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第2部2章 草原とヒト
076 家畜泥棒
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3度めの仕事の往路は何事もなかった。
1度目の往路、2度めの復路のようにゴブリンに襲撃されることもなかった。
何もない護衛が一番である。
俺は最初の護衛任務で出会った先輩の1人、「抜かずの」という異名をもつアロさんを思い出す。
幸か不幸か、彼らとは再会していない。
俺たちは、彼の友人で仕事仲間、そして俺たちにとってもいい先輩だったトマ隊と戦闘になり、結果として彼らの命を奪った。
そのことを報告し謝りたいと思いつつも、反応が怖いから会いたくない。
いや、戦闘になったのだから、しょうがなかった。
でも、選択の結果として、人に嫌われること、拒絶されることをしてしまった。俺はそれを認めるのが怖いだけなのだろう。
俺はどうしようもなく卑怯で自己中心的な人間だ。
でも、それを口に出すと、俺の悔恨の底なし沼に大事な仲間を引きずり込んでしまうから、俺は黙っている。
今となっては見慣れたソのキャンプが見えてくる。
ウシの糞で塗り固めたという小さな小屋がまばらに建っている。
「ソナソニジランダ、おまえ、また来たのか」
マッチョなじいさん、チュオさんが俺たちを出迎えてくれた。
俺は両手をひろげて彼に親愛の情を示す。
チュオさんは俺を無視して、ミカのことを抱きあげて優しい言葉をかける。
「ソマソよ、よく来たな」
ソの人々は肉体的な強さを尊ぶ。
最初の訪問のときに絡んできたソの男性を持ち上げて放り投げたミカは大人気である。
◆◆◆
ソのキャンプにいる間は基本自由にしていて良い。
ここで雇い主の商人を襲う者はいない。
「暇ならば、ウシを見張れ」
チュオじいさんの命令で俺たちは今日は冬の放牧地でじいさんとその孫で共通語を喋れるジョク、ヨル、ラーン、グワンという若者と番をしている。
聞き取りをしたいというチュウジとサチさんはキャンプに残ったので、ここにいるのは俺とミカとサゴさんの3人である。
茶色く長い毛におおわれた「ウシ」は俺たちの知っているそれとは異なり、頭頂部から鼻先まで角のようなものに覆われている。まるでヘルメットをかぶっているようである。たまにウシ同士がガツンガツンと角におおわれた頭をぶつけあっている。あのもふもふには触りたいが、いかつい頭でぶつかられるのは怖い。
そんなことを考えてビクビクしていたら、チュオじいさんに見透かされたのか、大笑いされた。
放牧も俺の考えているものとは異なった。
ただの放牧にも関わらず2人は革張りの大盾に長弓、弓で武装しているからだ。
軽装で行っても良いですかと俺が聞いたら、チュオじいさんは無言で俺の頭をひっぱたいた。
「たまに家畜泥棒が来るから、ちゃんと鎧をつけたほうが良い」
じいさんはそう言っているとジョクが通訳してくれる。
最初からそう言ってくれよ、いきなり叩くとかやめてくれよとは思うが不思議と俺はこのじいさんを嫌いになれない。
そして、実際のところ、彼の忠告は正しかったのである。
この日、家畜泥棒が出たからである。
矢が放たれる音がヒュンっとなってチュオじいさんが倒れる。
見ると、遠くから8人の男がやってくる。
「オークだ。家畜を盗みに来た。追い払うぞ」
ジョクが平然と言い放つと盾と槍をかまえる。
その横ではこれまた平然とヨルがじいさんの肩に突き刺さった矢を折って短くすると布でしばって止血をする。
矢が刺さったチュオじいさんもやはり平然としている。
戦闘民族かよという落ち着きっぷりである。
