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10.ボーイミーツガール再び。
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ライヴハウス「BLACK-BELT」のその夜の出演は、インストゥルメンタルのバンドだった。それも、ピアノとベースとドラム、それに時々サックスが入るだけ、という実にシンプルなもの。
だがシンプルイズベスト、音には無駄がなかった。
―――無いように、朱夏には感じられた。途中までは。
三曲くらい流れたところで、用事があった相手に東風からの伝言を渡すことになっていた。
この都市では、電話はさほど役に立たない。都市の中で通用する電波は、FMのそれだけだった。
だから、電話も、有線の、それも都市内部にある電話局に直接つながっていた分しか使うことはできなくなってしまった。
かつて一世を風靡した携帯の類も全く無用の長物となってしまった。
そして有線電話は、盗聴が簡単なため、極秘の情報交換には向かないものになっていた。
もちろんその中で言葉を暗号化すればいいのだろうが、この十五キロ同心円、という狭い区域の中では、確実かつ秘密な情報は、直接会う方が速い。
朱夏はよくその仕事で使われていた。要するに使い走りだ。
そしてこの日は、この都市のどこかで別行動をとっているチューナーの一人の連絡員に次の計画の資料を渡すことになっていた。
フロアの後ろの方に幾つか置かれた丸テーブルに、朱夏はひじをかけて演奏を見ている。
と、肩を叩く感触がした。振り向くと、自分よりやや大柄な男が居た。
『今日のバンドは私のお気に入りなんです』
『今日のバンドはいいね。何て名だっけ』
『忘れました』
合い言葉を交わす。言葉は矛盾しているから、よく聞くと決して普通の会話になっていないのに気付く。
「それじゃこれを」
データの入った媒体を渡す。
「OK。ありがとう。ところで朱夏、こないだのギター良かったよ」
「見てたのか」
「君にそういう趣味があるとは奴も言わなかったけど?」
奴とは東風のことを言うらしい。
「別に特に趣味ではない。できるからやったに過ぎない」
「ま、どっちでもいいですがね」
連絡員は、媒体を内ポケットに無造作に入れた。
「合い言葉じゃないけど、本当に、今日のバンドはいいから、見ていきなよ」
「……」
どう答えようか、と迷っているうちに、連絡員は薄暗いフロアの、人混みの中に混じってしまった。
どうしようかな、と朱夏は思う。いいバンド、なら見ていくのもいいかもしれない。
三曲目は話しているうちに終わってしまった。
静かになったステージにウッドベースの音が響く。十六小節ばかり、うねうねとしたメロディを奏でる。そこへほんの微かな音がはさまる。
シンバルの上をロールしているような音だ、と朱夏は気付く。そこで一度ぴた、と演奏が止まる。ピアニストとドラマーが顔を見合わせる。スティックを四回合わせる。ピアニストは思いきり大きく上体を反らせた。
*
「へ?」
ステージを見た瞬間、何で? と安岐は思った。
ギターがいない。ギターレスのバンドとは彼は全く考えていなかったのだ。何せ津島はギター好きである。ギター馬鹿である。ライヴと言えば、乗り騒ぐ、と言うよりはギタリストの手に見入ってしまう奴である。
なのに。どう見てもこのステージにはギタリストはいない。
だが、何故それでも友人が行きたがったのかは、すぐに彼にも判った。
四曲目。出だしはともかく、ドラムとピアノが狂ったように音を叩きだした。
何じゃこりゃ!
