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76話 裏話
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「おまたせしました、ワグリンさん。セラフィーナ様はどうでしたか?」
「なんて事は無い…普通に中に入って、今祈りを捧げている感じだ」
「…そうですか…他に誰か、教会に近付いた人はいましたか?」
「僧侶以外は誰も入ってこなかったな。背の低い男が一人」
「…その人物の特長は?」
「金髪の少年…ってくらいだな。恐らく、神の壁を作る為の僧侶だろう」
「……ありがとうございます」
さて、ジョット・バルハートとセラフィーナ・ラガザハートが同時に存在できる訳が無い。では彼女はどうやって、フィンを欺いたのか。
それは、一日前の出来事である。
「ちょ、ちょっと大丈夫なの!?あんな約束しちゃって…!」
「だ、大丈夫だよ。だから彼女の挑戦を受けたんだもの」
とは言ったものの、実際どうするのか分からない。アンダンティへ先回りしてジョットのフリをしようにも、聖女として祈りを捧げる職務は放棄できない。もちろん、ジョット役の人間が向こうにいる訳でも無い。
自ら墓穴を掘ったも同然だ。
「大丈夫って言われても…どうやってジョット君のフリをしながらお祈りするのよ…」
「作戦があるんだ。相手が一般人なら…僕一人でも誤魔化せたんだけど、相手は探偵さんだからね。二人にも協力して欲しいんだ」
「お、俺にもか…?セラフィーナ様」
「はい。アルヴェルトさんが協力してくれれば、成功率は高くなりますから。…お願いできますか?」
「任せろ。なんでもするぜ。断る理由も無ぇしな」
「ありがとうございます。…では、お二人には……」
ごにょごにょごにょ。
そんな訳で、魔力供与の日。いつも通り、セラフィーナは従者と一緒に教会へとやってきた。艶やかな金の髪をたなびかせながら、凛とした表情で教会へと入っていく。
ただし、それはカツラである。
「(な、なんで私がセラフィーナ様にならなくちゃいけないのよー!?)」
彼女の正体はルーチェ。短髪なのを利用して上からカツラを被り、魔術で瞳の色を変えてセラフィーナになりすましているのである。
じゃあ、そのルーチェの代わりはどうしているのかと言うと。
「(やっぱりこの格好しないといけないのかよおおおおおお!!!)」
代理のメイド。女装しているアルヴェル子ちゃんである。街の人から見ればよくある組み合わせだが、本人達からすればすげぇ異色のコンビである。そのためか、二人ともすげえ緊張でガチガチである。
「お久しぶりです。セラフィーナ様。……ど、どうかなさいましたか?」
「い、いえー?なんでもない…ですよ!おほほほほ!!」
「な、なら良いのですが……」
その違和感は一目瞭然。ベルナルドも二人に違和感を覚えて、じーっと眉を寄せて不安そうに見つめている。
「さ、さあさあ!お召し物を変えに行きましょうセラフィーナ様!」
「は、はい!失礼しますね!ベルナルドさまー!」
「あ、は、はい…」
バターン!と力強く扉を閉めて、二人だけになる。ここまでやって、第1ラウンドはクリア。ここから2人は、ひたすら時間を稼いでセラフィーナが来るまで待たなければならないのである。
「(さっさと来なさいよ!私達、そんなに時間稼げるか分からないんだからね!)」
さてその頃。セラフィーナはどうしているのかと言うと。先日のうちに移動し、一足先にアンダンティのバルハート家へと辿り着いていた。海沿いの風車小屋で、彼女はぎゅっと覚悟を決めて鏡の前に立った。
「……いつか、こんな日が来るとは思ってたけど…いざやるとなると辛いな…」
艶やかな金の髪。それを優しく手に取ると、ぎゅっと根元の方を掴む。手に取ったハサミは、僅かに震えていた。
「…でも、生き残る為だから。僕は女を捨てるよ」
バツン!
