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番外編 サブストーリー
20話「魔法少女☆イチゴたん」
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「…しかし、魔戒とおもしき生物は見当たらないぞ?」
着地してまず、周囲を探るイチゴ。彼女の覇天によって、並大抵の魔物は近付くことすら出来ないため、周囲にはなんの気配もしない。
『恐らく、何処かに潜んでいるのでしょう。魔戒は変わった性質を持っていますから。』
「なるほど…警戒は怠れませんね…」
────ビュゥゥゥッ…
と、その刹那。魔法少女達が降り立っている大地に、一筋の風が吹き抜けた。突風によって、スフレ達が持っていた変身用の禁術絵札が吹き飛ばされてしまった。
「あっ!ひ、拾いに行かないと!」
「ええ!急ぎましょう!」
────ゴォッ!
二人が変身用の禁術絵札を取りに行こうと駆け出したその時、はるか上空から二人を狙う魔力の弾丸が一直線に二人に向かっていた。
「危ないっ!」
────ギィィィン!!
刃先が鋭く魔力を引き裂く。切り裂いたのは、パーティ1の剣豪イチゴ。二人もその攻撃に気付き、臨戦態勢に移る。
「て、敵…ですね!」
「ああ!気を付けろ…何処かに潜んでいるぞ…!」
ざわざわと揺れる大気。何処かに敵が潜んでいる、というのに、誰一人その存在に気付けない。
…まるで、風のように。
────ブシュッ!!
「あっ…!」
「きゃっ…!」
その刹那、スフレとトレファの身体が切り裂かれ、二人の体がどさっと地面に倒れる。見えない刃によって切り裂かれた二人は、どくどくと血を流しながら地面に伏せる。
「スフレ!トレファ!…まずい…奴が…見当たらない…!」
風は空を舞い上がり、そして再び周囲に静寂が訪れる。二人が切り裂かれたのは、風が原因だろう。このままでは、自分も殺られる。
「やるしかない…アルケリオ!」
『お任せ下さい。イチゴ様。』
────キィィィィン!!
緑色の宝石が胸部へと突き刺さり、新たな魔法少女がまた一人、変身を始めた。
「奴を倒す為…我が力となれ!」
魔力が鎧を変化させ、鋼鉄の材質を魔法少女らしいヒラヒラした服へと変化させていく。
「『魔法少女☆イチゴ爆誕!』」
ちゅどーん、という見慣れた爆発と共に、イチゴは新たな魔法少女へと変身する。スフレが持つ宝石はルビー、トレファが持つ宝石はサファイア、そしてイチゴの持つ宝石はエメラルドだ。
『あれ?アナタも魔法少女なの?』
「見つけた…!」
魔法少女になったからこそ、視界に捕えられた新たなる敵。それは少女のようでいて、何処か妖精のような雰囲気を感じさせる女性であった。
「貴様が…魔戒だな。」
『その通り。私はシルフ。アナタ達が探す、三つの柱を担う者よ。』
シルフはふわりと着地すると、相対せしめる相手を見つめる。魔法少女の腕には巨大な両手剣が握られ、凄まじい覇気を用いてこちらを威圧している。
『ブディスが倒された時から、次は私の所に来るのかなって思ってたわ。さあ、勝負しましょう。』
「言われなくとも…!」
────ダンッ!!
地面を踏み抜き、一直線にシルフへと切り掛るイチゴ。猛速の斬撃が空を切り裂き、衝撃で軽く空間が引き裂かれる。
────ジジジ…
と。小さく震える大気。切り裂かれた空間はゆっくりとその開きを閉じ、やがて見えなくなる。
『空間を切り裂くなんて、凄い実力者なのね。』
だが、シルフは空間をも断ち切る斬撃を余裕でかわし、スタッと着地する。
「(できるな…)」
『それじゃ、私も反撃…!』
────ブゥゥゥゥン!!!
イチゴが身構えるよりも早く、風の弾丸が飛び出し、一直線にイチゴへと向かっていく。ハッと攻撃に気付いたイチゴは、剣でそれを受け止める。
────ギィィィ!!
