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真壁了、犬の生活🐕
真壁了、悶える🐕
しおりを挟む「クリーニングは3時に頼んでおいたから、それまでこっちの部屋は封印しておくとするか。……さて、それじゃあ軽く身体を流すかな」
そう呟き、買ったばかりの犬用シャンプーとブラシを手に取り、バスルームへと足を運ぶ聖の後ろを、二匹の仔犬は競い合うようにして付いて回った。
「ワンッ」
「キャン」
「ははは、こらこら。そんなにオレの足にくっついていると、間違って踏んじゃうぞっ」
ハァハァと荒い息を吐きながら、可愛いピンク色の小さな舌をペロッと出してコロコロと歩いている様子は、本当に微笑ましい。
長毛種と短毛種で、二匹は違う犬種のようだが、それぞれにキュートな箇所があって見ていて飽きない。
毛玉犬は縫いぐるみのようだし、つるっとした方は手触りが滑らかで、ずっと撫でていられそうだ。
(ペットを飼ったら結婚出来なくなるからダメだとユウに念押しされていたが……どうせオレは、今更まともな所帯を持つのは無理だろうし。このままこのワン公達と暮らすのも良いよな)
というか、ユウはオレに所帯を持ってほしいんだろうか? と、今更ながら首を傾げる聖であるが、目下の使命は埃をかぶっている仔犬達のシャンプーである。
嫌がる子もいるから、その場合は無理に決行せずにペットショップに来てくださいと、あの親切な店長が言っていたが。
バスルームに足を踏み入れたところで、聖は袖を捲り上げ、素足になってズボンの裾も捲った。
「喜べ、ワン公ども! ウチの風呂は広いぞ~。色々都合があって、男三人入っても余裕があるようにリフォームしたからな」
「ワンッ?」
「キャン!?」
『え、聖さんはそのままですか?』
『あんたは脱がないのかよ!?』
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