18 / 33
出題篇 □■□■君は
閑話 (2) 『◆一件の会話ログがあります◆』
しおりを挟む
【IRRATIIONAL】
はろー、げんきー?
【ECHO】
元気元気、ごめんねまたこんな時間に。
【IRRATIIONAL】
お、いっちょ前に気を使ってる(笑)
【ECHO】
うるさい、もう二度と言わないからな。
【IRRATIIONAL】
ごめんって(笑)
【ECHO】
まったく……
【IRRATIIONAL】
で、今日はどうしたの?
【ECHO】
んー、何があったってわけでもないんだけどさ。久しぶりに喋ろうかなと思って。
携帯触る暇なくて、日本に居た頃よりも随分とチャットする頻度も減ったしさ。
【IRRATIIONAL】
僕のことが恋しくなっちゃった的な?
やっぱり君がいなくちゃダメなんだ的な?!
【ECHO】
うるさいなぁ……テンション高過ぎ。また徹夜明けなの?
【IRRATIIONAL】
まぁそんな感じ(笑)
ところでさ、彼女とかできた?
【ECHO】
また唐突だね……できてないよ。そんな簡単にできるなら苦労しない。
【IRRATIIONAL】
できるなら、ね……
ふーん、作りたいとは思ってるんだ(笑)
【ECHO】
…………
【IRRATIIONAL】
好きな相手はいるんだ(笑)
【ECHO】
…………
【IRRATIIONAL】
ねぇ誰? 誰なの? どんな子なの?!
寮生活だもんね、密着してるもんね!
毎日毎日風呂上りの上気した頬とか
寝る前の気だるげな顔とか
元気いっぱいな顔も意気消沈している顔も
全部全部見られるわけだからそりゃ心惹かれる相手も出て来るよね!
くぅうううう羨ましいなぁこのこのぉ!
【ECHO】
…………
【IRRATIIONAL】
さぁさぁ今日は寝かさないぞ☆
君の想い人の事を事細かに聞いて把握して脳内保管して、その人物のキャラをイラストに描き上げて『ねぇ! みてみて、こんな感じ?!』って君に見せつけるまでは寝かさないぞ☆
【ECHO】がログアウトしました
【IRRATIIONAL】
(笑)
その全く容赦のない思い切りの良さ、嫌いじゃない(笑)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【全て見る】 【1-50】 【最新50】
はろー、げんきー?
【ECHO】
元気元気、ごめんねまたこんな時間に。
【IRRATIIONAL】
お、いっちょ前に気を使ってる(笑)
【ECHO】
うるさい、もう二度と言わないからな。
【IRRATIIONAL】
ごめんって(笑)
【ECHO】
まったく……
【IRRATIIONAL】
で、今日はどうしたの?
【ECHO】
んー、何があったってわけでもないんだけどさ。久しぶりに喋ろうかなと思って。
携帯触る暇なくて、日本に居た頃よりも随分とチャットする頻度も減ったしさ。
【IRRATIIONAL】
僕のことが恋しくなっちゃった的な?
やっぱり君がいなくちゃダメなんだ的な?!
【ECHO】
うるさいなぁ……テンション高過ぎ。また徹夜明けなの?
【IRRATIIONAL】
まぁそんな感じ(笑)
ところでさ、彼女とかできた?
【ECHO】
また唐突だね……できてないよ。そんな簡単にできるなら苦労しない。
【IRRATIIONAL】
できるなら、ね……
ふーん、作りたいとは思ってるんだ(笑)
【ECHO】
…………
【IRRATIIONAL】
好きな相手はいるんだ(笑)
【ECHO】
…………
【IRRATIIONAL】
ねぇ誰? 誰なの? どんな子なの?!
寮生活だもんね、密着してるもんね!
毎日毎日風呂上りの上気した頬とか
寝る前の気だるげな顔とか
元気いっぱいな顔も意気消沈している顔も
全部全部見られるわけだからそりゃ心惹かれる相手も出て来るよね!
くぅうううう羨ましいなぁこのこのぉ!
【ECHO】
…………
【IRRATIIONAL】
さぁさぁ今日は寝かさないぞ☆
君の想い人の事を事細かに聞いて把握して脳内保管して、その人物のキャラをイラストに描き上げて『ねぇ! みてみて、こんな感じ?!』って君に見せつけるまでは寝かさないぞ☆
【ECHO】がログアウトしました
【IRRATIIONAL】
(笑)
その全く容赦のない思い切りの良さ、嫌いじゃない(笑)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【全て見る】 【1-50】 【最新50】
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ルナール古書店の秘密
志波 連
キャラ文芸
両親を事故で亡くした松本聡志は、海のきれいな田舎町に住む祖母の家へとやってきた。
その事故によって顔に酷い傷痕が残ってしまった聡志に友人はいない。
それでもこの町にいるしかないと知っている聡志は、可愛がってくれる祖母を悲しませないために、毎日を懸命に生きていこうと努力していた。
そして、この町に来て五年目の夏、聡志は海の家で人生初のバイトに挑戦した。
先輩たちに無視されつつも、休むことなく頑張る聡志は、海岸への階段にある「ルナール古書店」の店主や、バイト先である「海の家」の店長らとかかわっていくうちに、自分が何ものだったのかを知ることになるのだった。
表紙は写真ACより引用しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/chara_novel.png?id=8b2153dfd89d29eccb9a)
俺の知らない大和撫子
葉泉 大和
キャラ文芸
松城高校二年三組に在籍する諏訪悠陽は、隣の席にいる更科茉莉のことを何も知らない。
何故なら、彼女は今年の四月に松城高校に転入して来たからだ。
長く綺麗な黒髪で、まるで大和撫子が現代に飛び出したような容姿をしている茉莉は、その美貌も重なって、瞬く間に学校中の人気者になった。
そんな彼女のせいで、悠陽の周りは騒がしくなってしまい、平穏な学校生活を送ることが出来なくなっていた。
しかし、茉莉が松城高校に転入してから三週間ほどが経った頃、あることをきっかけに、悠陽は茉莉の秘密を知ってしまう。
その秘密は、大和撫子のようなお淑やかな彼女からは想像が出来ないもので、彼女の与えるイメージとは全くかけ離れたものだった。
そして、その秘密のせいで更に悠陽は厄介事に巻き込まれることになり……?
(※こちらの作品は小説家になろう様にて同時連載をしております)
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる