サイライズの子供達

電動奥歯

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眠り

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アリスが崖から落ちて1ヶ月半が経った。
今日も俺はアリスの病室に来ていた

『アリス目を覚ましてくれよミーシャもオリビアも寂しがってるぞ』

その時アリスの指が少し揺れたが目を覚ますことは無かった。

病室にベティが入って来たあの事故から一度も話していない俺がベティを避けているからだ

『エルヴィンさん本当にすみませんでした!私がついていながらこの様な事になってしまい本当に!申し訳ございませんでした』

ベティは少し涙を見せながら深々と俺に頭を下げていた

『今回落ちたのは重症筋無力症の症状だと思う完全にお前に非があるって訳じゃないよ』

『...また来ます』

そう言ってベティは病室を出て行った

行き違いでルーカス大佐が来た

『普通は一人の子のために見舞いなんて来ないんだがな君とは色々関わりがあるからな』

『はいありがとうございます』

『そう落ち込むなこのままあと1ヶ月半経ったとしてもこの子はこのまま安静にさせとく様に私からも上官たちに伝える』

『そうゆう事じゃないでしょ!そのまま他の子供達が死んでいってアリスが目を覚ました時誰もいないなんて可哀想すぎるでしょ!?貴方だって上官なら仲間の死の苦しさくらい分かりますよね!?』

『...すまない』

『申し訳ございません頭に血がのぼりました今度この様な事は一切ない様にします』

『いや、構わない君も色々いっぱいいっぱいだろう今日のところは休みたまえ』

『はい、では失礼します』

俺は部屋に戻り椅子に座りこれからのことを考えた。

『本当にこのまま1ヶ月半アリスが目を覚さないまま計画が実行に移されアリス以外の子達が死んでしまったらどうしよう』

『よっエルヴィン』

『オリバーか何しに来た』

『今回の計画についてだ』

オリバーは椅子に座りいつもは見せない真面目な顔を見せた

『残り1ヶ月半で計画実行だったよな
ルーカス大佐が話をつけて2ヶ月まで伸ばしてくれたルーカス大佐のお兄さんがアイザック少将だったらしくてな』

『ほ、本当か!?』

『本当は一人の子供のために伸ばす事は出来ない勿論責任は取るエルヴィンお前も生命式時限爆弾手術、SGB手術をする、それが条件だどうする?』

俺は自分が死ぬことよりもアリスが悲しむ方がツラかっただから

『うける、俺は2ヶ月後死ぬ』

『...分かった伝えておく』

『そんなに暗い顔しないでくれよ!』

俺がオリバーに下手くそな笑顔でそういうとオリバーはいつもの明るいオリバーに戻った

『ばーか暗い顔なんてしてねぇよ2ヶ月後の計画で子供達以外に150人兵がついていくそこに俺もいる死ぬ時も一緒だぜ親友』

『おう』

食事の途中同期の
ローガン・クルーズと同席になった

『エルヴィン久しぶりだなお前SGB手術受けるらしいな』

『あぁ受けるさアリスの為だ』

『お前は一人のガキの為に自分の命を無駄にするのか?』

『あ?どうゆう意味だ?』

『お前忘れたのか?上官達はガキどもと話すなって言ってた、だがお前達は会話をし距離を縮めたそして星を見に行って事故にあったガキどもの責任だテメェが死ぬ必要はn』

俺はローガンが言い切る前にローガンを殴った

『お前は何も分かっていない!お前にありすよ何がわかる!』

その時ローガンの担当している
エマ・ロビンソンが止めに入った

『やめてください!ローガンさんを殴らないで!ローガンさんはただエルヴィンさんに死んでほしく無いだけなんです!さっきまでエルヴィンさんがSGB手術を受けるって聞いて泣いてたんです!』

『お、おま、それは言うな!』

『ローガン...』

『悪かった、このくらい言わないとお前は本当にSGB手術を受けると思って』

『ローガンお前俺の事を思って』

『エルヴィン頼む死なないでくれ今からでも、無かった事にできる!考え直してくれ!』

『無理だ!俺はアリスの為に死ぬ!』

ローガンはその事を聞いた瞬間アリスの病室の方へ走った。

『おい!アリス!起きろ!テメェが今起きないとエルヴィンが死んじまう!早く!目を覚ませクソガキ!』

俺が追いつく頃にはローガンは医者に取り押さえられていた。

ローガンは連れていかれる時にも

『エルヴィン死なないでくれ!』

そう言って連れていかれた

俺は部屋に戻りいつもアリスが本を読んでいた部屋の隅を見ていた。

『お前がいないと部屋が広すぎるよ』

すると部屋にオリビア、ミーシャが入って来た

『今日はアリスちゃんのベットで寝てもいい?』

アリスともう1ヶ月半も話していないからせめて
アリスのベットで寝たいらしい

『あぁ構わないぞ』

そして部屋の電気を消しオリビア、ミーシャはアリスのベットに入った

俺が目瞑っているとオリビアが話しかけていた

『ねぇエルヴィンSGB手術受けるって本当?』

『本当だぞ』

『それはアリスちゃんの為?』

『そうだ』

『すごいね私がエルヴィンだったら出来ないかも』

『そうか』

俺は少し冷たく接してしまった
今はアリスの事は出来るだけ考えたくないが
考えないといけない複雑な感情だった
そして俺は眠りについた
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