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第3部1章 探索稼業
107 中層へ
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対人食いブタ用臨時ユニット「迷宮マタギ(仮)」は大宴会とともに解散した。
翌朝はいつものようにゲロまみれになった落ち武者と呪いの人形とともに朝を迎える。
今回はおまけで騒音製造機がついてきたので、落ち武者と呪いの人形の間に放り込んでおいた。
落ち武者と呪いの人形が真ん中に鎮座する音波攻撃ロボットのうなるようないびきで苦悶の表情をむかえるのが心地よい。
いっつもいつも散々騒いだ挙げ句に先に酔いつぶれやがって。
俺は夜空の下で「君の瞳に乾杯」とかやりたかったんだよ。
それを落ち武者がフライングボディプレスしてくるわ、呪いの人形がスライディングしてくるわ、アニキたちがコブラツイストとか卍固めとかかけてくるわで、彼女といちゃつく暇もなかった。
ここで故障している人間サウンドシステムにいたっては爆音で「ミカちゃんの彼氏(仮)」とか言ってみんなの受けを取りやがって。誰が「(仮)」だよ。そこは(仮)つかないところだから。
当分は起きないであろう粗大ごみ3点セットはそのままにして、中庭に降りて顔を洗い、歯を磨く。
後ろから「おはよ」と声がかかる。
昨晩いちゃつきたかった相手が歯ブラシ片手ににっこり笑っている。
「いつもどおりだったね」
「うん、いつもどおりの悪夢だった」
「チュウジくん、大胆だったよね。壁ドンだよ、壁ドン。あの子、いつの間にかサッちゃんより背が高くなってるから、彼女も真っ赤になってた」
「ああ、俺を差し置いて先に進もうとしやがって」
「壁ドンしたことあるでしょ」
「ははは」
「でも、誰も欠けずに大騒ぎできてよかったよ」
身支度を整えた後、厨房から沸かしたお茶をもってくる。中庭で他愛も無い会話を楽しみながら、二人きりのささやかなお茶会をする。しばらくするとサチさんとナナ先輩が降りてくる。
「ここからは女子会だから」
「ごめんね、またあとでね」
お茶会から追い出された俺は薬師の店に二日酔いに効く薬を買いに行く。
そろそろ頭痛とともに目覚めたやつらが苦しんでいる頃だろう。
高く売りつけてやろうかしら。
◆◆◆
3つのパーティーは破損した装備を修理したり、新しいものと取り替えながら、数日の休養を取った。
俺は新しい剣を買った。やはり片刃の長剣だ。
ただし、片手で振り抜きやすいように柄の長さは以前よりも短いものを選んだ。
俺たちは先に中層に進んでいるタダミたちから地図を買った。
買ったというか写させてもらった。
木版でも活版でもいいから印刷技術があれば良いのだが、それはこの世界には存在しない。
技術的に無理というより需要がないから誰もやらないというのがどうも真相のようだ。
たとえば、大穴中層の地図なんてその最たるものだ。
そもそもそこまで行こうという無鉄砲なやつは少ないし、無鉄砲かつ実力が伴っているやつはさらに少ない。
そのような少数派のために木版印刷の地図なんて作ってもくたびれもうけの骨折り損。誰もやらない。
だから、地図を扱う商店で手書きの地図を購入するか、買ったやつから写させてもらうかしか手はない。
もちろん、自分たちで1つ1つマッピングするというのもありなんだろうが、情報に払う金を惜しんで危険な目にあいたくない。
中層の空気に慣れてきたタダミたちは下層を狙うという。
新しく大穴探索をはじめたタケイ隊は上層を軽く見て回るところからはじめる。
危険生物退治はおわり、探索稼業が始まる。
◆◆◆
「あたりがぼんやりと光っていて、なんか幻想的ですね」
サチさんは足元の苔をすこし手に取り、それを確かめながら言う。
大穴上層部北東の暗い森を抜けていくと、端のほうに狭い坂道がある。
この坂道を降っていくと中層だ。
俺たちは暗い森を足早に抜け、中層にはじめて降りてきたところだ。
外からの光が指す上層とは異なり、中層には光が差し込まない。
しかし、あたりに生える光る苔のおかげで常にうすぼんやりとした明るさを保っている。
「ここからは時間の感覚がなくなってくるからな。無理をせずに休めるときに休んでいかないとダメだぞ」
今回ここまで一緒に来たタダミが言う。
時間の感覚がなくなると休む時間も決めづらいんじゃないかと聞くと、「俺の腹時計は正確だからな」と自慢をする。
まぁ、明るさで時間を計れないならば、腹時計に頼るのも手かもしれない。
「先輩」のことばは大切にする。
下っていったあたりは階段キャンプ場と呼ばれている。
ここまで下ってきたのは坂道で階段ではないし、ここにキャンプ場が存在してバーベキューができるわけでもないが階段キャンプ場と呼ばれている。
