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47話「守護者と新魔王」
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「さあ、始めようぜ。」
土煙が晴れ、ゆっくりと向かい合う二人の猛者。全てを決める頂上決戦が、今幕を開ける。
「はっはっは。ここまで来れたことは褒めて遣わすわ。でも人間、あなたは私達には勝てない。何故かわかるかしら?」
「分かりたくもないな。いや、理由があったとしても、覆してやるよ。」
トモヤはそう言うと、盾を構えて前へ出る。魔王もまた、余裕そうに歩きながらトモヤを迎え撃つ。ピタリと、空気が静止したかと思うと、その次の瞬間から凄まじい猛攻が繰り広げられた。
────ドガアアアアアン!!!!
一瞬。認識できるか出来ないかの一瞬の内に、凄まじい爆発が当たりを包み込む。その威力は冒険者達の誰もが経験した事の無い、恐怖の攻撃だった。それでもトモヤはそれを受け流し、怒涛の反撃を繰り出す。
────ズガアアアアン!!
攻撃。攻撃。攻撃。無限に連なる連鎖にも思える攻撃が、何十分も撃ち込まれる。闇の魔王。そして無敵の盾を持つトモヤ。互いのレベルは、共に世界最強。勾配する実力は互いの力を打ち消し合い、その戦いを長引かせる。
「はぁ…はぁ…」
「…」
体力勝負となれば、トモヤも負けてはいない。だが、魔王は魔界を統治する王。そのステータスは、全ての魔物よりも遥かに高い。人間と比べるなど、最早おこがましいレベルだろう。
────ガシャコン!
『シャイニングブレード︰エクスブロー』
────カアアアアアアアッ!!!
スフレとイチゴの合わせ技。一人で再現するため、少しだけ威力は落ちるが、それでもあの巨大な魔物の装甲を打ち砕いた光の斬撃。半端な威力ではないはずだ。
「弱いわね。」
────斬ッ!!
だが。魔王はそれを片手で受け止めた。ぷすぷすと煙が巻上がるが、皮膚が少し焦げただけで全くダメージは通っていない。
「くっ…!」
「はっ!」
────カッ!
閃光が瞬く。
────ドスッ!
「がっ…!」
貫かれる肩。黒い閃光が後ろへ飛び交い、地面を抉って消滅する。トモヤの鋼鉄の体をも貫く破壊の魔力。それがどれほどのものか、砕かれ、どす黒く変色した地面が見事に物語っていた。
「ぐぅ…ぅ…!」
────ドスドスドスッ!!
「がぁっ!?」
手も足も出ない。無数の閃光が何度も何度も身体を貫き、そこから血が吹き出していく。生命とは脆いもので、弱れば弱るほど、動く事が出来なくなる。既にトモヤに、立ち上がるほどの力は無い。だが魔王は手を緩めない。彼が人類の希望であるなら、徹底的に叩き潰さねばならない。
「ぐ…ぁ…っ…!」
「もう十分に痛め付けたわね。…さてトモヤ。ひとつ問おうかしら。アナタはこの世界に来て…楽しかったかしら?」
「何を…言って……」
「…貴方のその歪な力、どうせ女神のものでしょう。私はアナタを転生者だと睨んでいるのよ。違うかしら?」
「……」
違わない。確かにトモヤは、女神の力を手に入れて、この世界に転生した。
「だと思った。…楽しいでしょうね。努力もしないで、楽に力を手に入れて、皆からキャーキャー言われて、持ち上げられて。…ああ、本当に羨ましいわ。人間に生まれるというのは。」
サリィはひとつ、ため息をついた。何もかもを知っているかの様な口調で、再びトモヤへと語りかける。
「ねえ知ってる?トモヤ、私も転生者なのよ。アナタと同じ世界から来た…ね。」
「…嘘だ…異世界転生は正しい心の者しか…」
「ええ。私は正しかった。でもね、生まれた先が狂っていたのよ。魔界の王、魔王ですって。笑っちゃうわよね。生まれた時から、他人に忌み嫌われる存在にならなくちゃいけないなんて。生まれた時から悪と呼ばれ、人々に恨まれ…そんな所に生まれて、心が歪まないとでも思うのかしら。お気楽な女神様。」
そう言うと、サリィはトモヤの瞳の中を見据える。彼女が語りかけているのは、トモヤ自身と、その奥に潜んでいる女神。
「そうだトモヤ。私が転生させられた理由、教えてあげようかしら?」
「そんなこと…聞く必要は…」
「必要はあるのよ。トモヤ。アナタを転生させたテューリエ。彼女は私になんて言ったと思う?…『正義の心を持つ者達を救済するために、必要悪を作らないといけないのです。あなたは、その必要悪である魔物の王になってもらいたいのです。』…よ。」