こちらに向かってくるオークは灰褐色の肌、革の兜の下からのぞく顔や半裸の体には白い染料で化粧がほどこされている。
筋骨隆々の体に小さな頭、口を開けた時に犬歯がやや発達していることと、耳がやや尖っていることを除けば、俺たちと大差ない容貌だ。
肌の色や体つきに関してはソとよく似ている。というか、チュオじいさんを彼らの横に並べてオークの長老とか言っても違和感はなさそうである。
「ウシの後ろに隠れろ。あいつらもオレたちもウシは傷つけない」
グワンがウシの影から声をかける。
「近づいてきたら、武器で殴って、ソの力をわからせてやるんだ。ソナソニジランダ《小さいナニを恥じる男》」
ラーンが俺をちょっと恥ずかしい名前で呼ぶ。
ここで活躍したら、俺の恥ずかしい名前が変わったりするのかしら。
どうでも良いことを考えてしまう。
戦いは血生臭くも、どこか牧歌的なものだった。
牧歌的な雰囲気をまといながらも、殺意に満ちているともいえる。
8人のオークは弓を肩にかけると、槍と盾を構える。
1人のオークがなにか口上のようなものを述べている。
飛び出そうとしたら、チュオじいさんが片手とは思えないすごい力で俺をひきとめる。
「あいつが喋り終わるのを待て。そのあと、思う存分殺せ」
ジョクが俺たちに言う。
口上が終わる。
ジョクがゴーサインを出す。
「思う存分戦え。いくら殺してもかまわない」
8対8の戦いがはじまる。
3人で固まる俺たち部外者にオークは4人差し向けてくる。
俺たちのほうが与し易いと考えて、こちらを先につぶす算段だろうか。
残りの4人はチュオじいさんの4人の孫が引き受けた。
肩をやられたじいさんは少し後ろで大きな盾を地面に突き刺して待機している。
突進してくる4人のオークに向かって、サゴさんが酸のブレスを吐く。
大盾に隠れていない部分を酸に焼かれて一瞬ひるむオークたちに俺とミカが突進する。
俺の金砕棒が1人のオークの盾を叩き割る。
盾を叩き割られたオークがほぼ同時に放った突きが俺の脇腹をかすめる。
お互い次の一撃を狙いつつ離れた矢先に俺に対峙しているオークの胸に槍が突き刺さり、どうと倒れる。
後方からの投槍、おそらくチュオじいさんだろう。
振り返らずに3人を引き受けているミカとサゴさんのもとに向かう。
盾を振り回すミカの横でサゴさんは新しく買った武器を振り回している。
◆◆◆
「シカタくん、戦斧やめちゃったでしょ。こういう武器があれば、作業にも使えるし」
そう言って彼が見せてくれた武器は長い柄の片側にスコップ、もう片側に半月状の刃がついたものだった。
「盾はね、背中に背負っておこうと思うんです」
宿で奇妙な武器を両手で持ち、背中に盾を背負ってみせた彼の頭頂部がキラリと光るのを見て、サチさんがぐふっと呻いたのをおぼえている。
四大奇書のうちの1冊の登場人物(そして、その日本的イメージ)にそっくりな姿となってしまった彼を見て、サゴさんを除く4人はあれはツッコミ待ちなのではないかと激論を交わしたものである。
ちなみに結論はまだ出ていない。
◆◆◆
ともあれ、スコップとはいえ刃がついているものと半月の刃を相互に繰り出しながら、ぶんぶんと攻撃するサゴさんはオークを押し込んでいる。
サゴさんの攻撃に気を取られたオークをミカがメイスで殴り倒したところで、オークの1人が叫ぶ。
それを機にオークたちはすーっと後退していった。
メイスで殴られたオークも致命傷ではなかったようで、別のオークに肩を借りて去っていく。
「追撃する必要はない」
ジョクが俺たちに告げる。
戦いのあとにはオークが2人、人が1人倒れていた。
俺たちはオークの死体2つとチュオじいさんの孫の1人ヨルの亡骸をウシの背中にくくりつけ、集落に戻った。
