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第1章【運命】 / 第一幕 / 「外地演習に向けて」
第5話 作戦通り……
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授業終わり。運動場へ急ぐ同級生の流れに逆らって、シアは先ほど自分を助けてくれた天のもとへ急ぎ、お礼を述べた。
「先ほどは、ありがとうございました」
シアが艶やかな黒みを揺らしぺこりと頭を下げる。
「いいよ、いいよ。ノリだけど、ああいう雰囲気、良くないよね」
「……あの、どうして助けてくれたんですか?」
紺色の瞳で空を見て、おずおずといった様子で尋ねるシア。ありていに言ってシアと天はまだ顔見知り程度の仲だ。クラスで浮くリスクを負って助けてもらうような関係性ではないとシアは思っていた。
そんなシアの指摘に、荷物をまとめながら天が答える。
「なんていうか、放っておけなかった、みたいな? 私、ちょっと手の焼ける兄さんがいるから……。それに昔から、何かしたいって思ったら、大体どうすればいいか、なんとなくわかるんだ」
天の脳内に時折走る、天啓にも似た“直感”。その時々でどうすれば良いのかがイメージとして想起される。そして、その通りに言動すれば、大抵の物事は天の思い通りになる……なってしまうのだった。
椅子に座ったまま、足元のカバンを手に一瞬だけ動きを止めた天だったが、
「だから、シアさんが気にするようなことにはなって無いと思うよ?」
困り顔のシアが極力気にしなくていいように、完璧な笑顔を作って彼女を見上げる。そうして椅子から立ち上がると、
「それじゃ」
シアに言って、友人たちとともに教室を後にした。
その時にはもう、教室に残っているのはシア1人だ。自身も荷物をまとめながら、シアは神代天という人物について考える。
面倒見が良いようにも見えるが、少し違うような。彼女の中には小動物らしい親しみやすさと、大人びた雰囲気が共存しているとシアは感じていた。
「変わった人、ですね」
それでも、彼女であれば、なんとなく、自分の啓示の影響を受けてもどうにかできるのではないか。そんな天人としての直感が、シアにはある。
「これこそ運命、でしょうか……?」
期待と不安が入り混じった少女のつぶやきが、静かな教室にぽつりと落ちた。
やがて、進藤進という名前の教員の合図とともに外地演習が始まった。
運動場に着いたのが授業開始のギリギリになったこともあって、天と話す時間が無かったシア。
最初こそ、ダメもとで天をセルに誘おうとしていた彼女だったが、セルを組む時間が始まった直後から天人であるシアと、魔力持ちである天の周囲には勧誘者たちによる人の壁ができてしまった。
(私も、皆さんも、生き残りと討伐成功の確率を上げるために必死ですもんね……)
必ずしも自身が持つ啓示による影響が出るわけではないだろうし、今後もセルに勧誘するチャンスはある。何より、天人として、わがままを言って人間たちに迷惑をかけるわけにはいかない。
(これも運命……。そうですよね)
シアはひとまず自分の願望を置いておく。そして、折角だからと、自分を誘ってくれている彼ら彼女らと協力することにした。
そうして始まった外地特別演習。
「それじゃあ、行こっか、シアちゃん。俺は下野幸助」
「んで、俺はジョン。アメリカとのハーフな」
「はい。よろしくお願いします」
結局シアは、くじ引きによって決まった男子学生2人とセルを組むことになった。
『とりあえずこれから何回も外地演習あるわけだし、シアちゃんが良ければ今回はクジでよくね?』
そう言った彼らが、結果的にシアと組む当たりの棒を引き当てていた。2人とも身長は高く、ジョンと名乗った肌の黒い学生は外見でわかるほど鍛えられた足腰をしている。魔法以外でも頼りになりそうだと、シアは安心していた。
「シアちゃんと組めて良かったよ。クラス別だし、あんま話せないからさ」
「良かったら話聞かせてくれない?」
リラックスした様子で、向こうから話しかけてくれる下野とジョン。
「あ、はい。えっと……」
啓示の影響を恐れて、これまで人付き合いを限定してきたシア。他人と何を話していいか迷いがちな彼女にとって、親し気に話してくれる2人の反応はありがたかった。
「――へぇー、本読むのが好きなんだ。他には?」
「――料理得意なの? 俺苦手なんだよな」
下野とジョンの人柄もあるのだろう。少し話すだけで、初めての外地という状況に緊張していたシアの身体から、少しずつ余計な力が抜け、自然と笑顔を見せられるようになっていった。
外地育ちだという男子2人は、慣れた様子で森の奥へと進んでいく。シアも時折雑談や魔法の練習をしながら、10分ほどが経っただろうか。
ざっくりと北から南にかけて続く境界線を、東に歩いてきた。そろそろ境界線から100m付近だろうかとシアは周囲を見渡す。気づけば木々に隠れてしまって、境界線を示すコンクリートブロックも見えなくなってしまっている。
しかも、折悪く、雨粒が木の葉を叩き始めた。このままでは、雨で視界と音が遮られてしまう。何かあれば、同級生たちに気付いてもらえない。
「あ、これ俺たちの連絡先ね。よかったら後で連絡ちょうだい」
「あ、どうも……。すみません、そろそろもう一度〈探査〉をしてもいいですか? 私がするので」
外地では定期的な〈探査〉による索敵がセオリーになっている。いくら慣れてきたとはいえ、油断するわけにはいかない。それにまっすぐ進んできたつもりだが、森で遭難する可能性もある。
(天人である私が、お2人を守らないと!)