鍵盤の端から端まで手がとんでもない速さで走り回り、不安定なメロディと、その裏のメロディを高音低音交互に送り出す。どうしてこんな別々のメロディを同時に弾けるんだ? と安岐は目をむく。
一方のドラムは、基本的にはテンポ190で8ビートを延々叩いているはずなのだが、あまりにそれ以外の部分が多すぎて、すさまじく複雑なものになっている。
まるでメロディを叩いているようだ、と安岐は思った。実際、ドラムセットに付けられているタムの数も異様に多い。
そしてその様子を、ベースとサックスの奏者が平然と笑いさえたたえて見ているからおかしい。特にサックス奏者は、猫の様な笑いで、時々マイクに向かって「Out of YOUTHFUL PASSION!」と人ごとのようにつぶやいている。
それがどういう意味だか安岐には判らなかったが、そのサックス奏者の言い方からして、悪いものではないらしい、と思った。
どちらかというと社長や壱岐が、時々羽目を外して遊ぶ安岐や津島に向けて「仕方ねえなあ」と言うときの表情に近いな、と思えたのだ。
フィニッシュ。
その瞬間、フロアに向かって一気にライトが向いた。ピアノとドラムが同じリズムを叩く。
だがその音を安岐は耳からすべらせていた。目に入ったものの方が強烈だったのだ。
「朱夏」
見間違えるはずがない。あの目。
安岐は身体が勝手に動き出すのを感じていた。フロアの真ん中で踊り出す客の中でぼうっと立っている彼女の方へ近付いていた。
こんなに近い所にいたなんて。
これは偶然だと思う。
絶対偶然だと思う。
そして偶然なら逃してはならない、と思った。思いこんでしまった。
思いこんで、そして、思いこみのままに手を伸ばしてしまった。
明るいメロディが響く。ハイハットがうるさいくらいにしゃかしゃかと鳴る。バスドラムがその下で次第にそのスピードを上げていく。
大きな目が広げられた。視線を合わせた瞬間、彼は朱夏の手を掴んでいた。
「お前は」
「良かったまた会えた」
ほっと安岐は息をつく。明るくないフロア。それでも彼の表情はあからさまに明るかった。
「別に好きで来た訳ではないが」
「俺だってそうだよ。偶然だね」
朱夏は首を傾げる。どうしてそんなことを聞くのか判らない、と言いたげに。
「でも好きでもないのに来るにしちゃ、ずいぶんマニアックなものじゃない」
朱夏は黙っている。仕事とは言いにくい。東風は朱夏にそのことは言わないように、と常々言っていた。嘘はつけないから、黙っているしかない。
「ま、そんなことどっちだっていいけどね」
「お前はどうして居るんだ?」
「俺は友人の代わり。急に用事が入ったとかで」
「酔狂なことだ」
彼女はそう言って肩をすくめる。
だがシンプルイズベスト、音には無駄がなかった。
―――無いように、朱夏には感じられた。途中までは。
三曲くらい流れたところで、用事があった相手に東風からの伝言を渡すことになっていた。
この都市では、電話はさほど役に立たない。都市の中で通用する電波は、FMのそれだけだった。
だから、電話も、有線の、それも都市内部にある電話局に直接つながっていた分しか使うことはできなくなってしまった。
かつて一世を風靡した携帯の類も全く無用の長物となってしまった。
そして有線電話は、盗聴が簡単なため、極秘の情報交換には向かないものになっていた。
もちろんその中で言葉を暗号化すればいいのだろうが、この十五キロ同心円、という狭い区域の中では、確実かつ秘密な情報は、直接会う方が速い。
朱夏はよくその仕事で使われていた。要するに使い走りだ。
そしてこの日は、この都市のどこかで別行動をとっているチューナーの一人の連絡員に次の計画の資料を渡すことになっていた。
フロアの後ろの方に幾つか置かれた丸テーブルに、朱夏はひじをかけて演奏を見ている。
と、肩を叩く感触がした。振り向くと、自分よりやや大柄な男が居た。
『今日のバンドは私のお気に入りなんです』
『今日のバンドはいいね。何て名だっけ』
『忘れました』
合い言葉を交わす。言葉は矛盾しているから、よく聞くと決して普通の会話になっていないのに気付く。
「それじゃこれを」
データの入った媒体を渡す。
「OK。ありがとう。ところで朱夏、こないだのギター良かったよ」
「見てたのか」
「君にそういう趣味があるとは奴も言わなかったけど?」
