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第70話 「芸は身を助くんですよ」
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三時間後、ぐったりとしたシラと、その前で分厚い卵のサンドイッチと濃い乳茶を並べて平然としているナギが「黒旗」に居た。
ナギは自分の隣の開いた席に、市の図書館で借りた本と、ザンスケル街の古書店で買った本と、専門学校の図書館で調べたことをメモしたノートを置いている。古書店で買った本の一つは、片手にサンドイッチを持つ彼女の手の中にあった。
シラには一体何を調べていたのか、全く想像がつかない。
とにかくナギの歩く調子ときたら、自分の1.5倍の速さなのに、ナギは全くシラのために加減しない。その調子のまま全てのものごとをこなすのだ。
「どうしました?」
「どうしましたじゃないわよ…… 何あの距離!それにこの荷物! それでいて乗合馬車も乗合自動車も乗らずに……」
「疲れました?」
「当然でしょ!」
「私は疲れませんでしたけど?」
「何よそれ…… でも手加減しないのは好きよ」
「おや」
ナギはサンドイッチをほおばる口を止める。
「そういうもんですか?」
「あいにくそういう性分なのよ」
ふん、と言ってシラはよいしょ、とテーブルにつっぷせていた身体を起こした。濃いジャムの入ったお茶が良い香りを立てている。
「冷める前に呑むってのはお茶の鉄則だわ」
「それは真実ですね。サンドイッチをどうぞ」
「あんたのでしょ?」
「二人分に見えません? この量」
「あんたなら一人で食べても平気でしょ」
そう言いながらも、軽く焼いた卵があふれそうなくらいに挟み込んであるサンドイッチを一つ、シラは手に取った。
一口ほおばる。そしてお茶も一口呑む。美味しかった。
「美味しい」
「よく動きましたからね」
「ふーん…… そういうもの?」
「どうも放っておくと周りの生活に流されますからね。それは困る」
「流されたら困るの?」
「困りますねえ」
「何で?」
「身体がなまりますよ。それに太ってしまう。太ると動きが取れにくくなるし……」
「確かにあたしもあんたの太った姿なんて見たくないわ」
「そうでしょう?」
うんうん、と二人でうなづきあう。
「それに、一応これは私の武器でもありますからね」
「武器?」
「ねえシラ、あなた気付いてました?」
ちらり、とナギは視線を横にうつす。
「気付いていたわ」
「だったらあなたは鈍感ではないな。結構私達、目を引いているようですよ」
「結構、どころじゃあないと思うわよ」
「多少は謙遜してるんですよ」
確かにそうだ、とシラは思った。
ナギが先に立って座った席は、結構店の真ん中のほうだった。その周囲には、全身黒の制服の少年達がちらちらとこちらを見ている。
なるほどね、とシラは思った。
「私達、結構豪華な組合せってこと?」
「まあそういうところですね」
でもそれだけじゃないわ。
シラは思う。
この相棒の、不似合いなほどの荷物だの、変わった髪型だの、そういうもの達とのアンバランスさ。それも大きい、と思う。
「あんた一体何の本買ったり借りたりしてんの?」
「ああ、一冊見ます?」
積まれた本の一つを無造作に差し出す。重そうな装丁にシラは一瞬顔をしかめた。
「難しそうな……」
「面白いんですけどね。いろいろ考える余地があって」
「考える余地って…… これって生物学の本じゃない」
「そうですよ? いけません?」
「てっきり分厚い小説か何かと思ってたわ」
「ああ」
ナギはその時初めて苦笑した。
「私は、文学は苦手なんですよ」
「へ?」
反射的にシラはそう返していた。
「だってあんた、学校の文学の時間は結構」
「それはそれ。私は文学を楽しめる性格じゃあないんですよ。そういうのはあなたに任せます」
任せるとかそういう問題ではないと思う。
「面白いのに。何だったらいい本貸す?」
「いいえ」
苦笑したまま、何と答えたらいいかナギは迷っているようだった。
「あればっかりは、それを楽しめるひととそうでないひとが居るんですよ」
ナギはそれ以上そのことには触れなかった。そういうものかな、とシラもその時には納得していた。
