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ステージ4
5 ウォッチパーティー、その結末
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結果発表の前に、まず本ステージの時系列を纏めておこう。
まず一番最初にログインしたのが春菜。その後光・鈴蘭と会ってから1番スクリーンに向かい、碧と出会う。
碧が映画を上映し始めた段階で、既にマドまでの6人がスクリーンに入っており、さらに見始めてから咲夜・我夢の二人がログイン、スクリーンに突入。
そして炎里・柳海のログインは、それ以後となる。
ここで覚えておいてもらいたいのは、この二人がロビーで鬼と戦っていたという事。
あと、春菜と碧のゲームの勝利条件。
「一人目がクリアしたんで、このタイミングからスタート! ハルっち、ロビーにいるのは誰か決めてるぅ?」
「んなもん考えるまでもなく猫見てた人でしょ? ……物語の進み方的に、案外光も終わってそうだけど」
「んー、まあとりあえず4番シアターのマドっちでオッケーねっ?」
あの子はそんな名前だったのかと、そんなことを考えながら春菜は頷いた。
そして碧は指を鳴らし、スクリーンに映る映像はロビーのそれに変わった。
『ふぅ……こんなもんかな』
『いぇーい! さっすがボクたちって感じだねっ!』
春菜は目をぱちくりさせている。
何故ならそこにいたのは、各スクリーンでのイベントには参加していないはずの、炎里と柳海だったからだ。
そう。今は彼らが突如現れた鬼を倒した、ちょうどその瞬間なのである。
「っつーわけで正解はー……炎里っちとりゅみっちでしたーっ!」
「……はあ!?」
そりゃ納得いくはずもない。
春菜の認識ではスクリーンの中に入ってた連中の内の誰かが答えだと思ってたから当然だ。
「いや、あーしはちゃーんと言ってあるぜー? 『誰か一人がイベントをクリアする』、『その時点からカウントを始めてー、一番最初にロビーにいた人がせーかい』ってね!」
「それなら確かにあの二人になるけどさあっ! はっはーんさては最初っからそれが狙いだったなぁっ!?」
「いや、二人余るだなんて想定外だったよ」
「あ、素がポンコツなのね」
春菜はなんというか怒る気力もなくしたらしい。
「じゃっあー、あーしが勝ったことだしー……んー……」
「……あ、さては一切決めておられない……?」
「考えるつもりはあったよー? でもホラ、聞かれなかったしー」
「うちが悪いみたいに言うなよ」
「あ、じゃあアレだ、やっぱアオっちって呼んでー」
「ははあ自死を選べと」
そういやそんなこと言ってたねー、と碧はヘラヘラ笑った。
「まあそんな些事はおいといて! さ、呼んでよ! 今! すぐ!」
「え、えぇ……?」
やっぱり心底苦手なタイプの女だ。春菜は頭が痛くなってきた。
どうにかこいつから逃げられないか……と脳味噌をフル回転させ、彼女は一つの結論に行きつく。
「ふっ、ふはははは! よくよく考えたらそんな急ごしらえの罰ゲーム、どーしてうちが受ける必要あるんです!?」
「え? いや、折角だしやってくれてもいーじゃない!」
「やっだよめんどくさい! そーゆーのは予め言っとけって……のっ!」
そもそもこのelement squareというゲームでは、碧はボスキャラ、春菜はプレイヤーキャラである。
つまるところ本来バトルが始まるべき組合せであって、今まで仲良く映画見てるのが異常だったのだ。
というわけで春菜はトンファーを取り出し、碧目掛けて駆け出した。
「あーもう、ノリ悪いなぁ……じゃ、あーしも本気出すよっ!」
一方の碧も横に手を伸ばす。すると虚空から出現したのは、持ち手側に大きな宝石のあるレイピア。
それを手でくるくる回し、切っ先を春菜に向けてニヤリと笑う。
「レイピア? なーんか意外ね!」
「余裕そーに言ってられんのも今の内! ハルっちの武器であーしとどうやって戦うってのさ!」
そもそもレイピアと言うのは刺突用の細い剣であり、碧も当然刺すために近づいている。
さあここで問題だ。真っ直ぐ一点を狙って突き出てくるそのほっそい剣を、トンファーなんぞでどう弾けと言うのだ。
……と、そんなことを碧は想定していたのだが。