奴とは東風のことを言うらしい。
「別に特に趣味ではない。できるからやったに過ぎない」
「ま、どっちでもいいですがね」
連絡員は、媒体を内ポケットに無造作に入れた。
「合い言葉じゃないけど、本当に、今日のバンドはいいから、見ていきなよ」
「……」
どう答えようか、と迷っているうちに、連絡員は薄暗いフロアの、人混みの中に混じってしまった。
どうしようかな、と朱夏は思う。いいバンド、なら見ていくのもいいかもしれない。
三曲目は話しているうちに終わってしまった。
静かになったステージにウッドベースの音が響く。十六小節ばかり、うねうねとしたメロディを奏でる。そこへほんの微かな音がはさまる。
シンバルの上をロールしているような音だ、と朱夏は気付く。そこで一度ぴた、と演奏が止まる。ピアニストとドラマーが顔を見合わせる。スティックを四回合わせる。ピアニストは思いきり大きく上体を反らせた。
*
「へ?」
ステージを見た瞬間、何で? と安岐は思った。
ギターがいない。ギターレスのバンドとは彼は全く考えていなかったのだ。何せ津島はギター好きである。ギター馬鹿である。ライヴと言えば、乗り騒ぐ、と言うよりはギタリストの手に見入ってしまう奴である。
なのに。どう見てもこのステージにはギタリストはいない。
だが、何故それでも友人が行きたがったのかは、すぐに彼にも判った。
四曲目。出だしはともかく、ドラムとピアノが狂ったように音を叩きだした。
何じゃこりゃ!
鍵盤の端から端まで手がとんでもない速さで走り回り、不安定なメロディと、その裏のメロディを高音低音交互に送り出す。どうしてこんな別々のメロディを同時に弾けるんだ? と安岐は目をむく。
一方のドラムは、基本的にはテンポ190で8ビートを延々叩いているはずなのだが、あまりにそれ以外の部分が多すぎて、すさまじく複雑なものになっている。
まるでメロディを叩いているようだ、と安岐は思った。実際、ドラムセットに付けられているタムの数も異様に多い。
そしてその様子を、ベースとサックスの奏者が平然と笑いさえたたえて見ているからおかしい。特にサックス奏者は、猫の様な笑いで、時々マイクに向かって「Out of YOUTHFUL PASSION!」と人ごとのようにつぶやいている。
それがどういう意味だか安岐には判らなかったが、そのサックス奏者の言い方からして、悪いものではないらしい、と思った。
どちらかというと社長や壱岐が、時々羽目を外して遊ぶ安岐や津島に向けて「仕方ねえなあ」と言うときの表情に近いな、と思えたのだ。
フィニッシュ。
その瞬間、フロアに向かって一気にライトが向いた。ピアノとドラムが同じリズムを叩く。
だがその音を安岐は耳からすべらせていた。目に入ったものの方が強烈だったのだ。
「朱夏」
見間違えるはずがない。あの目。
安岐は身体が勝手に動き出すのを感じていた。フロアの真ん中で踊り出す客の中でぼうっと立っている彼女の方へ近付いていた。
こんなに近い所にいたなんて。
これは偶然だと思う。
絶対偶然だと思う。
そして偶然なら逃してはならない、と思った。思いこんでしまった。
思いこんで、そして、思いこみのままに手を伸ばしてしまった。
明るいメロディが響く。ハイハットがうるさいくらいにしゃかしゃかと鳴る。バスドラムがその下で次第にそのスピードを上げていく。
大きな目が広げられた。視線を合わせた瞬間、彼は朱夏の手を掴んでいた。
「お前は」
「良かったまた会えた」
ほっと安岐は息をつく。明るくないフロア。それでも彼の表情はあからさまに明るかった。
「別に好きで来た訳ではないが」
「俺だってそうだよ。偶然だね」
朱夏は首を傾げる。どうしてそんなことを聞くのか判らない、と言いたげに。
「でも好きでもないのに来るにしちゃ、ずいぶんマニアックなものじゃない」
朱夏は黙っている。仕事とは言いにくい。東風は朱夏にそのことは言わないように、と常々言っていた。嘘はつけないから、黙っているしかない。
「ま、そんなことどっちだっていいけどね」
「お前はどうして居るんだ?」
「俺は友人の代わり。急に用事が入ったとかで」
「酔狂なことだ」
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