そのためにも戻るべき境界線の位置を知っておきたい。そう思っての、シアの提案だった。しかし、彼女の言葉に下野が首を振る。
「先公はああ言ってたけど、このあたりに魔獣はいないよ。実は俺たち、ここから少し行った所が地元でさ」
「まあまあ、幸助。シアちゃんが言うなら一応、やっとこうぜ」
そう言って、最初と同じようにジョンが〈探査〉を使用する。
「大丈夫そうだな。境界線はあっちで……って、いや、待て。人がいる?! あっちの方で倒れてるみたいだ!」
「……え?」
境界線がある方とは逆方向に、ジョンが人を見つけたと言う。困惑するシアを置いて今度は下野が声を上げた。
「本当か?! 同級生かもしれない! シアちゃん、助けに行こう!」
「えっ……え?!」
どうやらシア以外の2人は助けに行く様子。しかし、行こうとしている場所は、確実に境界線から100m以上離れた場所。
(そんなところに学生がいるんでしょうか……?)
シアも、外地に出るのはこれが初めてだ。もしものことがあった時、緊張のせいで十全に力が使えるかはわからない。
確かに、下野たちは魔獣がこの辺りには居ないと言っていた。しかし、これ以上境界線から離れるのは、あまりにリスクが大きいように思われた。
「えっと、とりあえず先生に報告した方が……」
「助ける方が先でしょ?!」
「じゃあ、俺たちだけで行くから、シアちゃんは先生に伝えといて!」
駆け出した下野とジョンにそう言われては、シアとしても引き下がりづらい。天人として、人間である彼らを置いて行くわけにはいかない。何より、まだ誰にも話せていない自分の啓示が今回の事態に影響しているかもという負い目が、少なからずシアにはあってしまった。
「……いえ、私も一緒に行きます! 急ぎましょう!」
言って、下野たちと共に走る。
目指す先は境界線から200mほど行った場所。先ほどから強くなっている雨は霧になり、視界もかなり悪い。他の学生たちは一度境界線に戻ることだろう。
何かあっても気づかれず、境界線付近で使われる一般人の〈探査〉もここまでは届かない。それらを理解していてなお、必死で後ろからついてきているだろうお人好しのシア。
作戦通り、彼女が追ってきたことを確認して、下野とジョンは目を見合わせ、小さく笑った。
「先ほどは、ありがとうございました」
シアが艶やかな黒みを揺らしぺこりと頭を下げる。
「いいよ、いいよ。ノリだけど、ああいう雰囲気、良くないよね」
「……あの、どうして助けてくれたんですか?」
紺色の瞳で空を見て、おずおずといった様子で尋ねるシア。ありていに言ってシアと天はまだ顔見知り程度の仲だ。クラスで浮くリスクを負って助けてもらうような関係性ではないとシアは思っていた。
そんなシアの指摘に、荷物をまとめながら天が答える。
「なんていうか、放っておけなかった、みたいな? 私、ちょっと手の焼ける兄さんがいるから……。それに昔から、何かしたいって思ったら、大体どうすればいいか、なんとなくわかるんだ」
天の脳内に時折走る、天啓にも似た“直感”。その時々でどうすれば良いのかがイメージとして想起される。そして、その通りに言動すれば、大抵の物事は天の思い通りになる……なってしまうのだった。
椅子に座ったまま、足元のカバンを手に一瞬だけ動きを止めた天だったが、
「だから、シアさんが気にするようなことにはなって無いと思うよ?」
困り顔のシアが極力気にしなくていいように、完璧な笑顔を作って彼女を見上げる。そうして椅子から立ち上がると、
「それじゃ」
シアに言って、友人たちとともに教室を後にした。
その時にはもう、教室に残っているのはシア1人だ。自身も荷物をまとめながら、シアは神代天という人物について考える。
面倒見が良いようにも見えるが、少し違うような。彼女の中には小動物らしい親しみやすさと、大人びた雰囲気が共存しているとシアは感じていた。
「変わった人、ですね」
それでも、彼女であれば、なんとなく、自分の啓示の影響を受けてもどうにかできるのではないか。そんな天人としての直感が、シアにはある。
「これこそ運命、でしょうか……?」
期待と不安が入り混じった少女のつぶやきが、静かな教室にぽつりと落ちた。
やがて、進藤進という名前の教員の合図とともに外地演習が始まった。
運動場に着いたのが授業開始のギリギリになったこともあって、天と話す時間が無かったシア。
最初こそ、ダメもとで天をセルに誘おうとしていた彼女だったが、セルを組む時間が始まった直後から天人であるシアと、魔力持ちである天の周囲には勧誘者たちによる人の壁ができてしまった。
(私も、皆さんも、生き残りと討伐成功の確率を上げるために必死ですもんね……)
必ずしも自身が持つ啓示による影響が出るわけではないだろうし、今後もセルに勧誘するチャンスはある。何より、天人として、わがままを言って人間たちに迷惑をかけるわけにはいかない。
