〈完結〉貴方、不倫も一つならまだ見逃しましたが、さすがにこれでは離婚もやむを得ません。
とある夏の避暑地。ローライン侯爵家の夏屋敷のお茶会に招待された六つの家の夫妻及び令嬢。
ゆったりとした時間が送れると期待していたのだが、登場したこの日の主催者であるローライン夫妻のうち、女学者侯爵夫人と呼ばれているルージュの口からこう切り出される。「離婚を宣言する」と。
驚く夫ティムス。
かくしてお茶会公開裁判の場となるのであった。
ゆったりとした時間が送れると期待していたのだが、登場したこの日の主催者であるローライン夫妻のうち、女学者侯爵夫人と呼ばれているルージュの口からこう切り出される。「離婚を宣言する」と。
驚く夫ティムス。
かくしてお茶会公開裁判の場となるのであった。
あなたにおすすめの小説
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
婚約破棄されましたが、むしろ幸せですの! ―偽りの婚約から始まる、真実の愛―
ゆる
恋愛
公爵令嬢セリカ・ラピッドは、婚約破棄という屈辱を乗り越え、自らの力で未来を切り開く決意をする。貴族社会に渦巻く陰謀と偏見の中、彼女は国の貿易体制を改革する提案を掲げ、困難な道を進む。支援者と敵対者が入り乱れる中、セリカは果たして自らの信念を貫き、国の未来を変えることができるのか――令嬢の成長と挑戦を描く物語。
【12話完結】私はイジメられた側ですが。国のため、貴方のために王妃修行に努めていたら、婚約破棄を告げられ、友人に裏切られました。
西東友一
恋愛
国のため、貴方のため。
私は厳しい王妃修行に努めてまいりました。
それなのに第一王子である貴方が開いた舞踏会で、「この俺、次期国王である第一王子エドワード・ヴィクトールは伯爵令嬢のメリー・アナラシアと婚約破棄する」
と宣言されるなんて・・・
婚約者とその幼なじみがいい雰囲気すぎることに不安を覚えていましたが、誤解が解けたあとで、その立ち位置にいたのは私でした
珠宮さくら
恋愛
クレメンティアは、婚約者とその幼なじみの雰囲気が良すぎることに不安を覚えていた。
そんな時に幼なじみから、婚約破棄したがっていると聞かされてしまい……。
※全4話。
辺境伯は王女から婚約破棄される
高坂ナツキ
恋愛
「ハリス・ワイマール、貴男との婚約をここに破棄いたしますわ」
会場中にラライザ王国第一王女であるエリス・ラライザの宣言が響く。
王宮の大ホールで行われている高等学校の卒業記念パーティーには高等学校の卒業生やその婚約者、あるいは既に在学中に婚姻を済ませている伴侶が集まっていた。
彼らの大半はこれから領地に戻ったり王宮に仕官する見習いのために爵位を継いではいない状態、つまりは親の癪の優劣以外にはまだ地位の上下が明確にはなっていないものばかりだ。
だからこそ、第一王女という絶大な権力を有するエリスを止められるものはいなかった。
婚約破棄の宣言から始まる物語。
ただし、婚約の破棄を宣言したのは王子ではなく王女。
辺境伯領の田舎者とは結婚したくないと相手を罵る。
だが、辺境伯側にも言い分はあって……。
男性側からの婚約破棄物はよく目にするが、女性側からのはあまり見ない。
それだけを原動力にした作品。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
面白かったー
ありがとうございました!
【今日も夫人達は優雅に推理する】というシリーズタイトルが浮かぶほど推理推理してて面白かったです。
このまま色んな夫人達が色んな推理を優雅にお披露目する話が増えてシリーズ化するといいなぁと思ったり(ノ≧ڡ≦)☆
ありがとうございます!
これは元ネタが2ちゃんスレで面白かったのでさくさく楽しく書けたものです。
またよさげな浮気制裁+推理+事件にできそうだったらやってみたいと思います。
ネタが! ぴんと来れば!←自分で思いつけない悲しさよ
ティムス家族の、「ルージュさんがもう少しティムスに優しくしてくれたら」ってところがなんだか納得出来なかったです。ティムスが子どもの頃の事件でトラウマを抱えていたとしても、ティムスが妻以外に目を向け不倫したのは事実で。流産後のデリケートな心身の気遣いが出来ないのは育ちもあるように感じました。妻になる人に対し、それを知らせなかった義理の家族に言われる筋合いは無いかなと思ってしまいました。
誰かも書かれていましたが、推理小説の真相解説の場に関係者が集められているかのような場面でしたね。
余計なお世話ですけど。ルージュさん、後継はどうされるんでしょうね。しばらくは仕事に没頭されるのでしょうか?
そうですね。
まあそう言ってしまう義母に甘やかされたからこそティムス君は何とやら。
現実でもあちこちに義家族に問題があるのでクズに育つ例はありますので。
なおルージュさんの後継ですが、再婚がこのまま無ければ、父方の親戚で優秀だったり気に入った子が居たら養子に迎えるのではないかと。
すべてが纏まっていて、とても面白かったです。他の方も書いておられるように、まるで推理小説の様な感じでした。
最後の親友を思いだす場面も良かったです。
元ネタがあったのでまとまりはあったと思います。ただ意図した方向とは違ってしまいましたが……
推理小説の様というのは前の方もそうでしたから素晴らしき褒め言葉です!
何か余韻な終わりにするのはクセでして…… お気に召していただけてありがたいです。
誤字報告
2話 ルージュの台詞
なかなか着付けなかったのですよ → 気付けなかった
ルージュさんはティムスではなく、ウェルさんと同性婚出来れば良かったのかな?
誤字指摘ありがとうございました!修正しました。
まあそこまででは無くとも、学生時代の関係がいつまでも続いたらと思ったのではと。
推理物を読んでる感じでスイスイ読んでしまいました٩(*´ᗜ`)ㅅ(ˊᗜˋ*)و
ありがとうございます!
ざまぁ目指したはずなのでどうしてこうなったという感じですが(笑)結果として嬉しいです!
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。