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第1部2章 捜索任務
039 おとり作戦
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奥からチュウジが戻ると、俺は先ほど思いついたことを話し出す。
「チュウジも奥行って実感したと思うけど、ここ、地面柔らかいじゃん?」
チュウジがうなずく。
「ミカさんのアイデアでは頭を罠で押さえたらどうかということだったよね?」
「うん」
「しかし、首をくくるためには跳ね上げ式でないといけない、でしたよね」
「そう、でも、ここは地面が柔らかい。落とし穴に落とすんではなくて、俺たちが穴に落ちてやるってのはどうかな?」
「と言うと……?」
チュウジが怪訝な顔をする。
「ヤマバシリが罠に首突っ込んだ時に下方向に力をかけてやれば良い。穴を掘って、相手が首を突っ込んできた時に、そこに輪っかにつながる紐持って飛び降りたら、輪っかが締まるんじゃないかな?」
「うまくはまればそこで集中攻撃をかければ良いということか。うまくいかなくても、洞窟の中に入り込まれるわけではないから、少なくともその場で崩れて全滅はしないということで良いな」
「ああ、そんな感じだ。どうかな?」
「他に方策がない以上試してみるしかありませんね」
サゴさんの一言に他の2人も首を縦にふった。
「スコップがなくても、俺たちにはこれがある」
俺は最初の任務のときに使っていた斧と今回新たに買った戦斧を見せる。これだったら、スコップがわりになるだろう。
「貧乏で剣が買えなかったおかげですね」
「ええ、貧乏万歳ですよ」
俺はサゴさんに笑って答える。
この2つの斧を使って交代で穴を掘ることにした。
穴は入り口より少し中側に掘ること、下手に入口近くに掘って洞窟の入り口を拡げてしまっては元も子もない。
掘る際には、無理せずこまめに交代し、体力を温存することにした。
すでに体力が落ちきっているサチさんとナナちゃんには休んでいてもらう。
「なんか小さい頃、海水浴場で砂遊びしてたの思い出すな」
一緒に穴を掘っていた時にミカがつぶやく。
「うまくいったら、帰りにこの穴にチュウジ埋めてこっか?」
地面につきさした戦斧に体重をかけて地面に押し込みながら、俺は答える。
「こら、バカなこと言わないの」
「こういう作業してるときはバカな話が一番なんだよ。ていうか、バカは俺の特性ですから。多分、隠し技能でバカってのがついてんだよ、俺」
俺のくだらない冗談にミカはくすくす笑ってくれる。笑ってもらえると、すごく嬉しい。だから、ついつい調子に乗ってしまう。
「ほんと、バカだなぁ。でも、笑わせてくれるとこ、素敵だよ」
この子はストレートに言葉を放ってくることがよくある。俺はドキドキするとついふざけたふりをしてしまう。
「あ、その言葉、もう一度お願いできるでしょうか」
「本日のデレタイムは終了しました」
「そこをなんとか……」
「終了しましたっ」
アンコールには応じてもらえないらしい。
こういう感じでだらだらと穴を掘り、飯を食い、各人、見ないふり、聞かないふりをして奥に入り……3日が過ぎた。
「穴は完成した」
「くくり罠も一応完成したぞ。ここを引っ張ると……」
「すごいね、チュウジくん!」
「いや、皆も訓練所でロープの結び方は習ったであろう。習った結び方の1つにしか過ぎぬよ」
チュウジが珍しく謙遜している。
「さて、ここで不肖ジブン、シカタめが役割分担というか作戦遂行について説明をし、僭越ながら各人の役割について提案というか決定させていただきます」
「必要なのはおとり役が1名、他は補助役となります。至ってシンプルでございます」
緊張して、自分の言葉遣いが妙になっているのがわかる。
「いくら全体重かけて罠を引っ張ったとしても、大型生物との力の差は相当なものでしょう。だから、補助役は相手を押さえるだけの力が必要となります」
ツバを飲み込む。ツバが喉にひっかかってうまく飲み込めない気がする。
「したがって、パーティー一番の力持ちのミカさん、ブレスで相手をひるませられるサゴさん、中2病的必殺技名を叫んで相手のスタミナを奪うチュウジくんが補助役として必要になります」
「じゃあ、シカタくんは……?」
ミカの顔を見てようやく緊張がほぐれる。
「俺がおとり役。補助役は相手を制した後、そのままタコ殴りにする役割も兼務だから頼むよ」