(これも運命……。そうですよね)
シアはひとまず自分の願望を置いておく。そして、折角だからと、自分を誘ってくれている彼ら彼女らと協力することにした。
そうして始まった外地特別演習。
「それじゃあ、行こっか、シアちゃん。俺は下野幸助」
「んで、俺はジョン。アメリカとのハーフな」
「はい。よろしくお願いします」
結局シアは、くじ引きによって決まった男子学生2人とセルを組むことになった。
『とりあえずこれから何回も外地演習あるわけだし、シアちゃんが良ければ今回はクジでよくね?』
そう言った彼らが、結果的にシアと組む当たりの棒を引き当てていた。2人とも身長は高く、ジョンと名乗った肌の黒い学生は外見でわかるほど鍛えられた足腰をしている。魔法以外でも頼りになりそうだと、シアは安心していた。
「シアちゃんと組めて良かったよ。クラス別だし、あんま話せないからさ」
「良かったら話聞かせてくれない?」
リラックスした様子で、向こうから話しかけてくれる下野とジョン。
「あ、はい。えっと……」
啓示の影響を恐れて、これまで人付き合いを限定してきたシア。他人と何を話していいか迷いがちな彼女にとって、親し気に話してくれる2人の反応はありがたかった。
「――へぇー、本読むのが好きなんだ。他には?」
「――料理得意なの? 俺苦手なんだよな」
下野とジョンの人柄もあるのだろう。少し話すだけで、初めての外地という状況に緊張していたシアの身体から、少しずつ余計な力が抜け、自然と笑顔を見せられるようになっていった。
外地育ちだという男子2人は、慣れた様子で森の奥へと進んでいく。シアも時折雑談や魔法の練習をしながら、10分ほどが経っただろうか。
ざっくりと北から南にかけて続く境界線を、東に歩いてきた。そろそろ境界線から100m付近だろうかとシアは周囲を見渡す。気づけば木々に隠れてしまって、境界線を示すコンクリートブロックも見えなくなってしまっている。
しかも、折悪く、雨粒が木の葉を叩き始めた。このままでは、雨で視界と音が遮られてしまう。何かあれば、同級生たちに気付いてもらえない。
「あ、これ俺たちの連絡先ね。よかったら後で連絡ちょうだい」
「あ、どうも……。すみません、そろそろもう一度〈探査〉をしてもいいですか? 私がするので」
外地では定期的な〈探査〉による索敵がセオリーになっている。いくら慣れてきたとはいえ、油断するわけにはいかない。それにまっすぐ進んできたつもりだが、森で遭難する可能性もある。
(天人である私が、お2人を守らないと!)
そのためにも戻るべき境界線の位置を知っておきたい。そう思っての、シアの提案だった。しかし、彼女の言葉に下野が首を振る。
「先公はああ言ってたけど、このあたりに魔獣はいないよ。実は俺たち、ここから少し行った所が地元でさ」
「まあまあ、幸助。シアちゃんが言うなら一応、やっとこうぜ」
そう言って、最初と同じようにジョンが〈探査〉を使用する。
「大丈夫そうだな。境界線はあっちで……って、いや、待て。人がいる?! あっちの方で倒れてるみたいだ!」
「……え?」
境界線がある方とは逆方向に、ジョンが人を見つけたと言う。困惑するシアを置いて今度は下野が声を上げた。
「本当か?! 同級生かもしれない! シアちゃん、助けに行こう!」
「えっ……え?!」
どうやらシア以外の2人は助けに行く様子。しかし、行こうとしている場所は、確実に境界線から100m以上離れた場所。
(そんなところに学生がいるんでしょうか……?)
シアも、外地に出るのはこれが初めてだ。もしものことがあった時、緊張のせいで十全に力が使えるかはわからない。
確かに、下野たちは魔獣がこの辺りには居ないと言っていた。しかし、これ以上境界線から離れるのは、あまりにリスクが大きいように思われた。
「えっと、とりあえず先生に報告した方が……」
「助ける方が先でしょ?!」
「じゃあ、俺たちだけで行くから、シアちゃんは先生に伝えといて!」
駆け出した下野とジョンにそう言われては、シアとしても引き下がりづらい。天人として、人間である彼らを置いて行くわけにはいかない。何より、まだ誰にも話せていない自分の啓示が今回の事態に影響しているかもという負い目が、少なからずシアにはあってしまった。
「……いえ、私も一緒に行きます! 急ぎましょう!」
言って、下野たちと共に走る。
目指す先は境界線から200mほど行った場所。先ほどから強くなっている雨は霧になり、視界もかなり悪い。他の学生たちは一度境界線に戻ることだろう。
何かあっても気づかれず、境界線付近で使われる一般人の〈探査〉もここまでは届かない。それらを理解していてなお、必死で後ろからついてきているだろうお人好しのシア。
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