「そう言えば、あんた編入試験無茶苦茶いい点数だったって聞いたけど?」
「ああ、耳が早いですね」
「もしかしてあんたすごい秀才?」
「かもしれませんね。まあ否定はしませんよ」
「ふーん。でもあんたがうちに来てから、がしがし勉強しているの見たことないけど」
確かにそうである。
副帝都のシラの自宅に、彼女はおよそ一ヶ月ほど滞在していた。
だがその生活の中でしていたことと言えば、シラと遊び回ったり、買い物のお供をするくらいである。
まあ多少は「予習」もしたが、それも至極あっさりしたものである。
「がしがし勉強するのは性に合いませんからね。それにがしがししたところで身につかないものもあるし、しなくとも身につくものはあります」
「へえ。そういうもの?」
「そうですねえ。実は一つだけとてつもなく苦手なものがあるんですけど」
「あんたでもあるの?」
「そりゃあ私だって……」
ふとナギは口ごもった。
「何?」
「いえ、そんないろいろできても仕方ないでしょう? 私は家政学は駄目ですねえ」
「家政学…… あんなものが?」
「性に合わないんですよ。どうにも分かりにくくて」
シラは驚いた。本当に驚いたのだ。
家政学と言えば、授業の中で最も易しいとされているものだ。
家庭で教わってきている、料理や裁縫、編み物といったものに加えて、上手な家計の切り回し方等がその内容なのだが、まずそれが「分かりにくい」という者は滅多にいない。
「何で? 料理とかできない?」
「うーん…… 苦手ですねえ。編み物などしたこともないし、裁縫も同じですよ。全くもって縁がなかったし…… そうですねえ、お金の使い方くらいなら多少は判りますが……」
「あんたどういう暮らししてきたのよ」
「まあ人それぞれと言いまして」
さらりと受け流す。
まあそうかもしれない、とシラは思う。
裁縫や編み物は家庭の手仕事としては確かに一般的なものだが、それをする暇もない子供とていなくはない。
「まあそうと言えばそうよね。あんたはお父様に勉強のできる子ってことで連れられてきたんだから」
もちろんそれだけじゃないのは判っているけれど。
「芸は身を助くんですよ」
それで済ませてしまうあたりはナギはいい根性だ、とシラはその時思った。
ナギは自分の隣の開いた席に、市の図書館で借りた本と、ザンスケル街の古書店で買った本と、専門学校の図書館で調べたことをメモしたノートを置いている。古書店で買った本の一つは、片手にサンドイッチを持つ彼女の手の中にあった。
シラには一体何を調べていたのか、全く想像がつかない。
とにかくナギの歩く調子ときたら、自分の1.5倍の速さなのに、ナギは全くシラのために加減しない。その調子のまま全てのものごとをこなすのだ。
「どうしました?」
「どうしましたじゃないわよ…… 何あの距離!それにこの荷物! それでいて乗合馬車も乗合自動車も乗らずに……」
「疲れました?」
「当然でしょ!」
「私は疲れませんでしたけど?」
「何よそれ…… でも手加減しないのは好きよ」
「おや」
ナギはサンドイッチをほおばる口を止める。
「そういうもんですか?」
「あいにくそういう性分なのよ」
ふん、と言ってシラはよいしょ、とテーブルにつっぷせていた身体を起こした。濃いジャムの入ったお茶が良い香りを立てている。
「冷める前に呑むってのはお茶の鉄則だわ」
「それは真実ですね。サンドイッチをどうぞ」
「あんたのでしょ?」
「二人分に見えません? この量」
「あんたなら一人で食べても平気でしょ」
そう言いながらも、軽く焼いた卵があふれそうなくらいに挟み込んであるサンドイッチを一つ、シラは手に取った。
一口ほおばる。そしてお茶も一口呑む。美味しかった。
「美味しい」
「よく動きましたからね」
「ふーん…… そういうもの?」
「どうも放っておくと周りの生活に流されますからね。それは困る」
「流されたら困るの?」
「困りますねえ」
「何で?」
「身体がなまりますよ。それに太ってしまう。太ると動きが取れにくくなるし……」
「確かにあたしもあんたの太った姿なんて見たくないわ」
「そうでしょう?」
うんうん、と二人でうなづきあう。
「それに、一応これは私の武器でもありますからね」
「武器?」
「ねえシラ、あなた気付いてました?」
ちらり、とナギは視線を横にうつす。
