸命に思い出してくれる、あの継母です。これもまた後のお話。 写真は、和泉式部と言えば、貴船神社。ということで、貴船神社のそばの川です。

うつほ物語②~仲忠くんの母上が尚侍になるはなし

江戸川ばた散歩
歴史・時代
「源氏」以前の長編古典ものがたり「うつほ物語」をベースにした、半ば意訳、半ば創作といったおはなし。 男性キャラの人物造形はそのまま、女性があまりにも扱われていないので、補完しつつ話を進めていきます。 ……の続きで「初秋」もしくは「内侍のかみ」という巻を中心とした番外の様な。 仲忠くんの母君にまだ心を残している帝とのおはなし。 蛍の使い方が源氏物語に影響もたらしている様な気がします。

三賢人の日本史

高鉢 健太
歴史・時代
とある世界線の日本の歴史。 その日本は首都は京都、政庁は江戸。幕末を迎えた日本は幕府が勝利し、中央集権化に成功する。薩摩?長州?負け組ですね。 なぜそうなったのだろうか。 ※小説家になろうで掲載した作品です。

歌と狐と春の雪

夕辺歩
歴史・時代
強く思いを込めて詠む歌は『誦文歌』となってこの世に奇跡をもたらす。寛弘三年の平安京を舞台に、狐と人と、人ならざるものたちが織りなす和歌威徳譚。

戦国の子供たち

くしき 妙
歴史・時代
戦国時代武田10勇士の一人穴山梅雪に繋がる縁戚の子供がいた。 真田軍に入った子の初めての任務のお話 母の遺稿を投稿させていただいてます。

砂漠の中の白い行列

宇美
歴史・時代
舞台女優 柳音紅の見た夢。 京劇、中国文学、映画等好きな方におすすめです。

うつほ物語~藤原仲忠くんの平安青春ものがたり

江戸川ばた散歩
歴史・時代
「源氏」以前の長編古典ものがたり「うつほ物語」をベースにした、半ば意訳、半ば創作といったおはなし。 男性キャラの人物造形はそのまま、女性があまりにも扱われていないので、補完しつつ話を進めていきます。

処理中です...