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おまけ キャラクター紹介

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ここは本編のネタバレが含まれているかもしれないので、適当に本編を飽きるとこまで読んでから見てください。

セラフィーナ・ラガザハート



本作の主人公。十七歳。男の娘であり、聖女になる前は片田舎に住む普通の村娘だった。孤児院で育っており、冒頭で出てきた司祭達に育てられていた。聖女になるつもりは全く無かったのだが、不幸にもごく一部の者しか使えない特殊な属性、聖属性の魔力をその身に宿してしまい、長年不在だった聖女の席にすっぽり収まる羽目になってしまう。
聖女とは国を護る結界を維持する為に必要な重要な役職で、聖属性の魔力を持った女性しかなる事が出来ない。彼も最初は辞退しようとしたが、任命者である現国王にゴリ押しされてしぶしぶ聖女となった。そのため、男性の彼は周りに男性にバレないよう過ごさなくてはならない。もしバレたら、あらすじの通り死刑である。本作はそんな彼女の運命を見届ける物語である。


ルーチェ・クールツィオ


本作の準主人公。十七歳。セラフィーナについてまわり、彼女を色々な危険から守る専属メイド。セラフィーナと同じ孤児院で育っており、昔からの親友。セラフィーナが女装している事を誰よりも先に見抜いた。
綺麗好きで、掃除を主とした仕事を探していた所、たまたま聖女の世話係という仕事につく事になった。つまるところ、セラフィーナの専属メイドになったのは偶然の産物である。彼女が専属メイドになったのは、歳が近く聖女も話しやすそうだからという簡素な理由。武道も心得ており、その力は達人の域である。やや意地悪なのがたまにキズである。

パトリツィオ・アンドレオッティ
本作のメイン舞台である、シンフォニア王国の次期国王。十九歳。現在の王は不治の病に侵されている(というのはウソで、最初はパトリツィオの妻探しに奔走していた。現在はセラフィーナとの進展を遠くからニヤニヤと見守っている)ため、次期国王でありながら、既に国王としての責務を担っている。
生真面目、イケメン、国民に慕われるカリスマ性と非の打ち所が無いが、女性関係だけはどうしてもダメで、全く経験がない。そのため、フランカに迫られた際も上手く断れず色々後手後手になってしまう。それを解消する為、偽りの婚約者になる約束をセラフィーナに頼む羽目になってしまった。

アルヴェルト・ドラゴラッジ
元、王都騎士団最強の男。十八歳。若々しい青年であり、言動も粗野でガサツ。なかなかにイケメンであり、最初にセラフィーナと出会った時はセラフィーナも軽くときめいていた。本来は特に接点も無い騎士だったのだが、パトリツィオと茶会を行っているセラフィーナを遠目に見て一目惚れ。王都騎士団を辞め、彼女の専属騎士になるよう頼み込む。しかしその時の行動が色々問題となり…?
背中に翼が生えたり、腕に爪が生えたり、竜の片鱗のようなものを思わせる。その力も人間離れしており、まるでただの人間では無いようだが…

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