「気付いていたわ」
「だったらあなたは鈍感ではないな。結構私達、目を引いているようですよ」
「結構、どころじゃあないと思うわよ」
「多少は謙遜してるんですよ」
確かにそうだ、とシラは思った。
ナギが先に立って座った席は、結構店の真ん中のほうだった。その周囲には、全身黒の制服の少年達がちらちらとこちらを見ている。
なるほどね、とシラは思った。
「私達、結構豪華な組合せってこと?」
「まあそういうところですね」
でもそれだけじゃないわ。
シラは思う。
この相棒の、不似合いなほどの荷物だの、変わった髪型だの、そういうもの達とのアンバランスさ。それも大きい、と思う。
「あんた一体何の本買ったり借りたりしてんの?」
「ああ、一冊見ます?」
積まれた本の一つを無造作に差し出す。重そうな装丁にシラは一瞬顔をしかめた。
「難しそうな……」
「面白いんですけどね。いろいろ考える余地があって」
「考える余地って…… これって生物学の本じゃない」
「そうですよ? いけません?」
「てっきり分厚い小説か何かと思ってたわ」
「ああ」
ナギはその時初めて苦笑した。
「私は、文学は苦手なんですよ」
「へ?」
反射的にシラはそう返していた。
「だってあんた、学校の文学の時間は結構」
「それはそれ。私は文学を楽しめる性格じゃあないんですよ。そういうのはあなたに任せます」
任せるとかそういう問題ではないと思う。
「面白いのに。何だったらいい本貸す?」
「いいえ」
苦笑したまま、何と答えたらいいかナギは迷っているようだった。
「あればっかりは、それを楽しめるひととそうでないひとが居るんですよ」
ナギはそれ以上そのことには触れなかった。そういうものかな、とシラもその時には納得していた。
「そう言えば、あんた編入試験無茶苦茶いい点数だったって聞いたけど?」
「ああ、耳が早いですね」
「もしかしてあんたすごい秀才?」
「かもしれませんね。まあ否定はしませんよ」
「ふーん。でもあんたがうちに来てから、がしがし勉強しているの見たことないけど」
確かにそうである。
副帝都のシラの自宅に、彼女はおよそ一ヶ月ほど滞在していた。
だがその生活の中でしていたことと言えば、シラと遊び回ったり、買い物のお供をするくらいである。
まあ多少は「予習」もしたが、それも至極あっさりしたものである。
「がしがし勉強するのは性に合いませんからね。それにがしがししたところで身につかないものもあるし、しなくとも身につくものはあります」
「へえ。そういうもの?」
「そうですねえ。実は一つだけとてつもなく苦手なものがあるんですけど」
「あんたでもあるの?」
「そりゃあ私だって……」
ふとナギは口ごもった。
「何?」
「いえ、そんないろいろできても仕方ないでしょう? 私は家政学は駄目ですねえ」
「家政学…… あんなものが?」
「性に合わないんですよ。どうにも分かりにくくて」
シラは驚いた。本当に驚いたのだ。
家政学と言えば、授業の中で最も易しいとされているものだ。
家庭で教わってきている、料理や裁縫、編み物といったものに加えて、上手な家計の切り回し方等がその内容なのだが、まずそれが「分かりにくい」という者は滅多にいない。
「何で? 料理とかできない?」
「うーん…… 苦手ですねえ。編み物などしたこともないし、裁縫も同じですよ。全くもって縁がなかったし…… そうですねえ、お金の使い方くらいなら多少は判りますが……」
「あんたどういう暮らししてきたのよ」
「まあ人それぞれと言いまして」
さらりと受け流す。
まあそうかもしれない、とシラは思う。
裁縫や編み物は家庭の手仕事としては確かに一般的なものだが、それをする暇もない子供とていなくはない。
「まあそうと言えばそうよね。あんたはお父様に勉強のできる子ってことで連れられてきたんだから」
もちろんそれだけじゃないのは判っているけれど。
「芸は身を助くんですよ」
それで済ませてしまうあたりはナギはいい根性だ、とシラはその時思った。
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――――――――――
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