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二章 宝物捜索 編

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しろ、と言われて断ることは出来ない

それは俺が聖獣だから、命令に背けないだけなのか…
それとも行為が好きなのか、その何方かと問われると、きっと何方も含まれてると思う

拒否という選択肢は生まれないし、快楽主義者でもあるから、普通に行為も好きだ

『( 特に…クララが、どんな反応するか気になるし… )』

「 はっ…… 」

赤い舌先を態々晒してくれた筋ばった首筋へと滑らせ、丁寧にリップ音を立てて短い感覚で口付けを落として行き、シャツの釦を指で外し、筋肉質な胸板へと指先を滑らせる

「 …ん、…はぁー…… 」

『( クララって…まさか、受け? )』

抵抗することも無く、完全に受け身である様子に疑問を抱き、其の答えを探るべく肉厚な胸筋を揉んでから、指先で乳首を弾いてみる

「 フッ………ン… 」

密かに笑った彼が、目線だけ一度俺の方に向けたのに気付き視線をやれば、完全に逸らされた

『( まぁ、嫌なら…言うだろ )』

男しか居ないような海賊団なら、その辺のクルーを連れ込めばいいだろうに、それをしない理由とかあるのだろうか?

益々、クララの心境が分からなくて…
一つ一つを探るように身体に問い掛けて見ることにした

肌の色より多少濃い胸の飾りを弄っても、深い呼吸をしてる程度で反応してる雰囲気は無い

『( なら、舌? )』

舌先を首筋から胸板にかけて舐めて、そのまま胸の飾りに当て、一度絡めてから吸ってみる

「 …………… 」

『( めっちゃ無反応なんですけど…この人!乳首は好きじゃないってことな!なら、やっぱりフェラ? )』

男なら、それが好きだろうと身体を下げて
ピアスの付いた臍から下に向けて顔を寄せれば、それまで動かなかった彼の手は動き、俺の髪を掴んだ

「 見ても、何も言うなよ…… 」

『 ん?分かった…( パイパンとか?又は凄く生えてるとか?小さいとか? )』

止めて密かに告げた彼に、何かしらのコンプレックスは有るのだと察すれば、特にそれを笑うつもりも無い為に、ズボンのベルトに触れ金具を外してから、ズボンを下げた

『( まだ膨らんでないし……いや、違う… )』

俺に合わせて腰を上げた彼の下半身を眺め、膨らみのない下着を見た後に、ある事に気付けば、余り顔色を変えないよう気をつけてから、下着も一緒に指に掛けてから脱がす

片脚を立てた彼の下半身を見て、何故クルーを誘わないか納得すれば、顔を寄せて舌先を当てる

「 はぁ、っ……ん… 」

『( 流石に反応してくれるか…。なら、いいや… )』

やっと腰を密かに揺らした彼に、気をよくする。

そう、ご立派な程にピアスが付いた陰茎へと愛撫を続けた

少し色褪せた刺繍の施されたシーツを掴み、時折俺の頭を太腿で挟んだり、閉じるのを止めるのを知り、舌は好きなんだと知る

「 ぁ、あぁ……いい…! 」

『 ん………… 』

主特有の嫌な気分にならない匂いと味

だから俺は、暴力を与えられても本気で反撃しようと思わなかったのだと改めて思う

溢れる先走りを舌で舐めとり、そのまま敏感な鈴口を軽く吸ったり舌先を当てれば、クララは頭を掴んでいた手に力が篭もる

「 ハァッ…、上手く……イかしてくれよ… 」

『 もち、ろん……。ご主人様の望みとあらば… 』

濡れた口元を舌なめずりをし、視線を向ければほんのりと頬を色付かせたクララとやっと視線が重なり、嬉しくなってからもう一度愛撫をする

今度は、態と卑劣な音を立てたり指も使い始めれば、彼の爪先はピンッと張って腰を反り上げる

「 っ~!は、っ、ッ……! 」

放った欲を溢す事なく飲み込んで下半身から顔を上げて、口元を手の甲で拭き、彼の様子を伺う

「 は……きつっ…… 」

吹き出すように汗をかいて、濡れた前髪を掻き上げる姿は、本当に格好いいと思う

『 止める…?それとも、続けていい? 』

「 あ?続けるって……何をだ? 」

俺より何でも知ってそうな雰囲気なのに、知らない事に少し驚くも、彼の事情からすれば仕方ないのかとも思う

だからこそ、自らの服を脱いでからオスらしい陰茎を掴んで見せれば、クララの視線は下半身に向けられた瞬間に目が点となった

「 は?聖獣って……性別無いんじゃ… 」

『 俺は特別。雄って性別があるけど…どうする? 』

「 ……どうする、って……? 」

普段のクララとは思えないぐらい、驚いてる様子はちょっと可笑しいけど、俺はオス

発散したい気分は、ある

『 明らかにクララっでハジメテ ゙だろ?だから…挿入してもいいかって、聞いてる 』

勃起してる陰茎を濡れた後孔へと押し当てれば、意味を理解した彼は目を見開き耳まで真っ赤に染まった

「 っ~……好きに…しろ… 」

『 じゃ……させてもらいます 』

「 …勝手に、しろ…… 」

許可を出したクララに、出来るだけ優しくしようと思って、彼の呼吸に合わせて挿入すれば、眉間に皺を寄せたのを見て身体を倒してから、頬に触れ唇へと舌先を当て、言葉を返す

『 爪立てていいから… 』

「 馬鹿にすんな、誰がそんな…女々しいことを…… 」

『 ふっ……まぁいいや、任せる 』

相変わらず口は悪いけど、両手を背中に回させた後にもう一度深く口付けを交わせば、彼は少しだけ腕に力が入った

『( 何で…女である事を隠してるかは知らないけど…。欲だけは、隠せないんだな… )』

そう、クララは……

だった

手術と思われる傷痕が残ってるのを…
誰かに見られたくはなかったのだろう

この世界は…俺が暮らしていた場所より、医療に関しては遅れてるからな…

魔法に頼りすぎだろ……

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