「まあ厳しいっちゃ厳しいけど……こーすりゃいいんでしょっ!」
レイピアがギリギリまで近づいてきたそのタイミングで、春菜はトンファーを一気に回転させる。
そう。レイピアはすこぶる細いので、横からの衝撃には弱いのだ。
「なっ……」
「さ、ら、に……これでも喰らえっ! 『パリィストライク』ッ!!」
薙ぎ払ったことでこじ開けたその隙に、春菜はトンファーの先端を勢いよく突き立てる。
「ぐ……」
「ふふっ、どんなもんよ!」
咄嗟の攻撃をモロに喰らって、碧の体は宙を舞う。
客席の上を何度かバウンドした後、勢いよくスクリーンの方へと飛んでいき。
そしてスクリーンはまるで水面の如く、碧の体を完全に飲み込み、その姿を消した。
「なっ……いや、考えてみれば当然っちゃ当然ね」
目の前で起こった怪奇現象に驚愕する春菜だが、すぐ思い直す。
現在いる場所が映画館そのものなのがややこしいが、そもそも彼女は1番シアターのスクリーンに飛び込んでここに来た。
つまるところ、出口があるのは必然なわけで。それがこの場所においてはスクリーンだったと、そういうわけだ。
「成程? だったらこんな所から、今すぐにでも……っ!」
春菜は少し、イヤな予感がした。
というのもスクリーンの向こうに消えた碧の姿が、完全に見えなくなってしまったのだ。
「コレ、向こう側が見えてたら……面倒過ぎる」
例えば。
それこそ自分が見てないタイミングを狙って、スクリーンからレイピアが伸びてきたら目も当てられない。
完全に不意を、文字通り突かれる形となるのだから。
「いや、流石にそんなこたないでしょ……多分」
まさかそんな理不尽が押し通るような仕様でもあるまい。一応ゲームなんだし。
だとしたら、相手も大体おんなじ葛藤を現在進行形でしているわけで。
「だと、したら……ええい、ままよっ!」
悩んでいたって意味はない。スクリーン目掛け、春菜はトンファーを大きく振りかぶった。
手ごたえは……ない。
「空振りね。ちょっと待ってからもっか」
い、とラスト一文字を発音する、その寸前のことだった。
スクリーンの中からレイピアが飛び出し、春菜の右腕に突き刺さっていた。
「なっ……最悪最悪最悪!!」
何故忘れていた、そもそもここは映画館じゃないか! 今更ながら春菜の脳裏に、スクリーンの向こうから見えているという可能性、その最大にして簡潔な理由が浮かび上がる。
「そうだそうだ、当たり前じゃん……スクリーンの中で起こっていることはつまるところ映画! 客席から映画が見えないソレを映画館なんて呼ぶ奴はどこにもいない……やっぱ見えてて当然だった、ってわけね!」
「ふふふ、よくわかんにゃいけど大正解!」
そう言ってぬるっと、スクリーンを乗り越えながら碧は笑う。
右手には春菜の腕に刺さるレイピア、左手には小さい何かが光る。形的には勾玉だろうか? レイピアを腕から生やしたまま、春菜は軽く睨みつける。
「それ……あ、察しついた」
「そーお? だったら話が早い……ちゃーんと配信見といてよー!」
「……はいはい、気が向いたら」
そう言って碧は、勾玉を投げつけた。
ちなみに。
春菜が吸収された段階で、各スクリーンでのイベントをクリアしたのは計2名。
一人はマド。イベント難易度が一人だけ格段に低かったので当然である。碧の屁理屈がなければ春菜は順当に勝っていた……まあ勝っていた場合どうなるかなんぞ碧はそんなに考えていなかったのだが。
そしてもう一人は光。一人だけ映画の最序盤でなく、若干話が進んでいる状態からのスタートだったので、これもまあ当然っちゃ当然。
ちなみに他の人たちが何をしているのかと言うと、鈴蘭は赤外線センサーを全力で回避し、美琴はペンションにまで押し入ってきた8つ首の化け鮫との戦いが始まったあたり。零は先輩保安官と組んで銀行強盗との銃撃戦を始める5分前、咲夜は秘伝の巻物を求めて三つ巴の戦いに巻き込まれ、我夢はショッピングモールで生存者と揉めている。
「はぁ……にしても、なーんであんなにあーしの事嫌いそーにしてたんだろ」
諸々済ませて1番シアターから抜け出した碧は、えらく大きな独り言。
元々塩対応だったとはいえ、姉関連の話題からもっと悪化したような……なんてことまで考えて、いやいやそれはあーしの柄じゃない、と碧は考えるのをやめた。
春菜の自室。目を覚ました彼女はデバイスを外し、机に置いてからベッドに身を投げた。
「……やなコト、思い出しちゃった」
なんであの女、知ってたのだろう。
「……うちの、死んだ姉さんのこと」
まず一番最初にログインしたのが春菜。その後光・鈴蘭と会ってから1番スクリーンに向かい、碧と出会う。
碧が映画を上映し始めた段階で、既にマドまでの6人がスクリーンに入っており、さらに見始めてから咲夜・我夢の二人がログイン、スクリーンに突入。
そして炎里・柳海のログインは、それ以後となる。
ここで覚えておいてもらいたいのは、この二人がロビーで鬼と戦っていたという事。
あと、春菜と碧のゲームの勝利条件。
「一人目がクリアしたんで、このタイミングからスタート! ハルっち、ロビーにいるのは誰か決めてるぅ?」
「んなもん考えるまでもなく猫見てた人でしょ? ……物語の進み方的に、案外光も終わってそうだけど」
「んー、まあとりあえず4番シアターのマドっちでオッケーねっ?」
あの子はそんな名前だったのかと、そんなことを考えながら春菜は頷いた。
そして碧は指を鳴らし、スクリーンに映る映像はロビーのそれに変わった。
『ふぅ……こんなもんかな』
『いぇーい! さっすがボクたちって感じだねっ!』
春菜は目をぱちくりさせている。
何故ならそこにいたのは、各スクリーンでのイベントには参加していないはずの、炎里と柳海だったからだ。
そう。今は彼らが突如現れた鬼を倒した、ちょうどその瞬間なのである。
「っつーわけで正解はー……炎里っちとりゅみっちでしたーっ!」
「……はあ!?」
そりゃ納得いくはずもない。
春菜の認識ではスクリーンの中に入ってた連中の内の誰かが答えだと思ってたから当然だ。
「いや、あーしはちゃーんと言ってあるぜー? 『誰か一人がイベントをクリアする』、『その時点からカウントを始めてー、一番最初にロビーにいた人がせーかい』ってね!」
「それなら確かにあの二人になるけどさあっ! はっはーんさては最初っからそれが狙いだったなぁっ!?」
「いや、二人余るだなんて想定外だったよ」
「あ、素がポンコツなのね」
春菜はなんというか怒る気力もなくしたらしい。
「じゃっあー、あーしが勝ったことだしー……んー……」
「……あ、さては一切決めておられない……?」
「考えるつもりはあったよー? でもホラ、聞かれなかったしー」
「うちが悪いみたいに言うなよ」
「あ、じゃあアレだ、やっぱアオっちって呼んでー」
「ははあ自死を選べと」
そういやそんなこと言ってたねー、と碧はヘラヘラ笑った。
「まあそんな些事はおいといて! さ、呼んでよ! 今! すぐ!」
「え、えぇ……?」
やっぱり心底苦手なタイプの女だ。春菜は頭が痛くなってきた。
どうにかこいつから逃げられないか……と脳味噌をフル回転させ、彼女は一つの結論に行きつく。
「ふっ、ふはははは! よくよく考えたらそんな急ごしらえの罰ゲーム、どーしてうちが受ける必要あるんです!?」
「え? いや、折角だしやってくれてもいーじゃない!」
「やっだよめんどくさい! そーゆーのは予め言っとけって……のっ!」
そもそもこのelement squareというゲームでは、碧はボスキャラ、春菜はプレイヤーキャラである。
つまるところ本来バトルが始まるべき組合せであって、今まで仲良く映画見てるのが異常だったのだ。
というわけで春菜はトンファーを取り出し、碧目掛けて駆け出した。
「あーもう、ノリ悪いなぁ……じゃ、あーしも本気出すよっ!」
一方の碧も横に手を伸ばす。すると虚空から出現したのは、持ち手側に大きな宝石のあるレイピア。
それを手でくるくる回し、切っ先を春菜に向けてニヤリと笑う。
「レイピア? なーんか意外ね!」
「余裕そーに言ってられんのも今の内! ハルっちの武器であーしとどうやって戦うってのさ!」
そもそもレイピアと言うのは刺突用の細い剣であり、碧も当然刺すために近づいている。
さあここで問題だ。真っ直ぐ一点を狙って突き出てくるそのほっそい剣を、トンファーなんぞでどう弾けと言うのだ。
……と、そんなことを碧は想定していたのだが。
「まあ厳しいっちゃ厳しいけど……こーすりゃいいんでしょっ!」
レイピアがギリギリまで近づいてきたそのタイミングで、春菜はトンファーを一気に回転させる。
そう。レイピアはすこぶる細いので、横からの衝撃には弱いのだ。