危険な生物に遭遇することがないので、ここでキャンプをはる探索隊が多い。それが名の由来だそうだ。
階段キャンプ場の南の方には大きな洞窟が見える。
この大洞窟こそが下層へ抜ける洞窟であるのだが、その間にはただ「地底湖」とだけ呼ばれる大きな湖が横たわり、行く手を塞ぐ。
かつてグラティア・エローリス王国軍がこの湖に船を浮かべたことがあった。
船は地底湖に棲む危険生物の攻撃を受け沈没し、甚大な被害を出すだけに終わった。
この事件やこの先にある妖かし鉱山で起こった事件以降、王国軍は軍による探索を取りやめ、探索家たちから分け前をはねる方向に舵を切ったらしい。
では、下層へ抜ける洞窟にはどのようにしてむかえば良いのか。
階段キャンプ状から西に向かうと湖底をくぐり抜けることの出来るトンネルというか地下迷宮があるのだそうだ。
そこを通り抜け対岸に出て今度は東に向かうと「古代都市」と呼ばれる廃墟群がある。
ここを通り抜けたところでようやく下層へと続く道にアクセスできる。
「遠くだけど、対岸に見える距離なのにな」
「そう簡単にいかないものですよ。だからこそ、まだ中層には遺物も多く眠っているわけでしょう」
サゴさんとそんな会話をしながら俺はテントをはる。片手でも結構なんでも出来るようになるとは我ながら器用なものだ。
◆◆◆
「あまり、湖の方に近づくなよ、このあたりはシロワニが出るからな」
翌朝、歩いている最中タダミが注意してくれる。
西へ向かう道程、南の湖近くには湿地帯が広がる。
この湿地帯あたりにシロワニという大きなワニ、その名の通り白いやつが出るのだそうだ。
人食いブタほどでないにしても危険な生物だそうだ。
遠くからモリでも打ち込めるのならばともかく湿地帯でこいつと近接戦闘に入るのは自殺行為らしい。
このワニの皮はけっこうな高値で売れるらしいが、危険に見合った高さというほどでもない。
左手もなくしたくなければ変な考えを起こすなよとはタダミの忠告だ。
西へ半日ほど歩いたあたりでタダミが立ち止まる。
「お前たちが見に行きたいと言っていた妖かし鉱山はこの北だ。俺たちは南の暗いトンネルに向かうから、ここでお別れだ」
俺たちはタダミたちに例を言い、お互いの帰着予定日を改めて確認をする。
どちらかが戻らなかった場合は、複数パーティーを率いて捜索するという約束を交わしている。
「じゃあ、10日後、カレー食って騒ごうぜ」
「お前には試作メニューの幼虫カレーうどんを食わしてやるから楽しみにしてろよ」
タダミはうぇっと言って南へと歩いて行く。
翌朝はいつものようにゲロまみれになった落ち武者と呪いの人形とともに朝を迎える。
今回はおまけで騒音製造機がついてきたので、落ち武者と呪いの人形の間に放り込んでおいた。
落ち武者と呪いの人形が真ん中に鎮座する音波攻撃ロボットのうなるようないびきで苦悶の表情をむかえるのが心地よい。
いっつもいつも散々騒いだ挙げ句に先に酔いつぶれやがって。
俺は夜空の下で「君の瞳に乾杯」とかやりたかったんだよ。
それを落ち武者がフライングボディプレスしてくるわ、呪いの人形がスライディングしてくるわ、アニキたちがコブラツイストとか卍固めとかかけてくるわで、彼女といちゃつく暇もなかった。
ここで故障している人間サウンドシステムにいたっては爆音で「ミカちゃんの彼氏(仮)」とか言ってみんなの受けを取りやがって。誰が「(仮)」だよ。そこは(仮)つかないところだから。
当分は起きないであろう粗大ごみ3点セットはそのままにして、中庭に降りて顔を洗い、歯を磨く。
後ろから「おはよ」と声がかかる。
昨晩いちゃつきたかった相手が歯ブラシ片手ににっこり笑っている。
「いつもどおりだったね」
「うん、いつもどおりの悪夢だった」
「チュウジくん、大胆だったよね。壁ドンだよ、壁ドン。あの子、いつの間にかサッちゃんより背が高くなってるから、彼女も真っ赤になってた」
「ああ、俺を差し置いて先に進もうとしやがって」
「壁ドンしたことあるでしょ」
「ははは」
「でも、誰も欠けずに大騒ぎできてよかったよ」
身支度を整えた後、厨房から沸かしたお茶をもってくる。中庭で他愛も無い会話を楽しみながら、二人きりのささやかなお茶会をする。しばらくするとサチさんとナナ先輩が降りてくる。
「ここからは女子会だから」
「ごめんね、またあとでね」
お茶会から追い出された俺は薬師の店に二日酔いに効く薬を買いに行く。
そろそろ頭痛とともに目覚めたやつらが苦しんでいる頃だろう。
高く売りつけてやろうかしら。
◆◆◆
3つのパーティーは破損した装備を修理したり、新しいものと取り替えながら、数日の休養を取った。
俺は新しい剣を買った。やはり片刃の長剣だ。
ただし、片手で振り抜きやすいように柄の長さは以前よりも短いものを選んだ。
俺たちは先に中層に進んでいるタダミたちから地図を買った。