知り合いの死に動揺する俺たちに比べ、彼らは驚くほど冷静だった。
1度目の往路、2度めの復路のようにゴブリンに襲撃されることもなかった。
何もない護衛が一番である。
俺は最初の護衛任務で出会った先輩の1人、「抜かずの」という異名をもつアロさんを思い出す。
幸か不幸か、彼らとは再会していない。
俺たちは、彼の友人で仕事仲間、そして俺たちにとってもいい先輩だったトマ隊と戦闘になり、結果として彼らの命を奪った。
そのことを報告し謝りたいと思いつつも、反応が怖いから会いたくない。
いや、戦闘になったのだから、しょうがなかった。
でも、選択の結果として、人に嫌われること、拒絶されることをしてしまった。俺はそれを認めるのが怖いだけなのだろう。
俺はどうしようもなく卑怯で自己中心的な人間だ。
でも、それを口に出すと、俺の悔恨の底なし沼に大事な仲間を引きずり込んでしまうから、俺は黙っている。
今となっては見慣れたソのキャンプが見えてくる。
ウシの糞で塗り固めたという小さな小屋がまばらに建っている。
「ソナソニジランダ、おまえ、また来たのか」
マッチョなじいさん、チュオさんが俺たちを出迎えてくれた。
俺は両手をひろげて彼に親愛の情を示す。
チュオさんは俺を無視して、ミカのことを抱きあげて優しい言葉をかける。
「ソマソよ、よく来たな」
ソの人々は肉体的な強さを尊ぶ。
最初の訪問のときに絡んできたソの男性を持ち上げて放り投げたミカは大人気である。
◆◆◆
ソのキャンプにいる間は基本自由にしていて良い。
ここで雇い主の商人を襲う者はいない。
「暇ならば、ウシを見張れ」
チュオじいさんの命令で俺たちは今日は冬の放牧地でじいさんとその孫で共通語を喋れるジョク、ヨル、ラーン、グワンという若者と番をしている。
聞き取りをしたいというチュウジとサチさんはキャンプに残ったので、ここにいるのは俺とミカとサゴさんの3人である。
茶色く長い毛におおわれた「ウシ」は俺たちの知っているそれとは異なり、頭頂部から鼻先まで角のようなものに覆われている。まるでヘルメットをかぶっているようである。たまにウシ同士がガツンガツンと角におおわれた頭をぶつけあっている。あのもふもふには触りたいが、いかつい頭でぶつかられるのは怖い。
そんなことを考えてビクビクしていたら、チュオじいさんに見透かされたのか、大笑いされた。
放牧も俺の考えているものとは異なった。
ただの放牧にも関わらず2人は革張りの大盾に長弓、弓で武装しているからだ。
軽装で行っても良いですかと俺が聞いたら、チュオじいさんは無言で俺の頭をひっぱたいた。
「たまに家畜泥棒が来るから、ちゃんと鎧をつけたほうが良い」
じいさんはそう言っているとジョクが通訳してくれる。
最初からそう言ってくれよ、いきなり叩くとかやめてくれよとは思うが不思議と俺はこのじいさんを嫌いになれない。
そして、実際のところ、彼の忠告は正しかったのである。
この日、家畜泥棒が出たからである。
矢が放たれる音がヒュンっとなってチュオじいさんが倒れる。
見ると、遠くから8人の男がやってくる。
「オークだ。家畜を盗みに来た。追い払うぞ」
ジョクが平然と言い放つと盾と槍をかまえる。
その横ではこれまた平然とヨルがじいさんの肩に突き刺さった矢を折って短くすると布でしばって止血をする。
矢が刺さったチュオじいさんもやはり平然としている。
戦闘民族かよという落ち着きっぷりである。
こちらに向かってくるオークは灰褐色の肌、革の兜の下からのぞく顔や半裸の体には白い染料で化粧がほどこされている。
筋骨隆々の体に小さな頭、口を開けた時に犬歯がやや発達していることと、耳がやや尖っていることを除けば、俺たちと大差ない容貌だ。