「お前のようなウドの大木は森の木々にぶつかってうまく走れないだろう。だから……」
「だから、お前が走るって? お前、人の話聞いてないだろう。お前が中二病的な技名叫んでくれないと罠にかけても暴れて逃げられちゃうかもしれないだろ。待ち構えておいてもらわないと困るんだよ。それに今回、補助役として一番役に立たなさそうなの、俺だもん」
「サチさんとナナさんは負傷者が出た時に対応してもらうということでいいですね」
サゴさんがまとめてくれる。サチさんを前に出すわけには行かないし、ナナちゃんはすでに限界で戦力として数えられない。
「うすらハゲ」と罵られても、ちゃんと気遣うところが大人だ。俺だったら罵られたら、やり返しはしなくても相手のフォローをするところまでは到底できない。
「ということで作戦は明朝決行ということで、はい解散!みんな、くそしてねろ」
壁にもたれかかって目をつぶっていると、ミカが横に来た。
「シカタくん……」
俺は目をつぶったまま、答える。
「俺、帰ったら君に鼻血とまらないくらいすんごいお願いをするの楽しみにしてんだ」
「そうだよ。フラグクラッシャーくん。引くほどすごいお願いされたら、ちゃんと『ヘンタイ』って言ってほっぺたつねってあげるからね」
うん、生きて帰らないといけないよね。
翌朝、サゴさんにも声をかけておく。
「あの……サゴさん、洞窟の外でのこと、ありがとうございます」
「どうしたんですか?」
「いや、怒鳴ってもらわなかったら、俺もあそこで逃げられなくて死んじゃってたと思うんで」
「まぁ、そう思うなら、ちゃんと罠までヤマバシリを連れてきてくださいね」
チュウジが近づいてきて、手を差し出す。
「シカタよ、戻ってこい。我が自慢の罠の威力を見たいからな」
俺はチュウジの手を握って言う。
「当たり前よ。ちなみに俺、さっきがっつりう○こしてきたぜ」
「我も先ほどしっかりと出したぞ。ちなみに手に少しついておる」
文字通りのクソ野郎だわ、こいつは。
ニッと笑って、外の様子をうかがう。
武器はナイフ以外持っていかない。視界の確保と音が少しでもよく聞こえるようにと兜と面頬《めんぽお》だけは外すことにした。俺の剛毛よ、万が一クソ鳥についばまれても俺の頭を守ってくれよ。
「じゃあ、行ってきます。みんな、頼んだよ」
無理して平静を装って、にっこり笑って外に出た。
「チュウジも奥行って実感したと思うけど、ここ、地面柔らかいじゃん?」
チュウジがうなずく。
「ミカさんのアイデアでは頭を罠で押さえたらどうかということだったよね?」
「うん」
「しかし、首をくくるためには跳ね上げ式でないといけない、でしたよね」
「そう、でも、ここは地面が柔らかい。落とし穴に落とすんではなくて、俺たちが穴に落ちてやるってのはどうかな?」
「と言うと……?」
チュウジが怪訝な顔をする。
「ヤマバシリが罠に首突っ込んだ時に下方向に力をかけてやれば良い。穴を掘って、相手が首を突っ込んできた時に、そこに輪っかにつながる紐持って飛び降りたら、輪っかが締まるんじゃないかな?」
「うまくはまればそこで集中攻撃をかければ良いということか。うまくいかなくても、洞窟の中に入り込まれるわけではないから、少なくともその場で崩れて全滅はしないということで良いな」
「ああ、そんな感じだ。どうかな?」
「他に方策がない以上試してみるしかありませんね」
サゴさんの一言に他の2人も首を縦にふった。
「スコップがなくても、俺たちにはこれがある」
俺は最初の任務のときに使っていた斧と今回新たに買った戦斧を見せる。これだったら、スコップがわりになるだろう。
「貧乏で剣が買えなかったおかげですね」
「ええ、貧乏万歳ですよ」
俺はサゴさんに笑って答える。
この2つの斧を使って交代で穴を掘ることにした。
穴は入り口より少し中側に掘ること、下手に入口近くに掘って洞窟の入り口を拡げてしまっては元も子もない。
掘る際には、無理せずこまめに交代し、体力を温存することにした。
すでに体力が落ちきっているサチさんとナナちゃんには休んでいてもらう。
「なんか小さい頃、海水浴場で砂遊びしてたの思い出すな」
一緒に穴を掘っていた時にミカがつぶやく。
「うまくいったら、帰りにこの穴にチュウジ埋めてこっか?」
地面につきさした戦斧に体重をかけて地面に押し込みながら、俺は答える。
「こら、バカなこと言わないの」