一息に髪を切り下ろした。美しい黄金色の髪はパラパラと崩れ落ち、セラフィーナはジョットへとその身を変身させる。女の子になる為、長年伸ばしていた髪。それを捨てるのは、苦渋の決断だったに違いない。
「さあて、もう一仕事しないとね!」
髪を切り落としたセラフィーナは、続いて家の立て札をバルハートからラガザハートへと変えた。これは、出自を訊ねられた際の為に用意していた立て札だ。
「後はこれを…」
ゴソゴソとカバンに服を突っ込んだら、準備OK。後はフィンが訪ねて来るのを待つだけである。ドキドキと高鳴る胸を抑えて、彼女の訪問を待つ。
ちなみに、この家に彼の家族はいない。ラガザハートは単なる偽名。そこに突っ込まれないよう、気を付けなくてはならない。
トントン。戸が叩かれた。
「はーい…ええと、どちら様ですか?」
「私、探偵のフィン・ジェ・アウローラと申します。ジョット・バルハートさんですか?」
「…は、はい、そうですが…探偵が僕になにか?」
貴方が誰かなんて知っている。けど、ここはすっとぼける。何を聞きに来たのかも、全部知っている。けど。ここは演じるんだ。
「…少し、お話がありまして。お時間頂けますでしょうか?」
「構いませんが……僕、何かやらかしましたか…?」
「いいえ、そういう話ではありませんよ。ちょっとした質問をするだけですから」
「なら良いんですが……立ち話もなんですし、上がってくださいよ。お茶くらいならお出しします」
ここで無理に断れば、怪しまれるのは明白だ。怪しまれないよう、自然に彼女を居間へとあげる。
「す、すみません…お言葉に甘えて」
「すみません、とっちらかってて…それで、僕にお話というのは?」
「いえ、こちらこそ、急な訪問で申し訳ありません。貴方の双子の姉…セラフィーナ様について聞きたい事があるのです」
ここは、あえて知ってる風に。
「ああ…聖女になったんでしたっけ?新聞で読みましたよ。姉がどうしたんです?」
「実は、彼女にある疑いをかけていまして。彼女と話をしましたので、今日はその事実確認を行おうと思ったのです」
「ある疑い……?」
彼女から、説明を受けた。
「……そうだったんですか…わかりました。なんでも答えますよ」
「ありがとうございます。では質問ですが…」
先日話した事について、根掘り葉掘りこと細かく聞かれた。だが、補完するのは簡単だ。なんせ、喋った本人がここにいるのだから。
「……ありがとうございます。これで十分です」
「そうですか?ええと…僕の答えは役に立ったでしょうか?」
「ええ、十分に。お姉さんの身の潔白を証明できると思います」
「…良かったぁ…姉が男だったら、僕どうしようかと思いましたよ…」
「その心配も、もうありませんよ。…それでは、私は失礼します」
「あ、もう行かれるんですか?良かったらお昼ご飯でも食べて行かれませんか?もうすぐラガザハートさんも帰ってきますし」
ここで、一旦彼女を引き止める。彼女が不審がる前に、こちらから親の存在について明かしておく。
「いやいや。お話して頂けただけで、私はお腹いっぱいですよ。突然の訪問、失礼致しました」
「そうですか…いえ、こちらこそ、姉の為に色々ありがとうございました!」
「…では、失礼します」
バタン。と扉が閉まる。これで、彼女はセラフィーナを疑う事は無くなっただろう。いや、無くなったは言い過ぎだが、疑いは薄まったはずだ。
「ふう!安心してる暇は無いぞ!」
先程用意した鞄を持ち、大急ぎで家を出ると、用意していた黒い外套へとその身を包み込む。
これは、魔物を避ける為の黒い外套。闇夜に紛れて、モンスターの目を欺く古典的な物だ。
今度の問題は、帰り道。馬車を手配して帰っていては、今日の魔力供与に間に合わない。
「はっ…はぁっ…!」
乗り込むなら、フィンの手配した馬車だ。彼女が手配した馬車は往復便。彼女の用意した馬車になりすまして、彼女の前に現れるしかない。彼が向かったのは、この街のギルドだ。
「あっ、ジョットさん!お久しぶりですね!良かったら今日は」
「すみません!急遽馬車が必要になったので貸してください!」
「えっ!?あ、は、はい!かしこまりました!」
「あ、ありがとうございます!」
ギルドで管理している馬車を借りる。私立のギルドなので、馬車の貸出なんかも行っている訳だ。それに乗り込むなり、超スピードでフィンのいる町の入口へ突撃する。
