〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。

江戸川ばた散歩

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あとがき

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 完結ですっ。

 ところでこの話、そもそも当初は異母姉妹格差の10話以内の予定でした(笑)。
 何でこうなった。
 それこそ作者も「あの女」=アルマヴィータ夫人が唐突にミュゼットを追い出すから話が変わってしまいました(笑)。
 そういうとこで方針が変わった関係で、一話の文章だとおかしくなるので、修正しました(笑)。

 ところで視点を変えることなんだけど、ワタシは未だあの章でぽんといきなり**視点、とするやり方が苦手なので、三人称神の視点か一人称では手紙文とか「後で聞いた話だけど」というのを入れるんですが。
 今回は結局そのせいで、本当にハイロール男爵(仮)が何考えているのか判らないと言う話に。
 まあこうなってしまうと、彼だけで一本話が書けそうな感じもありますが(笑)。

 つか、
・ハイロール男爵(仮)とカミーリアさんの話
・原ハイロール家の人々がどうなって暗躍していく様になってしまったか
・アルマヴィータ夫人の交友関係とか

とかはネタになるんですがね。

 まあ飽きやすいんでまたちょろちょろ短編書きますー。
 ではでは。
 


 
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感想 10

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みんなの感想(10件)

misumaru
2024.07.19 misumaru

偶然みつけて拝読しまして、なんか懐かしい感じでホクホクしております。
幼き日に、図書館のすみっこでみつけてドキドキしながら借りまくった、少年探偵団や名探偵モノ、少女小説モノのシリーズが思い出されて。

良作をありがとうございます|ωФ)✧

江戸川ばた散歩
2024.07.20 江戸川ばた散歩

わ!懐かしいあの頃のおはなしはワタシも好きでした!
楽しく読んでいただいてありがとうございます!

解除
蔡 玄鳥
2022.04.13 蔡 玄鳥

ミュゼットのお話今読んでおります!
前回の感想でターザンの話をぼやっと書きましたが原作はエドガー・ライス・バローズ「ターザン」
イギリス貴族社会と植民地の位置付けや見せ物から学問へと発展途上な博物学の初期の雰囲気など散りばめられた父と子の物語で面白いですよ。おススメです。

江戸川ばた散歩
2022.04.13 江戸川ばた散歩

ミュゼットの方もありがとうございますm(__)m

ああ! バローズ!(読んではいないけど知識として)火星のプリンセスとかのSFのひと!
と思ってAmazon見たらターザンは殆ど無い+火星シリーズが無料になってましたわ……

解除
蔡 玄鳥
2022.04.12 蔡 玄鳥

わぁ!凄く面白かったです。この時代のイギリスとインドを中心に植民地進行の時代ってすきなんですよ。ターザンの原作グレイストークの物語とか土埃と湿度とウールの匂い。いやぁ、楽しかった!

江戸川ばた散歩
2022.04.12 江戸川ばた散歩

感想ありがとうございますm(__)m
ターザンの作者!探してみますね。
イメージとしては、秘密の花園のメアリとか、ペリーヌがなかなか受け入れられないとか、イザベラバードとかそのあたりごちゃまぜです。
雰囲気が伝わるとありがたいです。

解除

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