買ったというか写させてもらった。
木版でも活版でもいいから印刷技術があれば良いのだが、それはこの世界には存在しない。
技術的に無理というより需要がないから誰もやらないというのがどうも真相のようだ。
たとえば、大穴中層の地図なんてその最たるものだ。
そもそもそこまで行こうという無鉄砲なやつは少ないし、無鉄砲かつ実力が伴っているやつはさらに少ない。
そのような少数派のために木版印刷の地図なんて作ってもくたびれもうけの骨折り損。誰もやらない。
だから、地図を扱う商店で手書きの地図を購入するか、買ったやつから写させてもらうかしか手はない。
もちろん、自分たちで1つ1つマッピングするというのもありなんだろうが、情報に払う金を惜しんで危険な目にあいたくない。
中層の空気に慣れてきたタダミたちは下層を狙うという。
新しく大穴探索をはじめたタケイ隊は上層を軽く見て回るところからはじめる。
危険生物退治はおわり、探索稼業が始まる。
◆◆◆
「あたりがぼんやりと光っていて、なんか幻想的ですね」
サチさんは足元の苔をすこし手に取り、それを確かめながら言う。
大穴上層部北東の暗い森を抜けていくと、端のほうに狭い坂道がある。
この坂道を降っていくと中層だ。
俺たちは暗い森を足早に抜け、中層にはじめて降りてきたところだ。
外からの光が指す上層とは異なり、中層には光が差し込まない。
しかし、あたりに生える光る苔のおかげで常にうすぼんやりとした明るさを保っている。
「ここからは時間の感覚がなくなってくるからな。無理をせずに休めるときに休んでいかないとダメだぞ」
今回ここまで一緒に来たタダミが言う。
時間の感覚がなくなると休む時間も決めづらいんじゃないかと聞くと、「俺の腹時計は正確だからな」と自慢をする。
まぁ、明るさで時間を計れないならば、腹時計に頼るのも手かもしれない。
「先輩」のことばは大切にする。
下っていったあたりは階段キャンプ場と呼ばれている。
ここまで下ってきたのは坂道で階段ではないし、ここにキャンプ場が存在してバーベキューができるわけでもないが階段キャンプ場と呼ばれている。
危険な生物に遭遇することがないので、ここでキャンプをはる探索隊が多い。それが名の由来だそうだ。
階段キャンプ場の南の方には大きな洞窟が見える。
この大洞窟こそが下層へ抜ける洞窟であるのだが、その間にはただ「地底湖」とだけ呼ばれる大きな湖が横たわり、行く手を塞ぐ。
かつてグラティア・エローリス王国軍がこの湖に船を浮かべたことがあった。
船は地底湖に棲む危険生物の攻撃を受け沈没し、甚大な被害を出すだけに終わった。
この事件やこの先にある妖かし鉱山で起こった事件以降、王国軍は軍による探索を取りやめ、探索家たちから分け前をはねる方向に舵を切ったらしい。
では、下層へ抜ける洞窟にはどのようにしてむかえば良いのか。
階段キャンプ状から西に向かうと湖底をくぐり抜けることの出来るトンネルというか地下迷宮があるのだそうだ。
そこを通り抜け対岸に出て今度は東に向かうと「古代都市」と呼ばれる廃墟群がある。
ここを通り抜けたところでようやく下層へと続く道にアクセスできる。
「遠くだけど、対岸に見える距離なのにな」
「そう簡単にいかないものですよ。だからこそ、まだ中層には遺物も多く眠っているわけでしょう」
サゴさんとそんな会話をしながら俺はテントをはる。片手でも結構なんでも出来るようになるとは我ながら器用なものだ。
◆◆◆
「あまり、湖の方に近づくなよ、このあたりはシロワニが出るからな」
翌朝、歩いている最中タダミが注意してくれる。
西へ向かう道程、南の湖近くには湿地帯が広がる。
この湿地帯あたりにシロワニという大きなワニ、その名の通り白いやつが出るのだそうだ。
人食いブタほどでないにしても危険な生物だそうだ。
遠くからモリでも打ち込めるのならばともかく湿地帯でこいつと近接戦闘に入るのは自殺行為らしい。
このワニの皮はけっこうな高値で売れるらしいが、危険に見合った高さというほどでもない。
左手もなくしたくなければ変な考えを起こすなよとはタダミの忠告だ。
西へ半日ほど歩いたあたりでタダミが立ち止まる。
「お前たちが見に行きたいと言っていた妖かし鉱山はこの北だ。俺たちは南の暗いトンネルに向かうから、ここでお別れだ」
俺たちはタダミたちに例を言い、お互いの帰着予定日を改めて確認をする。
どちらかが戻らなかった場合は、複数パーティーを率いて捜索するという約束を交わしている。
「じゃあ、10日後、カレー食って騒ごうぜ」
「お前には試作メニューの幼虫カレーうどんを食わしてやるから楽しみにしてろよ」
タダミはうぇっと言って南へと歩いて行く。
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