「(フィンさん、まだいるかな…!)」
間一髪。フィンはまだ馬車を待っていた。ほっと安堵の息を吐くのも束の間。今度は御者として演技を行わなくてはならない。
「お待たせしましたー…どうぞー…」
「どうも。…なぜ、お疲れなのですか…?」
「あー、ちょっと魔物が襲ってきましてね…色々やってるうちに…ちょっと…」
「そ、そうですか……」
街の中から出てきたけど…と言いたげなフィンをほっといて、馬車はシンフォニアへと向かう。ここまでやって、やっと第二ラウンドは終了。
馬車を持っているなら、フィンを探さずに直接向かえば良いのだが、誰も乗せていない馬車だと門を通る際に怪しまれてしまう。かと言って、わざわざシンフォニアに行く人を見つける余裕も無いため、彼女を乗せて直行する事にしたのである。
「なんて事は無い…普通に中に入って、今祈りを捧げている感じだ」
「…そうですか…他に誰か、教会に近付いた人はいましたか?」
「僧侶以外は誰も入ってこなかったな。背の低い男が一人」
「…その人物の特長は?」
「金髪の少年…ってくらいだな。恐らく、神の壁を作る為の僧侶だろう」
「……ありがとうございます」
さて、ジョット・バルハートとセラフィーナ・ラガザハートが同時に存在できる訳が無い。では彼女はどうやって、フィンを欺いたのか。
それは、一日前の出来事である。
「ちょ、ちょっと大丈夫なの!?あんな約束しちゃって…!」
「だ、大丈夫だよ。だから彼女の挑戦を受けたんだもの」
とは言ったものの、実際どうするのか分からない。アンダンティへ先回りしてジョットのフリをしようにも、聖女として祈りを捧げる職務は放棄できない。もちろん、ジョット役の人間が向こうにいる訳でも無い。
自ら墓穴を掘ったも同然だ。
「大丈夫って言われても…どうやってジョット君のフリをしながらお祈りするのよ…」
「作戦があるんだ。相手が一般人なら…僕一人でも誤魔化せたんだけど、相手は探偵さんだからね。二人にも協力して欲しいんだ」
「お、俺にもか…?セラフィーナ様」
「はい。アルヴェルトさんが協力してくれれば、成功率は高くなりますから。…お願いできますか?」
「任せろ。なんでもするぜ。断る理由も無ぇしな」
「ありがとうございます。…では、お二人には……」
ごにょごにょごにょ。
そんな訳で、魔力供与の日。いつも通り、セラフィーナは従者と一緒に教会へとやってきた。艶やかな金の髪をたなびかせながら、凛とした表情で教会へと入っていく。
ただし、それはカツラである。
「(な、なんで私がセラフィーナ様にならなくちゃいけないのよー!?)」
彼女の正体はルーチェ。短髪なのを利用して上からカツラを被り、魔術で瞳の色を変えてセラフィーナになりすましているのである。
じゃあ、そのルーチェの代わりはどうしているのかと言うと。
「(やっぱりこの格好しないといけないのかよおおおおおお!!!)」
代理のメイド。女装しているアルヴェル子ちゃんである。街の人から見ればよくある組み合わせだが、本人達からすればすげぇ異色のコンビである。そのためか、二人ともすげえ緊張でガチガチである。
「お久しぶりです。セラフィーナ様。……ど、どうかなさいましたか?」
「い、いえー?なんでもない…ですよ!おほほほほ!!」
「な、なら良いのですが……」
その違和感は一目瞭然。ベルナルドも二人に違和感を覚えて、じーっと眉を寄せて不安そうに見つめている。
「さ、さあさあ!お召し物を変えに行きましょうセラフィーナ様!」
「は、はい!失礼しますね!ベルナルドさまー!」
「あ、は、はい…」
バターン!と力強く扉を閉めて、二人だけになる。ここまでやって、第1ラウンドはクリア。ここから2人は、ひたすら時間を稼いでセラフィーナが来るまで待たなければならないのである。
「(さっさと来なさいよ!私達、そんなに時間稼げるか分からないんだからね!)」
さてその頃。セラフィーナはどうしているのかと言うと。先日のうちに移動し、一足先にアンダンティのバルハート家へと辿り着いていた。海沿いの風車小屋で、彼女はぎゅっと覚悟を決めて鏡の前に立った。
「……いつか、こんな日が来るとは思ってたけど…いざやるとなると辛いな…」
艶やかな金の髪。それを優しく手に取ると、ぎゅっと根元の方を掴む。手に取ったハサミは、僅かに震えていた。
「…でも、生き残る為だから。僕は女を捨てるよ」
バツン!
