メイキング「ちょっと待ってお姉様、親友と浮気した旦那とそのまま続けるおつもり？ 」

2．そんじゃどう変えて行くか～おおむね。

　そんで今回ワタシが作ったこっちのおはなしの方のメモがこれ。

　これ一枚見ながら書いてました（笑）。

　ワタシが「良人の貞操」を大雑把にとらえるとしたなら、
「女学校時代の親友と夫が恋に落ちてしまって子供までできてしまったヒロインは何とかしてその件を穏和に解決し、なおかつ家庭の実権を自分の手に握る」
　なんですよね。
　ちなみに研究者の竹田志保氏は「夫が去勢される」と言う感じに表現してましたが、まあ実際去勢＝妻においそれと性的に手出しできなくなる＋実権を無くす、ですよね。

　ただね！
　おおもとの話では「神聖なものに感じて」とか色々あったんですが、無論今のワタシ達がそれで納得できるわけないし、表面的にご都合主義に上手くいくためには裏で工作しないとあかんよな、と思った訳ですよ。

　そこでまあ、その「裏」をきっちり工作していました実は！
　という話に構成しなおしたわけです。

　共通させる点としては、↑の筋に加えて

・親友の最初の結婚と子供は夫の従兄弟と
・夫達の郷里は北
・夫の友人が産婦人科医師
・妻にはおきゃんな妹がいてその友人の関係で縁談がおこる
・南から来た包容力のある男が最終的に友人を受け容れる

　ってとこですか。
　それをワタシのよく書く「帝国」要素～19世紀末っぽい文化を持つ大陸全土に広がる国で処理してみたという次第。