「…そん…な…!?」
ありえない話だが。テューリエは、確かに正しい者を救う為に、この世界に彼等を転生させていた。彼等の目的は、「正しい事をする」だろう。そして、現にトモヤは正義の使者として、冒険者達の台頭に立っている。だが、それは仮初の正義だった。
「必要悪ですって。笑わせるわよね。…人間からしたらバケモノでも…私からしたら大切な仲間なのよ。家族なのよ。それを身勝手に人間に殺されて、馬鹿な親父がヘラヘラ笑ってそれを見過ごそうだなんて。可笑しいにも程があるじゃない!」
「っ…だけど…魔物もまた、沢山の人間を殺した!身勝手なのはお互い様だ!…だから…協定を結ぶ事にしたんじゃないか!」
「ふーん。女神様から必要悪だと断言された私達が…?何がお互い様よ。悪として生み出されて、悪として倒される。私達はお話のキャラクターでは無いのよ!魔物も生きている!だから…こんな狂った世界を支配して…私の世界に塗り替えてやるの!魔物が苦しまずに生きていける世界を!」
彼女も、根底は優しい人物だった。大切な仲間が苦しんでいるから、どうにか助けたいと願っていた。そして、やはり魔王だ。彼女は、自分勝手な様に思えるけれど、しっかり魔物の事を考えている。そして、やっぱり、心の底では、平和を願っている。狂った形でも、平和を手に入れようとしている。
「…だったら…尚更…倒れられ無いな…」
「…まだ立ち上がるのかしら?…勝ち目は無いのに。」
「当たり前だ…俺だって…お前だって…結局平和が欲しいんだろ。だったらお前を認めさせて…平和な世界を手に入れる…!」
「…強がりを。消えろッ!」
────カッ!
────キィィン!
しかし。そのレーザーはトモヤに届く事無く、虚空へとかき消された。引き裂いたのは、魔剣ドゥリンダナ。この世界へと生み出された、もう一人の「勇者」。彼もまた、魔王の元へと辿り着いていた。
「あら、アナタは…ディアナの使者ね。」
「んな事はどうでもいい。さっさと始めるぞ!」
「短気ね。そんなんだから、破壊に目をつけられるのよ。」
────ブォン!
返事よりも早く、ドゥリンダナの斬撃が空を斬る。誰よりも早く、力強い攻撃が、幾重にも重なって魔王へと迫っていく。
「甘い甘い。」
だが。魔王はそれを余裕で躱すと、ヤマトを倒すべく、腕に魔力を集めて行く。単純な暴力。言うなれば、拳に魔法でブーストをかけている。
「はああっ!」
「遅い。」
────ドゥッ!!
…と。拳がヤマトに打ち付けられる。ヤマトは血を吐き出しながら、ドサッとその場に倒れ込む。渾身の一撃。恐ろしい程の衝撃が身体を走り、ヤマトは激痛に悶え苦しむ。
「全く。…」
「…くっ…はぁ…はぁ…」
だが。その間に、トモヤは何とか立ち上がった。諦めない。たとえ勝ち目がゼロだとしても、最後まで足掻き続けてみせる。そう決めたのだから。
土煙が晴れ、ゆっくりと向かい合う二人の猛者。全てを決める頂上決戦が、今幕を開ける。
「はっはっは。ここまで来れたことは褒めて遣わすわ。でも人間、あなたは私達には勝てない。何故かわかるかしら?」
「分かりたくもないな。いや、理由があったとしても、覆してやるよ。」
トモヤはそう言うと、盾を構えて前へ出る。魔王もまた、余裕そうに歩きながらトモヤを迎え撃つ。ピタリと、空気が静止したかと思うと、その次の瞬間から凄まじい猛攻が繰り広げられた。
────ドガアアアアアン!!!!
一瞬。認識できるか出来ないかの一瞬の内に、凄まじい爆発が当たりを包み込む。その威力は冒険者達の誰もが経験した事の無い、恐怖の攻撃だった。それでもトモヤはそれを受け流し、怒涛の反撃を繰り出す。
────ズガアアアアン!!
攻撃。攻撃。攻撃。無限に連なる連鎖にも思える攻撃が、何十分も撃ち込まれる。闇の魔王。そして無敵の盾を持つトモヤ。互いのレベルは、共に世界最強。勾配する実力は互いの力を打ち消し合い、その戦いを長引かせる。
「はぁ…はぁ…」
「…」
体力勝負となれば、トモヤも負けてはいない。だが、魔王は魔界を統治する王。そのステータスは、全ての魔物よりも遥かに高い。人間と比べるなど、最早おこがましいレベルだろう。
────ガシャコン!
『シャイニングブレード︰エクスブロー』
────カアアアアアアアッ!!!
スフレとイチゴの合わせ技。一人で再現するため、少しだけ威力は落ちるが、それでもあの巨大な魔物の装甲を打ち砕いた光の斬撃。半端な威力ではないはずだ。
「弱いわね。」
────斬ッ!!