一息に髪を切り下ろした。美しい黄金色の髪はパラパラと崩れ落ち、セラフィーナはジョットへとその身を変身させる。女の子になる為、長年伸ばしていた髪。それを捨てるのは、苦渋の決断だったに違いない。
「さあて、もう一仕事しないとね!」
髪を切り落としたセラフィーナは、続いて家の立て札をバルハートからラガザハートへと変えた。これは、出自を訊ねられた際の為に用意していた立て札だ。
「後はこれを…」
ゴソゴソとカバンに服を突っ込んだら、準備OK。後はフィンが訪ねて来るのを待つだけである。ドキドキと高鳴る胸を抑えて、彼女の訪問を待つ。
ちなみに、この家に彼の家族はいない。ラガザハートは単なる偽名。そこに突っ込まれないよう、気を付けなくてはならない。
トントン。戸が叩かれた。
「はーい…ええと、どちら様ですか?」
「私、探偵のフィン・ジェ・アウローラと申します。ジョット・バルハートさんですか?」
「…は、はい、そうですが…探偵が僕になにか?」
貴方が誰かなんて知っている。けど、ここはすっとぼける。何を聞きに来たのかも、全部知っている。けど。ここは演じるんだ。
「…少し、お話がありまして。お時間頂けますでしょうか?」
「構いませんが……僕、何かやらかしましたか…?」
「いいえ、そういう話ではありませんよ。ちょっとした質問をするだけですから」
「なら良いんですが……立ち話もなんですし、上がってくださいよ。お茶くらいならお出しします」
ここで無理に断れば、怪しまれるのは明白だ。怪しまれないよう、自然に彼女を居間へとあげる。
「す、すみません…お言葉に甘えて」
「すみません、とっちらかってて…それで、僕にお話というのは?」
「いえ、こちらこそ、急な訪問で申し訳ありません。貴方の双子の姉…セラフィーナ様について聞きたい事があるのです」
ここは、あえて知ってる風に。
「ああ…聖女になったんでしたっけ?新聞で読みましたよ。姉がどうしたんです?」
「実は、彼女にある疑いをかけていまして。彼女と話をしましたので、今日はその事実確認を行おうと思ったのです」
「ある疑い……?」
彼女から、説明を受けた。
「……そうだったんですか…わかりました。なんでも答えますよ」
「ありがとうございます。では質問ですが…」
先日話した事について、根掘り葉掘りこと細かく聞かれた。だが、補完するのは簡単だ。なんせ、喋った本人がここにいるのだから。
「……ありがとうございます。これで十分です」
「そうですか?ええと…僕の答えは役に立ったでしょうか?」
「ええ、十分に。お姉さんの身の潔白を証明できると思います」
「…良かったぁ…姉が男だったら、僕どうしようかと思いましたよ…」
「その心配も、もうありませんよ。…それでは、私は失礼します」
「あ、もう行かれるんですか?良かったらお昼ご飯でも食べて行かれませんか?もうすぐラガザハートさんも帰ってきますし」
ここで、一旦彼女を引き止める。彼女が不審がる前に、こちらから親の存在について明かしておく。
「いやいや。お話して頂けただけで、私はお腹いっぱいですよ。突然の訪問、失礼致しました」
「そうですか…いえ、こちらこそ、姉の為に色々ありがとうございました!」
「…では、失礼します」
バタン。と扉が閉まる。これで、彼女はセラフィーナを疑う事は無くなっただろう。いや、無くなったは言い過ぎだが、疑いは薄まったはずだ。
「ふう!安心してる暇は無いぞ!」
先程用意した鞄を持ち、大急ぎで家を出ると、用意していた黒い外套へとその身を包み込む。
これは、魔物を避ける為の黒い外套。闇夜に紛れて、モンスターの目を欺く古典的な物だ。
今度の問題は、帰り道。馬車を手配して帰っていては、今日の魔力供与に間に合わない。
「はっ…はぁっ…!」
乗り込むなら、フィンの手配した馬車だ。彼女が手配した馬車は往復便。彼女の用意した馬車になりすまして、彼女の前に現れるしかない。彼が向かったのは、この街のギルドだ。
「あっ、ジョットさん!お久しぶりですね!良かったら今日は」
「すみません!急遽馬車が必要になったので貸してください!」
「えっ!?あ、は、はい!かしこまりました!」
「あ、ありがとうございます!」
ギルドで管理している馬車を借りる。私立のギルドなので、馬車の貸出なんかも行っている訳だ。それに乗り込むなり、超スピードでフィンのいる町の入口へ突撃する。
「(フィンさん、まだいるかな…!)」
間一髪。フィンはまだ馬車を待っていた。ほっと安堵の息を吐くのも束の間。今度は御者として演技を行わなくてはならない。
「お待たせしましたー…どうぞー…」
「どうも。…なぜ、お疲れなのですか…?」
「あー、ちょっと魔物が襲ってきましてね…色々やってるうちに…ちょっと…」
「そ、そうですか……」
街の中から出てきたけど…と言いたげなフィンをほっといて、馬車はシンフォニアへと向かう。ここまでやって、やっと第二ラウンドは終了。
馬車を持っているなら、フィンを探さずに直接向かえば良いのだが、誰も乗せていない馬車だと門を通る際に怪しまれてしまう。かと言って、わざわざシンフォニアに行く人を見つける余裕も無いため、彼女を乗せて直行する事にしたのである。
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