「なっ……」
「さ、ら、に……これでも喰らえっ! 『パリィストライク』ッ!!」
薙ぎ払ったことでこじ開けたその隙に、春菜はトンファーの先端を勢いよく突き立てる。
「ぐ……」
「ふふっ、どんなもんよ!」
咄嗟の攻撃をモロに喰らって、碧の体は宙を舞う。
客席の上を何度かバウンドした後、勢いよくスクリーンの方へと飛んでいき。
そしてスクリーンはまるで水面の如く、碧の体を完全に飲み込み、その姿を消した。
「なっ……いや、考えてみれば当然っちゃ当然ね」
目の前で起こった怪奇現象に驚愕する春菜だが、すぐ思い直す。
現在いる場所が映画館そのものなのがややこしいが、そもそも彼女は1番シアターのスクリーンに飛び込んでここに来た。
つまるところ、出口があるのは必然なわけで。それがこの場所においてはスクリーンだったと、そういうわけだ。
「成程? だったらこんな所から、今すぐにでも……っ!」
春菜は少し、イヤな予感がした。
というのもスクリーンの向こうに消えた碧の姿が、完全に見えなくなってしまったのだ。
「コレ、向こう側が見えてたら……面倒過ぎる」
例えば。
それこそ自分が見てないタイミングを狙って、スクリーンからレイピアが伸びてきたら目も当てられない。
完全に不意を、文字通り突かれる形となるのだから。
「いや、流石にそんなこたないでしょ……多分」
まさかそんな理不尽が押し通るような仕様でもあるまい。一応ゲームなんだし。
だとしたら、相手も大体おんなじ葛藤を現在進行形でしているわけで。
「だと、したら……ええい、ままよっ!」
悩んでいたって意味はない。スクリーン目掛け、春菜はトンファーを大きく振りかぶった。
手ごたえは……ない。
「空振りね。ちょっと待ってからもっか」
い、とラスト一文字を発音する、その寸前のことだった。
スクリーンの中からレイピアが飛び出し、春菜の右腕に突き刺さっていた。
「なっ……最悪最悪最悪!!」
何故忘れていた、そもそもここは映画館じゃないか! 今更ながら春菜の脳裏に、スクリーンの向こうから見えているという可能性、その最大にして簡潔な理由が浮かび上がる。
「そうだそうだ、当たり前じゃん……スクリーンの中で起こっていることはつまるところ映画! 客席から映画が見えないソレを映画館なんて呼ぶ奴はどこにもいない……やっぱ見えてて当然だった、ってわけね!」
「ふふふ、よくわかんにゃいけど大正解!」
そう言ってぬるっと、スクリーンを乗り越えながら碧は笑う。
右手には春菜の腕に刺さるレイピア、左手には小さい何かが光る。形的には勾玉だろうか? レイピアを腕から生やしたまま、春菜は軽く睨みつける。
「それ……あ、察しついた」
「そーお? だったら話が早い……ちゃーんと配信見といてよー!」
「……はいはい、気が向いたら」
そう言って碧は、勾玉を投げつけた。
ちなみに。
春菜が吸収された段階で、各スクリーンでのイベントをクリアしたのは計2名。
一人はマド。イベント難易度が一人だけ格段に低かったので当然である。碧の屁理屈がなければ春菜は順当に勝っていた……まあ勝っていた場合どうなるかなんぞ碧はそんなに考えていなかったのだが。
そしてもう一人は光。一人だけ映画の最序盤でなく、若干話が進んでいる状態からのスタートだったので、これもまあ当然っちゃ当然。
ちなみに他の人たちが何をしているのかと言うと、鈴蘭は赤外線センサーを全力で回避し、美琴はペンションにまで押し入ってきた8つ首の化け鮫との戦いが始まったあたり。零は先輩保安官と組んで銀行強盗との銃撃戦を始める5分前、咲夜は秘伝の巻物を求めて三つ巴の戦いに巻き込まれ、我夢はショッピングモールで生存者と揉めている。
「はぁ……にしても、なーんであんなにあーしの事嫌いそーにしてたんだろ」
諸々済ませて1番シアターから抜け出した碧は、えらく大きな独り言。
元々塩対応だったとはいえ、姉関連の話題からもっと悪化したような……なんてことまで考えて、いやいやそれはあーしの柄じゃない、と碧は考えるのをやめた。
春菜の自室。目を覚ました彼女はデバイスを外し、机に置いてからベッドに身を投げた。
「……やなコト、思い出しちゃった」
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