「こういう作業してるときはバカな話が一番なんだよ。ていうか、バカは俺の特性ですから。多分、隠し技能でバカってのがついてんだよ、俺」
俺のくだらない冗談にミカはくすくす笑ってくれる。笑ってもらえると、すごく嬉しい。だから、ついつい調子に乗ってしまう。
「ほんと、バカだなぁ。でも、笑わせてくれるとこ、素敵だよ」
この子はストレートに言葉を放ってくることがよくある。俺はドキドキするとついふざけたふりをしてしまう。
「あ、その言葉、もう一度お願いできるでしょうか」
「本日のデレタイムは終了しました」
「そこをなんとか……」
「終了しましたっ」
アンコールには応じてもらえないらしい。
こういう感じでだらだらと穴を掘り、飯を食い、各人、見ないふり、聞かないふりをして奥に入り……3日が過ぎた。
「穴は完成した」
「くくり罠も一応完成したぞ。ここを引っ張ると……」
「すごいね、チュウジくん!」
「いや、皆も訓練所でロープの結び方は習ったであろう。習った結び方の1つにしか過ぎぬよ」
チュウジが珍しく謙遜している。
「さて、ここで不肖ジブン、シカタめが役割分担というか作戦遂行について説明をし、僭越ながら各人の役割について提案というか決定させていただきます」
「必要なのはおとり役が1名、他は補助役となります。至ってシンプルでございます」
緊張して、自分の言葉遣いが妙になっているのがわかる。
「いくら全体重かけて罠を引っ張ったとしても、大型生物との力の差は相当なものでしょう。だから、補助役は相手を押さえるだけの力が必要となります」
ツバを飲み込む。ツバが喉にひっかかってうまく飲み込めない気がする。
「したがって、パーティー一番の力持ちのミカさん、ブレスで相手をひるませられるサゴさん、中2病的必殺技名を叫んで相手のスタミナを奪うチュウジくんが補助役として必要になります」
「じゃあ、シカタくんは……?」
ミカの顔を見てようやく緊張がほぐれる。
「俺がおとり役。補助役は相手を制した後、そのままタコ殴りにする役割も兼務だから頼むよ」
「お前のようなウドの大木は森の木々にぶつかってうまく走れないだろう。だから……」
「だから、お前が走るって? お前、人の話聞いてないだろう。お前が中二病的な技名叫んでくれないと罠にかけても暴れて逃げられちゃうかもしれないだろ。待ち構えておいてもらわないと困るんだよ。それに今回、補助役として一番役に立たなさそうなの、俺だもん」
「サチさんとナナさんは負傷者が出た時に対応してもらうということでいいですね」
サゴさんがまとめてくれる。サチさんを前に出すわけには行かないし、ナナちゃんはすでに限界で戦力として数えられない。
「うすらハゲ」と罵られても、ちゃんと気遣うところが大人だ。俺だったら罵られたら、やり返しはしなくても相手のフォローをするところまでは到底できない。
「ということで作戦は明朝決行ということで、はい解散!みんな、くそしてねろ」
壁にもたれかかって目をつぶっていると、ミカが横に来た。
「シカタくん……」
俺は目をつぶったまま、答える。
「俺、帰ったら君に鼻血とまらないくらいすんごいお願いをするの楽しみにしてんだ」
「そうだよ。フラグクラッシャーくん。引くほどすごいお願いされたら、ちゃんと『ヘンタイ』って言ってほっぺたつねってあげるからね」
うん、生きて帰らないといけないよね。
翌朝、サゴさんにも声をかけておく。
「あの……サゴさん、洞窟の外でのこと、ありがとうございます」
「どうしたんですか?」
「いや、怒鳴ってもらわなかったら、俺もあそこで逃げられなくて死んじゃってたと思うんで」
「まぁ、そう思うなら、ちゃんと罠までヤマバシリを連れてきてくださいね」
チュウジが近づいてきて、手を差し出す。
「シカタよ、戻ってこい。我が自慢の罠の威力を見たいからな」
俺はチュウジの手を握って言う。
「当たり前よ。ちなみに俺、さっきがっつりう○こしてきたぜ」
「我も先ほどしっかりと出したぞ。ちなみに手に少しついておる」
文字通りのクソ野郎だわ、こいつは。
ニッと笑って、外の様子をうかがう。
武器はナイフ以外持っていかない。視界の確保と音が少しでもよく聞こえるようにと兜と面頬《めんぽお》だけは外すことにした。俺の剛毛よ、万が一クソ鳥についばまれても俺の頭を守ってくれよ。
「じゃあ、行ってきます。みんな、頼んだよ」
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