凄まじい威力に押され気味になりながら、イチゴは風の弾丸を横へと受け流す。
『なるほど、魔法少女ってのは伊達じゃ無さそうね。』
「(おかしい…魔法少女になったはずが…強くなった実感が無いぞ…?)」
それもそのはず。魔法少女とは、「魔法」少女なのだ。生来から剣豪として腕を磨いていた彼女は、一度たりとも「魔法」に触れた事が無い。だからこそ、魔法少女になっても真価を活かせずにいるのだ。
『でもぉ、魔法を使わない魔法少女なんて、大した事無いわ。』
────ピッ…
と。人差し指を突き出すシルフ。その直後、閃光の如き突風が吹き抜け、イチゴの肩を貫いた。
「ぐっ…!」
どさり、と片膝を付くイチゴ。やはり、魔戒は魔物とは違う。一筋縄で勝てる相手では無い。
「イチゴ…さん…」
「イチゴ…」
床に倒れている二人は、ユリネに止血こそされているが動ける様子は無い。自分が戦うしか無いだろう。
「(魔法だ…魔法を使えば…)」
すると、イチゴの持っている剣が緑色に淡い光を放ち始める。そうだ、魔力なんて、思えば前から使っていたでは無いか。そう思い直し、イチゴは剣を構える。
『…あら?』
「すまないが、私は魔法は不得手でな。使い方を忘れていた所だが…今、思い出した。」
────ブゥゥゥ…ン
剣先に緑色の光を備え、ゆっくりと構えを取るイチゴ。そう、自分の魔力は、最初からこう使っていたでは無いか。
『…必殺技って訳ね。…悪いけど、そう簡単に当たるつもりは無いわよ。』
「当ててみせるさ。得意の速度で逃げ回ってみろ。」
絶対的な自信を聞いて、シルフはかちんと頭にくる。自分を見つけるのにも一苦労するような人間に、当てられるものかと。
『面白い、なら、やってみなさいよ!』
────ゴォォォッ!!
突風が吹き荒れ、発生した竜巻がイチゴを囲んで少しずつ小さくなっていく。シルフが、イチゴの周りを飛んでいるのだろう。イチゴは動揺せず、心を無にして剣を握りしめる。
『さあ、当てれるものなら…当ててみなさい!』
────ビュゥゥ!!
竜巻は少しずつ小さくなり、辺りの空気を巻き込み始める。足元の草が竜巻にねじ切られ、禿げた地面が見えるようになってきている。直撃すれば、魔法少女と言えど一溜りも無いだろう。
「…参る。」
────
振り抜いた剣は、ピタリと鞘へと収まると、その光をゆっくりと失い始める。斬撃によって切り裂かれた大気が、ゆっくりと時空の裂け目へと吸い込まれていく。
『え…な、なんで…』
「…お前が高速で飛ぶように誘って正解だった。お陰で、しっかりハマってくれたな。」
そして、その裂け目へと吸い込まれていくシルフの姿。空間ごと引き裂かれれば、この次元における存在が不可能となり、「消滅」する事になる。
『ま、まさか…そのつもりであの台詞を…』
「ああ。お前の速度で遠くに逃げられちゃたまらない。だから、敢えて挑発したんだ。お前がこっちに近付いてくれるようにな。」
『…参ったわ…私の負け。…二つ目の柱もこれで壊れるわ。』
「そうか。…いい勝負だった。ありがとう、好敵手。」
『ふん、たった一度戦ったくらいで…これだから日本人は甘々なのよね…』
「え…?」
────ブヴゥゥゥン!!
そして、イチゴの放った必殺技、『時空剣』は完成した。相手を時空の彼方へと送り込む、究極の斬撃。切り裂かれた空間に相手を取り込み、異次元に追放する技だ。
「(シルフ…お前は……?)」
「…イチゴ、凄いね…」
ひょこっと顔を覗かせたのは、二人の手当をしていたユリネ。スフレもトレファも、気絶しているがなんとか無事なようだ。
「ああ、ユリネ。ありがとう。…二人は平気か?」
「ん。少し寝れば…治るよ…」
「そうか。…いつも助かる。」
そう言って、ユリネの髪の毛をわしゃわしゃと撫でるイチゴ。自分も小さい頃、ある人物にこうしてもらっていたのだ。
『流石です、イチゴ様。武装解除致します。』
「ああ。…これで二つ目の柱は壊れたな。」
『左様で御座います。残る柱は一つ。気を引き締めて参りましょう。』
着地してまず、周囲を探るイチゴ。彼女の覇天によって、並大抵の魔物は近付くことすら出来ないため、周囲にはなんの気配もしない。
『恐らく、何処かに潜んでいるのでしょう。魔戒は変わった性質を持っていますから。』
「なるほど…警戒は怠れませんね…」
────ビュゥゥゥッ…
と、その刹那。魔法少女達が降り立っている大地に、一筋の風が吹き抜けた。突風によって、スフレ達が持っていた変身用の禁術絵札が吹き飛ばされてしまった。
「あっ!ひ、拾いに行かないと!」
「ええ!急ぎましょう!」
────ゴォッ!