肌の色や体つきに関してはソとよく似ている。というか、チュオじいさんを彼らの横に並べてオークの長老とか言っても違和感はなさそうである。
「ウシの後ろに隠れろ。あいつらもオレたちもウシは傷つけない」
グワンがウシの影から声をかける。
「近づいてきたら、武器で殴って、ソの力をわからせてやるんだ。ソナソニジランダ《小さいナニを恥じる男》」
ラーンが俺をちょっと恥ずかしい名前で呼ぶ。
ここで活躍したら、俺の恥ずかしい名前が変わったりするのかしら。
どうでも良いことを考えてしまう。
戦いは血生臭くも、どこか牧歌的なものだった。
牧歌的な雰囲気をまといながらも、殺意に満ちているともいえる。
8人のオークは弓を肩にかけると、槍と盾を構える。
1人のオークがなにか口上のようなものを述べている。
飛び出そうとしたら、チュオじいさんが片手とは思えないすごい力で俺をひきとめる。
「あいつが喋り終わるのを待て。そのあと、思う存分殺せ」
ジョクが俺たちに言う。
口上が終わる。
ジョクがゴーサインを出す。
「思う存分戦え。いくら殺してもかまわない」
8対8の戦いがはじまる。
3人で固まる俺たち部外者にオークは4人差し向けてくる。
俺たちのほうが与し易いと考えて、こちらを先につぶす算段だろうか。
残りの4人はチュオじいさんの4人の孫が引き受けた。
肩をやられたじいさんは少し後ろで大きな盾を地面に突き刺して待機している。
突進してくる4人のオークに向かって、サゴさんが酸のブレスを吐く。
大盾に隠れていない部分を酸に焼かれて一瞬ひるむオークたちに俺とミカが突進する。
俺の金砕棒が1人のオークの盾を叩き割る。
盾を叩き割られたオークがほぼ同時に放った突きが俺の脇腹をかすめる。
お互い次の一撃を狙いつつ離れた矢先に俺に対峙しているオークの胸に槍が突き刺さり、どうと倒れる。
後方からの投槍、おそらくチュオじいさんだろう。
振り返らずに3人を引き受けているミカとサゴさんのもとに向かう。
盾を振り回すミカの横でサゴさんは新しく買った武器を振り回している。
◆◆◆
「シカタくん、戦斧やめちゃったでしょ。こういう武器があれば、作業にも使えるし」
そう言って彼が見せてくれた武器は長い柄の片側にスコップ、もう片側に半月状の刃がついたものだった。
「盾はね、背中に背負っておこうと思うんです」
宿で奇妙な武器を両手で持ち、背中に盾を背負ってみせた彼の頭頂部がキラリと光るのを見て、サチさんがぐふっと呻いたのをおぼえている。
四大奇書のうちの1冊の登場人物(そして、その日本的イメージ)にそっくりな姿となってしまった彼を見て、サゴさんを除く4人はあれはツッコミ待ちなのではないかと激論を交わしたものである。
ちなみに結論はまだ出ていない。
◆◆◆
ともあれ、スコップとはいえ刃がついているものと半月の刃を相互に繰り出しながら、ぶんぶんと攻撃するサゴさんはオークを押し込んでいる。
サゴさんの攻撃に気を取られたオークをミカがメイスで殴り倒したところで、オークの1人が叫ぶ。
それを機にオークたちはすーっと後退していった。
メイスで殴られたオークも致命傷ではなかったようで、別のオークに肩を借りて去っていく。
「追撃する必要はない」
ジョクが俺たちに告げる。
戦いのあとにはオークが2人、人が1人倒れていた。
俺たちはオークの死体2つとチュオじいさんの孫の1人ヨルの亡骸をウシの背中にくくりつけ、集落に戻った。
知り合いの死に動揺する俺たちに比べ、彼らは驚くほど冷静だった。
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