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プロローグ
プロローグ-3
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互いの秘書は、制約もあって日本へ置いて来ざるを得なかった。
こうなると仕方なしに、同業他社とタッグを組むしかない。
足を引っ張り合うよりも、まだこの方がチャンスがあるからだ。
晁生はそのままゆっくりと手を下方へ這わせると、聖の白い尻を緩く揉んだ。
その手をピシャリと払い除けると、聖はシャンパンを一気に飲み干して、不機嫌そうに相手を睨み付ける。
「そうは言うが、この船にはVOGUEの表紙を飾るようなトップモデルや、現役アイドルや銀幕スターも大勢乗船しているんだぞ? 他にも、プロスポーツ選手やノーベル候補にも挙がった高名な医者まで……オレのような薹が立った野郎が何をしたところで、そんな連中に敵う訳が……」
「こんなに綺麗なのに、何を言ってるんだか」
晁生はそう言うと、陶然とした眼差しで、聖の足の先から頭の天辺までを見た。
聖は、全裸だった。
部屋へエステティシャンを呼び、磨いてもらったばかりという事もあるが。
白く輝くばかりの肉体には一片の瑕疵も無く、何処を取っても美しい以外に言葉が見付からない。ピンと立っている乳首も、ひっそりと慎ましやな緋色の雄芯もむしゃぶりつきたくなる程に魅力的だ。
バランスよく鍛えた肉体には程よい筋肉と弾力があり、柔らかいだけの女体とは違って絶妙な抱き心地がある事も保証する。
しかも、とにかく全身からは馨しい香りが立ち込めており、それを嗅いだ男はたちまち獣になり問答無用でこの美しい獲物を押し倒したくなってしまうだろう。
この魔力に抗える人間など、晁生には想像も出来ない。
「君は『傾国の美女』って噂じゃないか。ボクもそれに同意見だ。この魅力に囚われない男なんて、どこの世界にも居ないさ」
聖の、背中に咲き誇る紅い華を愛でながら、晁生はうっとりと呟いた。
こうなると仕方なしに、同業他社とタッグを組むしかない。
足を引っ張り合うよりも、まだこの方がチャンスがあるからだ。
晁生はそのままゆっくりと手を下方へ這わせると、聖の白い尻を緩く揉んだ。
その手をピシャリと払い除けると、聖はシャンパンを一気に飲み干して、不機嫌そうに相手を睨み付ける。
「そうは言うが、この船にはVOGUEの表紙を飾るようなトップモデルや、現役アイドルや銀幕スターも大勢乗船しているんだぞ? 他にも、プロスポーツ選手やノーベル候補にも挙がった高名な医者まで……オレのような薹が立った野郎が何をしたところで、そんな連中に敵う訳が……」
「こんなに綺麗なのに、何を言ってるんだか」
晁生はそう言うと、陶然とした眼差しで、聖の足の先から頭の天辺までを見た。
聖は、全裸だった。
部屋へエステティシャンを呼び、磨いてもらったばかりという事もあるが。
白く輝くばかりの肉体には一片の瑕疵も無く、何処を取っても美しい以外に言葉が見付からない。ピンと立っている乳首も、ひっそりと慎ましやな緋色の雄芯もむしゃぶりつきたくなる程に魅力的だ。
バランスよく鍛えた肉体には程よい筋肉と弾力があり、柔らかいだけの女体とは違って絶妙な抱き心地がある事も保証する。
しかも、とにかく全身からは馨しい香りが立ち込めており、それを嗅いだ男はたちまち獣になり問答無用でこの美しい獲物を押し倒したくなってしまうだろう。
この魔力に抗える人間など、晁生には想像も出来ない。
「君は『傾国の美女』って噂じゃないか。ボクもそれに同意見だ。この魅力に囚われない男なんて、どこの世界にも居ないさ」
聖の、背中に咲き誇る紅い華を愛でながら、晁生はうっとりと呟いた。
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