二人が変身用の禁術絵札を取りに行こうと駆け出したその時、はるか上空から二人を狙う魔力の弾丸が一直線に二人に向かっていた。
「危ないっ!」
────ギィィィン!!
刃先が鋭く魔力を引き裂く。切り裂いたのは、パーティ1の剣豪イチゴ。二人もその攻撃に気付き、臨戦態勢に移る。
「て、敵…ですね!」
「ああ!気を付けろ…何処かに潜んでいるぞ…!」
ざわざわと揺れる大気。何処かに敵が潜んでいる、というのに、誰一人その存在に気付けない。
…まるで、風のように。
────ブシュッ!!
「あっ…!」
「きゃっ…!」
その刹那、スフレとトレファの身体が切り裂かれ、二人の体がどさっと地面に倒れる。見えない刃によって切り裂かれた二人は、どくどくと血を流しながら地面に伏せる。
「スフレ!トレファ!…まずい…奴が…見当たらない…!」
風は空を舞い上がり、そして再び周囲に静寂が訪れる。二人が切り裂かれたのは、風が原因だろう。このままでは、自分も殺られる。
「やるしかない…アルケリオ!」
『お任せ下さい。イチゴ様。』
────キィィィィン!!
緑色の宝石が胸部へと突き刺さり、新たな魔法少女がまた一人、変身を始めた。
「奴を倒す為…我が力となれ!」
魔力が鎧を変化させ、鋼鉄の材質を魔法少女らしいヒラヒラした服へと変化させていく。
「『魔法少女☆イチゴ爆誕!』」
ちゅどーん、という見慣れた爆発と共に、イチゴは新たな魔法少女へと変身する。スフレが持つ宝石はルビー、トレファが持つ宝石はサファイア、そしてイチゴの持つ宝石はエメラルドだ。
『あれ?アナタも魔法少女なの?』
「見つけた…!」
魔法少女になったからこそ、視界に捕えられた新たなる敵。それは少女のようでいて、何処か妖精のような雰囲気を感じさせる女性であった。
「貴様が…魔戒だな。」
『その通り。私はシルフ。アナタ達が探す、三つの柱を担う者よ。』
シルフはふわりと着地すると、相対せしめる相手を見つめる。魔法少女の腕には巨大な両手剣が握られ、凄まじい覇気を用いてこちらを威圧している。
『ブディスが倒された時から、次は私の所に来るのかなって思ってたわ。さあ、勝負しましょう。』
「言われなくとも…!」
────ダンッ!!
地面を踏み抜き、一直線にシルフへと切り掛るイチゴ。猛速の斬撃が空を切り裂き、衝撃で軽く空間が引き裂かれる。
────ジジジ…
と。小さく震える大気。切り裂かれた空間はゆっくりとその開きを閉じ、やがて見えなくなる。
『空間を切り裂くなんて、凄い実力者なのね。』
だが、シルフは空間をも断ち切る斬撃を余裕でかわし、スタッと着地する。
「(できるな…)」
『それじゃ、私も反撃…!』
────ブゥゥゥゥン!!!
イチゴが身構えるよりも早く、風の弾丸が飛び出し、一直線にイチゴへと向かっていく。ハッと攻撃に気付いたイチゴは、剣でそれを受け止める。
────ギィィィ!!