だが。魔王はそれを片手で受け止めた。ぷすぷすと煙が巻上がるが、皮膚が少し焦げただけで全くダメージは通っていない。
「くっ…!」
「はっ!」
────カッ!
閃光が瞬く。
────ドスッ!
「がっ…!」
貫かれる肩。黒い閃光が後ろへ飛び交い、地面を抉って消滅する。トモヤの鋼鉄の体をも貫く破壊の魔力。それがどれほどのものか、砕かれ、どす黒く変色した地面が見事に物語っていた。
「ぐぅ…ぅ…!」
────ドスドスドスッ!!
「がぁっ!?」
手も足も出ない。無数の閃光が何度も何度も身体を貫き、そこから血が吹き出していく。生命とは脆いもので、弱れば弱るほど、動く事が出来なくなる。既にトモヤに、立ち上がるほどの力は無い。だが魔王は手を緩めない。彼が人類の希望であるなら、徹底的に叩き潰さねばならない。
「ぐ…ぁ…っ…!」
「もう十分に痛め付けたわね。…さてトモヤ。ひとつ問おうかしら。アナタはこの世界に来て…楽しかったかしら?」
「何を…言って……」
「…貴方のその歪な力、どうせ女神のものでしょう。私はアナタを転生者だと睨んでいるのよ。違うかしら?」
「……」
違わない。確かにトモヤは、女神の力を手に入れて、この世界に転生した。
「だと思った。…楽しいでしょうね。努力もしないで、楽に力を手に入れて、皆からキャーキャー言われて、持ち上げられて。…ああ、本当に羨ましいわ。人間に生まれるというのは。」
サリィはひとつ、ため息をついた。何もかもを知っているかの様な口調で、再びトモヤへと語りかける。
「ねえ知ってる?トモヤ、私も転生者なのよ。アナタと同じ世界から来た…ね。」
「…嘘だ…異世界転生は正しい心の者しか…」
「ええ。私は正しかった。でもね、生まれた先が狂っていたのよ。魔界の王、魔王ですって。笑っちゃうわよね。生まれた時から、他人に忌み嫌われる存在にならなくちゃいけないなんて。生まれた時から悪と呼ばれ、人々に恨まれ…そんな所に生まれて、心が歪まないとでも思うのかしら。お気楽な女神様。」
そう言うと、サリィはトモヤの瞳の中を見据える。彼女が語りかけているのは、トモヤ自身と、その奥に潜んでいる女神。
「そうだトモヤ。私が転生させられた理由、教えてあげようかしら?」
「そんなこと…聞く必要は…」
「必要はあるのよ。トモヤ。アナタを転生させたテューリエ。彼女は私になんて言ったと思う?…『正義の心を持つ者達を救済するために、必要悪を作らないといけないのです。あなたは、その必要悪である魔物の王になってもらいたいのです。』…よ。」
「…そん…な…!?」
ありえない話だが。テューリエは、確かに正しい者を救う為に、この世界に彼等を転生させていた。彼等の目的は、「正しい事をする」だろう。そして、現にトモヤは正義の使者として、冒険者達の台頭に立っている。だが、それは仮初の正義だった。
「必要悪ですって。笑わせるわよね。…人間からしたらバケモノでも…私からしたら大切な仲間なのよ。家族なのよ。それを身勝手に人間に殺されて、馬鹿な親父がヘラヘラ笑ってそれを見過ごそうだなんて。可笑しいにも程があるじゃない!」
「っ…だけど…魔物もまた、沢山の人間を殺した!身勝手なのはお互い様だ!…だから…協定を結ぶ事にしたんじゃないか!」
「ふーん。女神様から必要悪だと断言された私達が…?何がお互い様よ。悪として生み出されて、悪として倒される。私達はお話のキャラクターでは無いのよ!魔物も生きている!だから…こんな狂った世界を支配して…私の世界に塗り替えてやるの!魔物が苦しまずに生きていける世界を!」
彼女も、根底は優しい人物だった。大切な仲間が苦しんでいるから、どうにか助けたいと願っていた。そして、やはり魔王だ。彼女は、自分勝手な様に思えるけれど、しっかり魔物の事を考えている。そして、やっぱり、心の底では、平和を願っている。狂った形でも、平和を手に入れようとしている。
「…だったら…尚更…倒れられ無いな…」
「…まだ立ち上がるのかしら?…勝ち目は無いのに。」
「当たり前だ…俺だって…お前だって…結局平和が欲しいんだろ。だったらお前を認めさせて…平和な世界を手に入れる…!」
「…強がりを。消えろッ!」
────カッ!
────キィィン!
しかし。そのレーザーはトモヤに届く事無く、虚空へとかき消された。引き裂いたのは、魔剣ドゥリンダナ。この世界へと生み出された、もう一人の「勇者」。彼もまた、魔王の元へと辿り着いていた。
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「全く。…」
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