凄まじい威力に押され気味になりながら、イチゴは風の弾丸を横へと受け流す。
『なるほど、魔法少女ってのは伊達じゃ無さそうね。』
「(おかしい…魔法少女になったはずが…強くなった実感が無いぞ…?)」
それもそのはず。魔法少女とは、「魔法」少女なのだ。生来から剣豪として腕を磨いていた彼女は、一度たりとも「魔法」に触れた事が無い。だからこそ、魔法少女になっても真価を活かせずにいるのだ。
『でもぉ、魔法を使わない魔法少女なんて、大した事無いわ。』
────ピッ…
と。人差し指を突き出すシルフ。その直後、閃光の如き突風が吹き抜け、イチゴの肩を貫いた。
「ぐっ…!」
どさり、と片膝を付くイチゴ。やはり、魔戒は魔物とは違う。一筋縄で勝てる相手では無い。
「イチゴ…さん…」
「イチゴ…」
床に倒れている二人は、ユリネに止血こそされているが動ける様子は無い。自分が戦うしか無いだろう。
「(魔法だ…魔法を使えば…)」
すると、イチゴの持っている剣が緑色に淡い光を放ち始める。そうだ、魔力なんて、思えば前から使っていたでは無いか。そう思い直し、イチゴは剣を構える。
『…あら?』
「すまないが、私は魔法は不得手でな。使い方を忘れていた所だが…今、思い出した。」
────ブゥゥゥ…ン
剣先に緑色の光を備え、ゆっくりと構えを取るイチゴ。そう、自分の魔力は、最初からこう使っていたでは無いか。
『…必殺技って訳ね。…悪いけど、そう簡単に当たるつもりは無いわよ。』
「当ててみせるさ。得意の速度で逃げ回ってみろ。」
絶対的な自信を聞いて、シルフはかちんと頭にくる。自分を見つけるのにも一苦労するような人間に、当てられるものかと。
『面白い、なら、やってみなさいよ!』
────ゴォォォッ!!
突風が吹き荒れ、発生した竜巻がイチゴを囲んで少しずつ小さくなっていく。シルフが、イチゴの周りを飛んでいるのだろう。イチゴは動揺せず、心を無にして剣を握りしめる。
『さあ、当てれるものなら…当ててみなさい!』
────ビュゥゥ!!
竜巻は少しずつ小さくなり、辺りの空気を巻き込み始める。足元の草が竜巻にねじ切られ、禿げた地面が見えるようになってきている。直撃すれば、魔法少女と言えど一溜りも無いだろう。
「…参る。」
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振り抜いた剣は、ピタリと鞘へと収まると、その光をゆっくりと失い始める。斬撃によって切り裂かれた大気が、ゆっくりと時空の裂け目へと吸い込まれていく。
『え…な、なんで…』
「…お前が高速で飛ぶように誘って正解だった。お陰で、しっかりハマってくれたな。」
そして、その裂け目へと吸い込まれていくシルフの姿。空間ごと引き裂かれれば、この次元における存在が不可能となり、「消滅」する事になる。
『ま、まさか…そのつもりであの台詞を…』
「ああ。お前の速度で遠くに逃げられちゃたまらない。だから、敢えて挑発したんだ。お前がこっちに近付いてくれるようにな。」
『…参ったわ…私の負け。…二つ目の柱もこれで壊れるわ。』
「そうか。…いい勝負だった。ありがとう、好敵手。」
『ふん、たった一度戦ったくらいで…これだから日本人は甘々なのよね…』
「え…?」
────ブヴゥゥゥン!!
そして、イチゴの放った必殺技、『時空剣』は完成した。相手を時空の彼方へと送り込む、究極の斬撃。切り裂かれた空間に相手を取り込み、異次元に追放する技だ。
「(シルフ…お前は……?)」
「…イチゴ、凄いね…」
ひょこっと顔を覗かせたのは、二人の手当をしていたユリネ。スフレもトレファも、気絶しているがなんとか無事なようだ。
「ああ、ユリネ。ありがとう。…二人は平気か?」
「ん。少し寝れば…治るよ…」
「そうか。…いつも助かる。」
そう言って、ユリネの髪の毛をわしゃわしゃと撫でるイチゴ。自分も小さい頃、ある人物にこうしてもらっていたのだ。
『流石です、イチゴ様。武装解除致します。』
「ああ。…これで二つ目の柱は壊れたな。」
『左様で御座います。残る柱は一つ。気を引き締めて参りましょう。』
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